Poizon of rose

蜜×毒なイラストとかOJとか

だってオダギリが動いたんだもん

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えー、「和風展」は5月14日から31日まで開催されます。

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繰り返します。
5月14日から開催でございます。

ええそうです明日が開幕です!
しかも今回は開催期間が短いのです!
そして急遽決まったとはいえ、心とデータの準備ができてないワタクシやっとこさ仕事を終えて、さあこれからどんな絵を描こうかなあ、と、‥‥考えていたんですけども‥‥



映画「エルネスト」10月6日公開


170513-blog1.jpg 倍になります

だってだって! ようやく公式から本格的にポスター画像があがったんだ!
待ちに待ったオダギリ新画像なんだ!

♪描かないわけにはッ 描かないわけには いーかーなーいぜ!(宇宙刑事ギャバンの曲で)

まあそんなわけで、
キューバ革命に興味のある方、ゲバラに傾倒してる方、阪本順治監督のファンなのよという方も、幅広い層に楽しんでいただける内容です(狭いよ!)。
高射砲にまたがったオダギリなんてそうそう拝めるものでもないのでぜひご覧下さい。

さ、さあ、和風展何を描こうかな‥‥(汗

和風展にむけての準備運動さ!

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諸君‥‥ドラマ「CRISIS」はいいぞ‥‥(いきなり)

かつて「BODER」見てそれまで眼中になかったイケメン小栗旬がいきなり「良い役者」枠に跳ね上がった自分にとって、金城一紀×小栗旬というあの悦びを再び状態のタッグは盆と正月が合体した状態だ。
そして共演が西島秀俊・田中哲司・野間口徹だ、面白くないわけがない。
4話まで見た段階で「今期はもうこれ1本で」状態なのだ。

170509-blog1.jpg じつはでかくなる

なんといっても稲見役の小栗旬がいい。
理不尽な現実に歯をくいしばって戦って押しつぶされそうになって苦しんで傷ついている小栗旬は実にいい。
そんでその「食いしばっても耐え難い現実」を描くとしたら金城一紀という作家は一級だと思う。
ドラマ脚本でいうと「SP」とか「BODER」がそうだったように、現実の持つ酷さ、汚さ、耐え難さをあますところなく描いて視聴者も登場人物も追い詰める恐ろしい筆力といったらもう。
そのくせ、よくあるニヒリストとは違って残虐や冷酷に流されないのだ。
それでも乗り越えようとするかすかな光を描くことができる、というのは凄いことだと、語りだしたらきりがないので以下略。

さて、最近の我がツイッターのタイムラインがほぼドラマ感想で終始しているのは、オダギリジョー氏とPoser界隈が仮死状態になっているせいである。
オダギリとPoser、このふたつが動かないとペンギン様も動きようがないのだ。
そんなわけでこのところ大人しかったですが、

全国何万人か残っている
(かも知れない)Poserユーザーの皆さあああん! 待望の和風展が始まりますよー!!


毎年3月に開催されていた「和風展」だが、主宰のhisayanさんが知らない間に入院されていたらしい(オーマイガー)
何とか復活されたとのことで、今年は5月14日~31日までの開催と相成った次第。
もう国内でPoserユーザーのお祭りなんて和風展しか残っておらん!
皆の衆! 参加するのだ!!

というわけで、公式バナーがなかったので勝手にバナー作った。
リンク先が会場(投稿にはユーザー登録が必要)

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※公式に怒られたら取り下げる‥‥

世間様にもっとPoser絵をひろめよう会

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那須高原で正月恒例のチャリティ色紙展覧会が開催された。

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参加費と売り上げが社会福祉協議会への寄付となる。
ものづくりを生業とするプロの作家だけでなく、一般の小学生や主婦の方やお年寄りまで横並びで参加できるというのがミソだ。
今の世の中はアートを発表する場が少ない。
何かを作っても発表する場所がなければ持続することは難しい。
そんな中、プロに混じってアマチュアの作品も並び、通りすがりの人が気に入ったら購入してくれる。しかもそれがチャリティとして慈善事業に貢献できるというシステムはとてもユニークだと思う。

会場には書道作品から絵画、イラスト、切り絵、アートフラワーなどさまざまな作品が並び‥‥並び‥‥おや?(わざとらしい)

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気になるブツがございますねえ、カメラさんちょっと寄ってみてください(小芝居)

