Poizon of rose

蜜×毒なイラストとかOJとか

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世間様にもっとPoser絵をひろめよう会

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那須高原で正月恒例のチャリティ色紙展覧会が開催された。

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参加費と売り上げが社会福祉協議会への寄付となる。
ものづくりを生業とするプロの作家だけでなく、一般の小学生や主婦の方やお年寄りまで横並びで参加できるというのがミソだ。
今の世の中はアートを発表する場が少ない。
何かを作っても発表する場所がなければ持続することは難しい。
そんな中、プロに混じってアマチュアの作品も並び、通りすがりの人が気に入ったら購入してくれる。しかもそれがチャリティとして慈善事業に貢献できるというシステムはとてもユニークだと思う。

会場には書道作品から絵画、イラスト、切り絵、アートフラワーなどさまざまな作品が並び‥‥並び‥‥おや?(わざとらしい)

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気になるブツがございますねえ、カメラさんちょっと寄ってみてください(小芝居)

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ふほほほ、そうです、今年も参加しました番犬所三人組が!
すごいですよー、三点ともあっという間に売れてしまいました!
特に話題を呼んだのが某博士のSuperflyレンダリング機能を駆使しまくった写真のようにリアルなイラスト。
「これ写真じゃないんですか?」
「いや写真でしょこれ?」
とさんざん確認されましたが写真ではありません。

あと某裏番長による超美麗キャラ三人組耽美絵に関しましては「この絵にはどのようなストーリーがあるのか!」とくいつかれまして、ええと麗しい男三人がイチャイチャしたり暴力行為に走ったり騙したりスカしたりヘタレたりしているような話だったような気がしましたが、詳しくは説明できませんでした‥‥。

コンピュータ・グラフィックというものがどういうものなのかはいまだ世間には認知されていない節がある。
しかし取り合えず「コンピュータを使って描いた絵」くらいには浸透してきたようだ。
実は会場に新聞の取材が来ていたのだが、そこで結構「どうやって描くんですか?」という質問を受けた。
「Poserを世間様に広める運動」を推進しておる自分は張り切ってあれこれ説明をしたが、中でも興味を持っていただけたのが

「実はこの3点、同じソフトを使って描いたものなんですよ」

という部分だった。
手で線を引くことが苦手な人でも、人物や背景を描くことができる、パースをきちんと取ることができる、等々の売り文句もだが、

「この写真にしか見えないイラストと、この美しい漫画のような繊細なイラストと、この版画みたいなイラストが全部同じソフトから生み出されている」
という事実は、3DCGをよくご存じない方にも「こういうのが描けるのか~!」と、非常に興味をもっていただけた。

‥‥いや、ホントはPoser使ったからといってコレが描けるとは限らないわけだが、というのはあえて秘匿(コラ)

会場の光線の関係でどうにも写真が上手く撮れなかったので、個々の作品についてはご本人のブログ等でいずれ詳しくきちんと画像をアップしていただくことにする。

ちなみにワシのはこれ

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と、初日に売れてしまったので仕方なく中間で追加したこれ。

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Poser11Proにして一番機能的に感動したのは、線画のラインを取りやすくなったことだなあ。
この手のイラストの制作時間が1/3くらいに縮んだ気がする。

それはそうと、あの人とこの人を引っ張り出したこのワタクシのおねだり能力の高さに我ながらうっとりでございますよ。
どうです、皆さんもリアル展覧会に出品しませんこと?

やはり創作のモチベーションは発表の場があってこそ。
Poser作品の発表の場がもっと増えて欲しいとつくづく思う。

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「第10回和風展」その2 やっぱり反省会

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和風展開催中
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コメント投稿は2016年4月7日(木)23時59分まで。

さて、ホトトギス縛り2作めは時代を遡って戦国一の美女お市の方。

「北の庄」
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お市の方のこの辞世に対する夫・勝家の返した辞世が

夏の夜の 夢路はかなき 跡の名を 雲井にあげよ 山ほととぎす

「短い夏の夜も終わり、ホトトギスが鳴くのでもうお別れしなくては」というお市に対し、
「はかない夏の夜のような人生、この名を高めて(世に)伝えよホトトギス」という勝家。
北の庄でのふたりの暮らしは実に短く、悲劇的な最期をとげるものの、彼らの辞世は潔く、涙を誘う。

古来「死出の田長」といわれるホトトギスの声は、落城を前にしたふたりの耳にもあきらかに黄泉へといざなうものだったのだろう。

勝家と市の再婚の経緯はあまりはっきりしていない。信長の死後、庇護を求めての縁組かもしれないが、25歳の歳の差婚だとか子連れだとか色々な要素はあっても、意外と円満な夫婦仲だったのかもしれない。正直この時代の婚姻に関しては現代的な視点では語れない。
よく「お市の方は秀吉を嫌っていたので勝家に嫁ぎ、最期は自刃を選んだ」という説をきくが、まがりなりにも武家の女性が好きだの嫌いだのという観点でそういう判断を下すとは思えないし、大事な娘三人を預けている以上秀吉に対するある種の信頼はあっただろうと思う。
やはりこれ以上生きていても仕方がないという思いや、政争の道具としての人生の中で自分を受け入れてくれた勝家への愛情などがあったのではないだろうか。

というのがこのふたりの辞世から伺えるような気がする。
なので、夫婦の歌を連れそうように重ね合わせてみた。

さて戦国一の美女。V4でお市の方。
なにしろベースのV4は白人なので平たい顔族的にしなくてはならんが、本気で平たい顔族にしすぎると「戦国一の美女」にならない(笑)
というか、兄である信長の、数多ある肖像で最も信頼のおけるといわれるイエズス会宣教師の画家による肖像画(三宝寺所蔵)を見ると、鼻筋が通ったかなり彫りの深い美形なので、たぶん妹(これにも異説あるが)である市も洋風の顔立ちだったんじゃないかと思える。
なのでそこそこふんわりした和風美人顔にはしたが、あとは和化粧テクスチャでしのぐことに。

ちなみにこんな感じ。
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眉についてはちょっと悩んだ。戦国時代前半までは平安時代でおなじみの眉を抜いて墨で描く「引き眉」だったらしいが、後半になると自前の眉を残すようになっていたらしい。時々時代劇でお市の方や淀の方が普通の眉化粧をしているのを見かけるのはそのためだろう。しかし過渡期であるし、ふんわり置き眉の方が上流階級のはかないご婦人のイメージとしてはあっている。

もうひとつ、着物のテクスチャもがんばってみた。
藤の花をモチーフにしたのは、とりあえずお市のイメージに合うということと、ホトトギスの鳴く季節ならちょうど藤の咲く頃合だからだ。実際に旧暦の4月24日の越前に藤が咲いていたかどうかは不明。

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実はこの絵は3月半ばにはほぼ出来上がっていたのだが、最後で躓いて投稿できずにいた。背景の色だ。
実はこの絵、資生堂のポスターでおなじみ鶴田一郎氏のように仕上げたいと思って、パキッと原色でいきたいなーと。

どの色にしよう‥‥(´・ω・`)
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落城をイメージした赤も捨て難いが、お市にふさわしいのは白という気もする、しかし白は1作目で使っちゃったし、「夏の夜」だからして夜中の黒か夜明け近くの濃紺も‥‥などと悩んだあげくなぜか紫になった。なんでだろう‥‥(笑)

そんな「北の庄」の背景問題を抱えたまま取り組んだ3作目は幕末。

「1869HAKODATE2」
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「2」でおわかりのように当然ながら「1」が存在する。
そもそも和風展がはじめて開催されたのは2007年3月。なんと今年で10周年を迎えたのである。
これはすごい事だ。
日本のPoserの展覧会でここまで長く続いたものは他にないのではないだろうか。
正直、絵という表現手段を持つ者にとって自作を投稿し、多くの方に閲覧していただける場というのは、成長と自省を促す何よりの機会だ。いまやPoser関係者がこぞって参加できる大掛かりな展覧会は他になく、主催者であるhisayanさん、T2さんには心からの感謝を贈りたい。