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ふほほほ、そうです、今年も参加しました番犬所三人組が!
すごいですよー、三点ともあっという間に売れてしまいました!
特に話題を呼んだのが某博士のSuperflyレンダリング機能を駆使しまくった写真のようにリアルなイラスト。
「これ写真じゃないんですか?」
「いや写真でしょこれ?」
とさんざん確認されましたが写真ではありません。

あと某裏番長による超美麗キャラ三人組耽美絵に関しましては「この絵にはどのようなストーリーがあるのか!」とくいつかれまして、ええと麗しい男三人がイチャイチャしたり暴力行為に走ったり騙したりスカしたりヘタレたりしているような話だったような気がしましたが、詳しくは説明できませんでした‥‥。

コンピュータ・グラフィックというものがどういうものなのかはいまだ世間には認知されていない節がある。
しかし取り合えず「コンピュータを使って描いた絵」くらいには浸透してきたようだ。
実は会場に新聞の取材が来ていたのだが、そこで結構「どうやって描くんですか?」という質問を受けた。
「Poserを世間様に広める運動」を推進しておる自分は張り切ってあれこれ説明をしたが、中でも興味を持っていただけたのが

「実はこの3点、同じソフトを使って描いたものなんですよ」

という部分だった。
手で線を引くことが苦手な人でも、人物や背景を描くことができる、パースをきちんと取ることができる、等々の売り文句もだが、

「この写真にしか見えないイラストと、この美しい漫画のような繊細なイラストと、この版画みたいなイラストが全部同じソフトから生み出されている」
という事実は、3DCGをよくご存じない方にも「こういうのが描けるのか~!」と、非常に興味をもっていただけた。

‥‥いや、ホントはPoser使ったからといってコレが描けるとは限らないわけだが、というのはあえて秘匿(コラ)

会場の光線の関係でどうにも写真が上手く撮れなかったので、個々の作品についてはご本人のブログ等でいずれ詳しくきちんと画像をアップしていただくことにする。

ちなみにワシのはこれ

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と、初日に売れてしまったので仕方なく中間で追加したこれ。

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Poser11Proにして一番機能的に感動したのは、線画のラインを取りやすくなったことだなあ。
この手のイラストの制作時間が1/3くらいに縮んだ気がする。

それはそうと、あの人とこの人を引っ張り出したこのワタクシのおねだり能力の高さに我ながらうっとりでございますよ。
どうです、皆さんもリアル展覧会に出品しませんこと?

やはり創作のモチベーションは発表の場があってこそ。
Poser作品の発表の場がもっと増えて欲しいとつくづく思う。

「第10回和風展」その2 やっぱり反省会

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和風展開催中
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コメント投稿は2016年4月7日(木)23時59分まで。

さて、ホトトギス縛り2作めは時代を遡って戦国一の美女お市の方。

「北の庄」
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お市の方のこの辞世に対する夫・勝家の返した辞世が

夏の夜の 夢路はかなき 跡の名を 雲井にあげよ 山ほととぎす

「短い夏の夜も終わり、ホトトギスが鳴くのでもうお別れしなくては」というお市に対し、
「はかない夏の夜のような人生、この名を高めて(世に)伝えよホトトギス」という勝家。
北の庄でのふたりの暮らしは実に短く、悲劇的な最期をとげるものの、彼らの辞世は潔く、涙を誘う。

古来「死出の田長」といわれるホトトギスの声は、落城を前にしたふたりの耳にもあきらかに黄泉へといざなうものだったのだろう。

勝家と市の再婚の経緯はあまりはっきりしていない。信長の死後、庇護を求めての縁組かもしれないが、25歳の歳の差婚だとか子連れだとか色々な要素はあっても、意外と円満な夫婦仲だったのかもしれない。正直この時代の婚姻に関しては現代的な視点では語れない。
よく「お市の方は秀吉を嫌っていたので勝家に嫁ぎ、最期は自刃を選んだ」という説をきくが、まがりなりにも武家の女性が好きだの嫌いだのという観点でそういう判断を下すとは思えないし、大事な娘三人を預けている以上秀吉に対するある種の信頼はあっただろうと思う。
やはりこれ以上生きていても仕方がないという思いや、政争の道具としての人生の中で自分を受け入れてくれた勝家への愛情などがあったのではないだろうか。