‥‥というような気持ちもあって、第1回めに投稿した作品の自分オマージュな感じで。

「1869HAKODATE」

「和風展」といわれて洋装の土方歳三が出てくるあたり、当時の自分もほんといい加減というか(雪降ってるし)好きなものしか描かないというか(笑)
思えば「和風ってなに?」「Poser絵をどこまで普通の絵にできるか」という自問と戦い続けた10年間であった(遠い目)
今見るとお恥ずかしい出来だが、果たして10年経った今、あの頃から少しは進歩したのかというといいや全然みたいな(遠い目)
め、眩暈がするぜ‥‥。

と、そんな反省はおいといて。
戊辰戦争で自分が最も好きなのは土方と容保公とこの中島三郎助だ。
幕末史に興味がある人でも意外と知られていない中島だが、詳しいことはぐぐってもらえればわかると思うが、そもそも浦賀奉行所の与力でペリー来航時に副奉行として直接交渉にあたったという、実はかなり重要な地位にある幕臣だ。

造船学、航海学、蒸気機関学、砲術を学んだ優秀な技官でもあり、外交交渉に長け、日本の近代化にたいそう寄与した人物でもある。宝蔵院高田流、北辰一刀流を学んだ武芸者で(ちな天然理心流もな!)
だからといって旧弊なタイプではなく幕府の攘夷方針に断固反対した開明派で、彼を師と仰ぐ桂小五郎、もとい木戸さんがその死をいたんで号泣したという、そりゃあもう佐幕派、倒幕派の別なく慕われた人物だ。にもかかわらず、戊辰では開陽丸ぶんどって奥羽越列藩同盟に与し、五稜郭にわたり、一本木で副長が死んで弁天台場も陥落し、榎本の慰留を蹴って息子ふたりと共に千代ガ岱陣屋で壮絶な戦死を遂げた男の中の男。
カッコよすぎる!
砲術のスペシャリストなのに最期は斬り死に。
イケメンすぎる!!

そんな彼の辞世がこの絶唱。
郭公(ほととぎす) 我も血を吐く 思ひかな

10年ぶりに戊辰を描くということで、副長と並ぶ最後のサムライ中島三郎助の肖像をぐぐってみた。
‥‥かなりのイケメンだ。
なにこれ美味しい。しかも洋装。DC着物使わなくていいぞステキすぎこれは楽勝だ!

‥‥とか思っていたら、ケープとコートがDCという落とし穴orz
何が大変ってこの、コートのヒラヒラよ!

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普通に着せるだけならどうってことないのについうっかり格好よくはためかせたい! とか思ったせいで、ウィンドフィールド使ったらこれがまくれあがりすぎる。仕方がないのでコートの布密度大きくしたら今度は袖がのびすぎるとかもうね‥‥もう‥‥DCでうかつにパラメーター調整はしない方がいいというのはよくわかってはいたんですが40回くらいトライしました。やっぱりDC嫌い(´;ω;`)

で、まあとりあえず形になったところで普通にレンダリングしたのとスケッチレンダリングしたのとHDR的な加工とかしたのとかをレイヤーで重ねて、

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どうとかこうとかしてあんな感じに(面倒くさくなってきたので省略)
そんで、背景を劫火っぽくしようと思ったのだが、ただ火があるだけではなんだか物足りないので幕府滅亡の象徴として葵の御紋を、

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‥‥燃やしてみたw

そんで気がついた時には投稿最終日の3月31日の23時くらいになっていてだな!
やべえと思って「北の庄」をとりあえず完成し、次いでこの3作目を完成させ、さあ投稿するぞと思ってからコメント用意してなかったことに気がついて涙目でものすごい勢いで書き込んで突っ込んだ。

‥‥安定の23時59分であった。

とりあえず初日投稿は果たしたが、最終投稿の呪いは解けておりませんでした。
そして「まあでもとりあえず間に合ったぜ今年は優秀だったな俺様」とかのんびりくつろいでいたらはるさんのコメントで

タイトル間違えていた事に気がついた。

「1986HAKODATE2」って何やねん! どんだけ近いんじゃ戊辰戦争!(笑)
やはりギリギリの投稿というのはいかんですねえ。
まあ、はるさんが「4月1日ですもんね」とナイスなフォローをしてくださったので、え、ええ、ええそういう事でひとつお願い‥‥できませんか! できませんよね!
せっかくの10周年のラストにとんでもないオチつけて大変申し訳ありませんでした!

そんなこんなで「ホトトギス」三部作。
色々探した中で、非常に美しく死を歌った句を、その人物もあわせて特に心に響いたものを選んでみた。

(余談)
実はもうひとつ候補があって、やはり戊辰戦争時なんだが

時鳥 血爾奈声盤有明能 月与他爾知人那起
(ほととぎす 血に鳴く声は有明の 月よりほかに知る人ぞなき)

かの久坂玄瑞の辞世だ。
久坂という人物の苛烈な生涯もまたとても美しいと思う。切れ者で美声でかなり美丈夫だったという玄瑞をやるならやはり一也だろうなと、思いはしたのだが‥‥

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‥‥そんなわけで(笑)

それにしても「ホトトギス」三部作とかいって、よくよく考えたらなんだか10周年にふさわしくない不吉シリーズになってしまった(笑)
苛烈で華麗で筋の通った人生を送った人々の、死出の旅路を寿ぐホトトギス。
しかし、和風展がこれで旅立ってもらっちゃ困るので(笑)

劫火の中から新生日本が産まれたように、「和風展」も新たな歴史を切り拓いていただきたい

と微妙にわざとらしいが添えておく。
ぜひとも来年3月には11回めの開催を祝う投稿をしたいものだ。

「第10回和風展」その1 ついにリベンジ成功

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恒例「和風展」3月から開催しております(遅えよ)

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まあ、なんだ、とりあえず今回最大の事件はこの女帝ペンギン様が初日投稿だった件ではないかと自負している。
毎年毎年なぜか最終投稿ドベ常連のワタクシが初日投稿しかも3番目というのがジャパンPoser界においていかなる大事件なのかは、拙作「高尾」のコメント欄をご覧いただければおわかりになるかと、

roseやればできる子!<(`ー´)>エッヘン!

てなわけでそんな鼻高々な(笑)投稿作についての言い訳をいくつか。

お気づきになった方もあるかと思うが、今回は「ホトトギスしばり」の三連作だったりする。
俳句・和歌でよく取り上げられるホトトギスだが、自分が好きな人物と絡めるとなると意外と使える句が少ない。普通に最初に浮かぶのは「鳴かぬなら‥‥」で始まる信長・秀吉・家康のアレだが、これは「甲子夜話」で三武将の性格を喩えるために後世作られたものであって彼らの作ではない。
といって正岡子規は絵にしたい対象ではない。

ところでホトトギスというと初夏、そしてどことなく不吉な句が多い。
これは夜にも鳴くことから冥土に通う鳥だといわれたからだとか、蜀の望帝が死してホトトギスと化したという逸話があるとか、その辺から来ているのだろう。江戸の昔からホトトギスの声を「鳴いて血を吐く」と表現したし、厠で聴いたら不吉が起こるといわれたりしていたらしい。喀血したノボさんが自らを子規(ホトトギス)と号したのもそこを結びつけたのだろう。

どうせなら縁起悪いシリーズで行ってやろうと思い(おい)最初に選んだのは吉原の名高い二代目高尾太夫の作。

「高尾」
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うろ覚えだが「今朝の御別れ なみのうえ御帰路 御首尾いかがあんじ候 わすれねばこそおもひ出さず」という手紙が蜀山人の著にあって、そこに添えられた句だ。
単純に読むなら後朝(きぬぎぬ)の別れの後に、想い人が今どこで何をしているのかという切ない思いを読んだ歌で、恋歌といえばそうなんだが、どうもそれだけと思いにくいのが、この「想い人」といわれているのが仙台藩主・伊達綱宗という点。