というのがこのふたりの辞世から伺えるような気がする。
なので、夫婦の歌を連れそうように重ね合わせてみた。

さて戦国一の美女。V4でお市の方。
なにしろベースのV4は白人なので平たい顔族的にしなくてはならんが、本気で平たい顔族にしすぎると「戦国一の美女」にならない(笑)
というか、兄である信長の、数多ある肖像で最も信頼のおけるといわれるイエズス会宣教師の画家による肖像画(三宝寺所蔵)を見ると、鼻筋が通ったかなり彫りの深い美形なので、たぶん妹(これにも異説あるが)である市も洋風の顔立ちだったんじゃないかと思える。
なのでそこそこふんわりした和風美人顔にはしたが、あとは和化粧テクスチャでしのぐことに。

ちなみにこんな感じ。
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眉についてはちょっと悩んだ。戦国時代前半までは平安時代でおなじみの眉を抜いて墨で描く「引き眉」だったらしいが、後半になると自前の眉を残すようになっていたらしい。時々時代劇でお市の方や淀の方が普通の眉化粧をしているのを見かけるのはそのためだろう。しかし過渡期であるし、ふんわり置き眉の方が上流階級のはかないご婦人のイメージとしてはあっている。

もうひとつ、着物のテクスチャもがんばってみた。
藤の花をモチーフにしたのは、とりあえずお市のイメージに合うということと、ホトトギスの鳴く季節ならちょうど藤の咲く頃合だからだ。実際に旧暦の4月24日の越前に藤が咲いていたかどうかは不明。

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実はこの絵は3月半ばにはほぼ出来上がっていたのだが、最後で躓いて投稿できずにいた。背景の色だ。
実はこの絵、資生堂のポスターでおなじみ鶴田一郎氏のように仕上げたいと思って、パキッと原色でいきたいなーと。

どの色にしよう‥‥(´・ω・`)
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落城をイメージした赤も捨て難いが、お市にふさわしいのは白という気もする、しかし白は1作目で使っちゃったし、「夏の夜」だからして夜中の黒か夜明け近くの濃紺も‥‥などと悩んだあげくなぜか紫になった。なんでだろう‥‥(笑)

そんな「北の庄」の背景問題を抱えたまま取り組んだ3作目は幕末。

「1869HAKODATE2」
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「2」でおわかりのように当然ながら「1」が存在する。
そもそも和風展がはじめて開催されたのは2007年3月。なんと今年で10周年を迎えたのである。
これはすごい事だ。
日本のPoserの展覧会でここまで長く続いたものは他にないのではないだろうか。
正直、絵という表現手段を持つ者にとって自作を投稿し、多くの方に閲覧していただける場というのは、成長と自省を促す何よりの機会だ。いまやPoser関係者がこぞって参加できる大掛かりな展覧会は他になく、主催者であるhisayanさん、T2さんには心からの感謝を贈りたい。

‥‥というような気持ちもあって、第1回めに投稿した作品の自分オマージュな感じで。

「1869HAKODATE」

「和風展」といわれて洋装の土方歳三が出てくるあたり、当時の自分もほんといい加減というか(雪降ってるし)好きなものしか描かないというか(笑)
思えば「和風ってなに?」「Poser絵をどこまで普通の絵にできるか」という自問と戦い続けた10年間であった(遠い目)
今見るとお恥ずかしい出来だが、果たして10年経った今、あの頃から少しは進歩したのかというといいや全然みたいな(遠い目)
め、眩暈がするぜ‥‥。

と、そんな反省はおいといて。
戊辰戦争で自分が最も好きなのは土方と容保公とこの中島三郎助だ。
幕末史に興味がある人でも意外と知られていない中島だが、詳しいことはぐぐってもらえればわかると思うが、そもそも浦賀奉行所の与力でペリー来航時に副奉行として直接交渉にあたったという、実はかなり重要な地位にある幕臣だ。

造船学、航海学、蒸気機関学、砲術を学んだ優秀な技官でもあり、外交交渉に長け、日本の近代化にたいそう寄与した人物でもある。宝蔵院高田流、北辰一刀流を学んだ武芸者で(ちな天然理心流もな!)
だからといって旧弊なタイプではなく幕府の攘夷方針に断固反対した開明派で、彼を師と仰ぐ桂小五郎、もとい木戸さんがその死をいたんで号泣したという、そりゃあもう佐幕派、倒幕派の別なく慕われた人物だ。にもかかわらず、戊辰では開陽丸ぶんどって奥羽越列藩同盟に与し、五稜郭にわたり、一本木で副長が死んで弁天台場も陥落し、榎本の慰留を蹴って息子ふたりと共に千代ガ岱陣屋で壮絶な戦死を遂げた男の中の男。
カッコよすぎる!
砲術のスペシャリストなのに最期は斬り死に。
イケメンすぎる!!