高尾太夫に恋焦がれたあげくその体重と同じ重さの金を積んで身請けしたという、巷説ではバカ殿のジャンルに入る殿様だ。実は身請けされた高尾はこの綱宗に、屋形船から大川に吊るされて斬り殺されてしまう。
遊女といってもこの時代の花魁ともなるとその格式は高く、大名家の息女と比肩するほどの学識、茶道・立花・香道から琴や鼓といった芸能に通じた一流の女性だ。気位の高さもハンパではない。
そんな高尾にとって金積んで花魁買うような田舎大名が心中立て(こころなかだて)するような相手とは思えない。

と、いうような憶測から巷ではこの歌は伊達公に宛てたものではなく、彼女には心底惚れた恋人がいたのだ、という説がまことしやかに流れている。綱宗に斬り殺されたという経緯が不明な点がこういうロマンティックなストーリーを生んだのだろう。

話が長くなったが、そんなわけでこの句。
実は最初高尾太夫その人を描こうと思って花魁衣裳まで用意したのだが、江戸時代初期の花魁衣裳は後世のそれとはちょっと違うし、「絶世の美女」は第2作で使用するつもりだったこともあり、「そんな高尾に思われていた色男」の方に変更。

ちなみにここで出てくる「駒形」は大川の渡船場(現在の隅田川の駒形橋あたり)。ここに渡し舟があって、駒形の渡しが両岸をつないでいたらしいので、おそらく「想い人」は猪舟か屋形船で吉原に通っていたのだろう。
‥‥と思われるがそれではつまんないのでいっそ船頭だったということに(無理すぎw)

いや、名の知れた渡しの船頭さんてのは稼ぎもよくてイナセで伊達男の代名詞、そりゃあモテたんですからね!

とりあえず伊達男にはhoneyさんのM3おはしょり着物。これを着せれば間違いなくイカした男前になるんだぜ。
しかし頂き物頼りってのも何なんで、ついでにちょいと歌舞いた感じにしようと、派手めのテクスチャを作成。

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作品はモノトーンぽく彩度を落としているが、実際は金ピカのド派手な柄模様だったりするw
ついでにほとんど映っていないが一応前身頃。

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あちこち破綻してるのはM4に無理やりM3着物を着せているからだ。
そんで手ぬぐいを被せたいのだが、ほどよい手ぬぐいpropなんてものはない。頬かむりだとちょっとどじょうすくいとか野良仕事のイメージがあるので(笑)、ふんわり色っぽく被せたい。
しょうがないからタオルpropをDC化してみた。

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うまく丁髷にひっかけるのに多少シミュレーションを繰り返したものの、さすがに一枚布だと思った通りになってくれて一安心。

そんなこんなで第1作「高尾」はイカした船頭さん主役。
正体はこの人。
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「何がなんでも初日に投稿してやる」
というほとんど執念で3月1日にぶっこんだ。なんと2月の初めから作画にかかっていた(笑)
ほめてくれ!

(どうもこの時代の吉原関係の話になると話がとまらん。相当はしょったのだが長くなったので残り2作の話は分ける)

「第9回和風展」大反省会その4

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なぜ、たかが展覧会の始末記を書くのに4回にもわたる大長編になってしまったのか。
それはこれが
「なぜ毎年締め切りギリギリ投稿になるのか、という壮大な謎に対する大いなる挑戦と挫折の記」
を兼ねているからである。

それは実に惨憺たる事実であった。
「締め切り前日」という最終防衛線すらも敗れたroseはもはや戦いの修羅であった。
いやこれを世間では「やけくそ」と呼ぶのであろうそうであろう。
ここまできたら別に投稿が朝だろうが夜だろうが同じことだ。ていうか日曜日仕事あるのでイヤでも夜だ。
こうなったら腰すえて作品しあげてせめてドベだけは避ける!
そう! 一番最後にさえならなければ、去年よりはマシじゃないか!

(そんな風に思っていた時期が私にもありました‥‥)


色紙展会場はこちら
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コメント投稿は3月31日(火)23時59分までです。
皆さんどうか力作を投稿された方々に熱いコメントをお寄せください。



さて、順番としては蝶のあいまに作りはじめたにも関わらず、出来上がったのが最後になった「迦楼羅王」
三作の中で一番気に入ったといって下さった方がおられ、ええもうぶっちゃけ他の3倍くらい手間ひまかけました! リキ入れました! 気に入ってもらえて嬉しいっすー!

そもそもは、第5回和風展の参加賞だったhisayanさんのM4天狗衣裳を使うで! というところからはじまる。
お気づきの方もあるかもしれないが、実は今回の三作品共通のテーマのひとつは「いただいたアイテムを使う」である。
色々な方からいただいた「これ絶対に使うわ!」と思ったアイテム、なかなか普段のブログネタなどでは消化しきれずにいたのだが、和風展という華やかな舞台でこれらのお素敵アイテムをぜひ作品化したい! という思いがあった。
つーかぶっちゃけ和風展も9回を迎え、ネタが浮かばないのでもはや「素敵なアイテム頼り」になっている気もしないでもない。

で、天狗衣裳。
和風でM4だから以前も和風展に登場したトモ君を主役にしようそうしよう!

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この衣裳、なんと上着は袖だけDCという、ハイブリッド衣裳なのだ。
これは常に着物DCで襟がゆがんで泣きを見ている底辺ぽざ者には嬉しい。シミュレーションが超らくちんだ!
で、構図だのポーズだのを考えてるところで‥‥

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雰囲気ぴったりなのに、ぴったりすぎてなんか盛り上がらないので主役交替。
脳内ではこういうセコい密約が交わされていた。

そして配役を変えたところで、肝心の天狗の衣裳は‥‥

‥‥一也にやらせるなら衣裳は想定していた黒主体のダークな天狗服ではなく、華やかで王道で尊大で偉そうな大天狗の方が似あうだろう。
天狗=ガルーダ=役小角という設定がこの瞬間誕生(笑)
roseのアイドル役小角であるからにはスタイリッシュにせねばならん!
普通の修験者の格好ではなく、そう、もっとエレガントな流れが欲しい。色は超越の象徴純白よね。羽は強さの象徴黒。
そんで鈴掛もスタイリッシュに羽にしたら素敵じゃないの!

‥‥などと脳内では超スタイリッシュな美形大天狗様がすらりと立っている状態で、後の作業はもはやこれを実現化するための作業となる。

結局衣裳は同じくhisayanさんのM4柳生十兵衛衣裳に変更。
マテリアルは、白といってもほんとの白だと色が飛んじゃうので、「白とグレーとクリームが混在したほどほどのベルベット感」という、自分でもよくわからんがそんな色合いにチャレンジ。

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テクスチャ作るというと、すべてをテクスチャマップ頼りにしてファイルが激重になって涙目だった阿呆も、ようやくマテリアルルームの設定でファイルサイズ軽減という技を覚えました。

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そしておもむろにポーズを決めてダーイナミックシミュレーショーン!(必殺技風に)

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袖にふんわりした動きを出すために、風をあてるだけでは足りないので、フレーム数を60に増やして、上の方からおろす設定に。
まずはデフォM4でDCを作ってしまって、そのDCを小道具化したのちに、作画用ファイルで呼び出す‥‥というのは「反省会その2」で書いた。

そんなこんなで出来上がった第一案がこれ

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個人的にこの鋼の羽が、まるで仏像みたいな雰囲気で、ぜひぜひ使いたかったのだが、なんか重厚すぎてガルーダ的な軽やかさに欠けてしまう。
かといって、付属の羽や手持ちの天使羽だと、なんかそこだけ雰囲気が浮く。
泣く泣くレンダロでRaven Wingsを買うはめに。

そして、羽の次の問題は仮面だ。
嘴をくっつけると「ただの鴉天狗」でなんか愛嬌が出てしまう。

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といって、じゃあ嘴じゃなくて目マスクだと天狗に見えない。

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両方をつけてみたらちぐはぐだし、といってカラス天狗の仮面なんてものはposer界には存在しない。
仕方が無いので(たぶん)ベネチアの謝肉祭とかで使うであろう仮面に厨二っぽいテクスチャを作って

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なんとなく鴉的な感じにしてみたりしてw

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世間一般で言う烏天狗の面はこういう感じでなんというか、ひょうきん? 愛嬌がある?
大幅にイメージがアレなのでいっそ自分の趣味に走ってみました。
ていうか、気がついたら全体的にあまり鴉天狗じゃないかもしれない状態になってしまったが、まあいいや(笑)

ちなみにこの面は顔全体を覆うくらいでかいので、しかも日本のお面と作りが違うので、別々にレンダしたものを顔にあわせてゆがみフィルターで調節。

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そして、羽とか髪とか、レンダ後のフォトショ作業が非常に重要なものは、本体とは別にレンダしてあとで合成する。
合成用にαチャンネルを取得しなくてはならんので、
髪のマテリアルの環境色を白にして(値は1)その他のノードは全部はずすか数値0、全てのライトをオフにした状態でレンダしてマスクに使う‥‥というこの手法はKyotaroさんの流転ブログから漁ってきたテクニック。

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そんなこんなで完成した天狗画像を作画作業へと進める。
今回は時間短縮のため背景無しで(対策その2)と決めていたので、レイアウトも迫力を出す方向でトリミング。
実は天狗の足にはいっぱいアンクレットがあったり、複雑模様にした頭襟もちゃんとつけてるし、イヤリングもしてたり、色々装飾しまくったのだが、全然映らなくて、毎度毎度思うのだが

どうせ作画段階で全部無駄になるのになんでテクスチャや小道具に凝るのか!
‥‥まあそれでも細部にこだわるのは絵描きの心意気ってもんですよヽ(`Д´)ノ



さて、締め切り3時間前、「よっしゃ投稿するでー!」と投稿ボタンを押す寸前で致命的なミスを発見した。
具体的に言うと恥ずかしいので伏せるが、東京駅の絵でものすごい初歩ミスをしていたのだ。
3時間前。
ここからレンダしなおして絵を作り直すはめにorz
白状すると、このミスを誤魔化すために、ポップなデザイン処理をしてみたりという無駄なあがきが‥‥はははははは(乾)

なんだかんだで「迦楼羅王」も手直しをし、気がついたら11時も過ぎていて、
これだけは守った
「対策その3 時間のかかるクレジットおよびコメントは先に用意しておく」
そう、事前にちょろちょろと、作っておいたクレジット&コメントをコピーして、ものすごい勢いで和風展会場に突入。

他の参加者が続々と投稿しているのを見て
「よし! 駆け込み組がまだおる! まだ間に合う!」
と1作目を投稿した!

投稿し終わった瞬間、誇らしげにツイッターで叫んでおります。

「【快挙】締め切り30分も前に投稿したぞ!!!(ドヤ」

この時の自分、もうテンションMAXだからね。
年に一度のアドレナリン大放出状態だからね。
「これからが俺様のターンだぜ!」(現在進行形で塗りながら言うな)
とかなんとか雄たけびをあげておりました。そして気付きました。

1作目のクレジットミス

ええ、コピペしたクレジットにうっかり消しわすれた日付(Date:2015/3/17になっとりまんがな‥‥17日にはおおよそ完成してたんですがな‥‥)そして燦然と輝く「Michael 4 」の文字‥‥

ハイテンションになってる自分は見なかったことにしてそのまんま2作目をぶっこんだ。
そして3作目の投稿コメントを修正して、あれ、鴉天狗の歴史うんちくこれで正しかったか? とか不安になってググッってみたりして、ふとモニターの時計を見たら

「2015/3/22 23:59 」

ぎゃああああああ!
と叫んでもはや確認もせずにボタンを押した、ぽちっ。

今回もドベ決定


‥‥で‥‥でも‥‥でも、とりあえず1作目は30分も前に投稿したもんね!
最下位争い仲間がいるもんね!
今年は誰が仲間かなaahanさんかなFujikoさんかな!

と、会場を観にいったら

自分の作品が見事に三枚並んでおりました。


はるさんに「紅白のサブちゃん」と慰めてもらったので
ええそうよ私は大トリ(鴉天狗だけに)おほほほほほ




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「第9回和風展」大反省会 その3

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色紙展会場はこちら
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さて、何とか1作目が形になったところで、次の2作目。
この時点で目標その3まで敗退している。
もはや最終目標の「せめて締め切り前日」は目前。

先に1作めを投稿しておけばいようなものだが、なにぶん完璧主義者の(突っ込み無用)自分は、とりあえず作品ぜんぶを揃えてデザインテイストに偏りがないか、細部破綻が無いかの確認をしたい派だ。
それでいつも失敗するので今回は「対策その1 出来上がった作品から投稿する」と決めていたのだが、いざ作ってみると1作目の青の色調が微妙に気に入らないので、やはり少し置いて様子を見ることに。
そして残り2作を仕上げているうちに、案の定、着物の柄の蝶の色とびが気になって修正したり、白が強すぎるのでくすんだ色みのグラデーションをかけてみたりと変更することになった。

雨だれ式投稿は性格的に無理だとわかった。

で、順番から言うとほんとは最終投稿の「迦楼羅王」を先に作り始めたのだが、やってるうちにアイテムを購入したりなんだりで時間がかかったので、出来上がりは東京駅の方が先になった。

その「Tokyo Station」
ひねりもハッタリもなく、ただただHONEYさんの東京駅を使いたいがための一作。
昨年の和風展の参加賞としていただいた辰野金吾デザインのレトロ東京駅。
「絶対使う!」と心に決めていた。
参加賞めあてで参加するわけではないが、この参加賞を逃すくらいならどんな事をしてでも参加する、というくらいの大作だ。

そんなわけで満を持して東京駅を呼び出したはいいが、
「怪人二十面相」にするか「帝都物語」にするか浜口首相殉難事件もいいな、「阿房列車」もいいな、いやこの際がんばって2.26事件にしようか、とかとか妄想が膨らみすぎて参った。
まずは主役であるレトロな東京駅のレトロな質感をがんばろう! とマテリアル設定に精を出したところで、顎の長い軍人の顔だの殉難する首相だのウロウロする百閒先生だの、まして雪の行進する陸軍軍人集団なんて作る時間はなくなっていた。
やむをえず手持ちの中でもお気に入りの小さいおじさん(普段は自転車旅行してるかもしれない)を怪しげな紳士に仕立てて済ますことに。
怪しい・紳士といえばインバネスだ。

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インバネスはおったおじさんを東京駅前に配してみたら、なんだか全体に暗い色調になってしまった。
駅の雰囲気はいい感じなんだけどなんか構図がつまらない。
じゃあこの際デザインで冒険してみようか! と思いレトロポップなデザイン装飾をほどこしたらあまり怪しくなくなってしまった。

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しかもやっつけで考えた構図だったので、絵自体にあまりストーリー性がない。
これはいかーん! バックボーンなしの絵には魅力がない。
というわけで、こじつけのように戦前のいわゆる「軍靴の音が‥‥」的なムードをですね、いろいろコラージュ。
デザインがうるさくなったぶん彩度をさげて、最終的にああいう感じになった。
なんか肝心の東京駅の影が薄くなったのが気がかりだったが、そこはそれ、色味より陰影を強調することによってこの時代の閉塞感やうんたらをかんたらしてるように見えなくもないだろう(←こじつけが面倒になってきた)
会場のコメントで多くの方が「乱歩っぽい」と言ってくださって、とにかく自分がこの東京駅でどうしても出したかった「怪しい帝都感」だけは出せたかと思う。

あ、ひとつ声高に言っておきたいが、roseさんは右でも左でもありません。
政治的に言うなら純ノンポリ! 超ノンポリ!
全然自慢できないが(笑)
あえて言うなら武士-士族-軍人の家系なので、軍人さんは好きだ。特に海軍士官は軍服がスマートで好きだ。
陸軍はなんかもさっとしてて好みじゃないけど憲兵隊司令官のおじいさまを慕って佐官になって帝国のために玉砕しようとしたらなぜか12000キロも旅をしていたツンデレ大佐なら好きだ(おい)

そんなことはどうでもいいか。
とりあえず結論だけ言うと、この2作目が出来上がったのは最終日の、そう大河ドラマが終わったあたりだったかしらねえ‥‥(目標その4撃沈)

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