そんな彼の辞世がこの絶唱。
郭公(ほととぎす) 我も血を吐く 思ひかな

10年ぶりに戊辰を描くということで、副長と並ぶ最後のサムライ中島三郎助の肖像をぐぐってみた。
‥‥かなりのイケメンだ。
なにこれ美味しい。しかも洋装。DC着物使わなくていいぞステキすぎこれは楽勝だ!

‥‥とか思っていたら、ケープとコートがDCという落とし穴orz
何が大変ってこの、コートのヒラヒラよ!

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普通に着せるだけならどうってことないのについうっかり格好よくはためかせたい! とか思ったせいで、ウィンドフィールド使ったらこれがまくれあがりすぎる。仕方がないのでコートの布密度大きくしたら今度は袖がのびすぎるとかもうね‥‥もう‥‥DCでうかつにパラメーター調整はしない方がいいというのはよくわかってはいたんですが40回くらいトライしました。やっぱりDC嫌い(´;ω;`)

で、まあとりあえず形になったところで普通にレンダリングしたのとスケッチレンダリングしたのとHDR的な加工とかしたのとかをレイヤーで重ねて、

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どうとかこうとかしてあんな感じに(面倒くさくなってきたので省略)
そんで、背景を劫火っぽくしようと思ったのだが、ただ火があるだけではなんだか物足りないので幕府滅亡の象徴として葵の御紋を、

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‥‥燃やしてみたw

そんで気がついた時には投稿最終日の3月31日の23時くらいになっていてだな!
やべえと思って「北の庄」をとりあえず完成し、次いでこの3作目を完成させ、さあ投稿するぞと思ってからコメント用意してなかったことに気がついて涙目でものすごい勢いで書き込んで突っ込んだ。

‥‥安定の23時59分であった。

とりあえず初日投稿は果たしたが、最終投稿の呪いは解けておりませんでした。
そして「まあでもとりあえず間に合ったぜ今年は優秀だったな俺様」とかのんびりくつろいでいたらはるさんのコメントで

タイトル間違えていた事に気がついた。

「1986HAKODATE2」って何やねん! どんだけ近いんじゃ戊辰戦争!(笑)
やはりギリギリの投稿というのはいかんですねえ。
まあ、はるさんが「4月1日ですもんね」とナイスなフォローをしてくださったので、え、ええ、ええそういう事でひとつお願い‥‥できませんか! できませんよね!
せっかくの10周年のラストにとんでもないオチつけて大変申し訳ありませんでした!

そんなこんなで「ホトトギス」三部作。
色々探した中で、非常に美しく死を歌った句を、その人物もあわせて特に心に響いたものを選んでみた。

(余談)
実はもうひとつ候補があって、やはり戊辰戦争時なんだが

時鳥 血爾奈声盤有明能 月与他爾知人那起
(ほととぎす 血に鳴く声は有明の 月よりほかに知る人ぞなき)

かの久坂玄瑞の辞世だ。
久坂という人物の苛烈な生涯もまたとても美しいと思う。切れ者で美声でかなり美丈夫だったという玄瑞をやるならやはり一也だろうなと、思いはしたのだが‥‥

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‥‥そんなわけで(笑)

それにしても「ホトトギス」三部作とかいって、よくよく考えたらなんだか10周年にふさわしくない不吉シリーズになってしまった(笑)
苛烈で華麗で筋の通った人生を送った人々の、死出の旅路を寿ぐホトトギス。
しかし、和風展がこれで旅立ってもらっちゃ困るので(笑)

劫火の中から新生日本が産まれたように、「和風展」も新たな歴史を切り拓いていただきたい

と微妙にわざとらしいが添えておく。
ぜひとも来年3月には11回めの開催を祝う投稿をしたいものだ。

「第10回和風展」その1 ついにリベンジ成功

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恒例「和風展」3月から開催しております(遅えよ)

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まあ、なんだ、とりあえず今回最大の事件はこの女帝ペンギン様が初日投稿だった件ではないかと自負している。
毎年毎年なぜか最終投稿ドベ常連のワタクシが初日投稿しかも3番目というのがジャパンPoser界においていかなる大事件なのかは、拙作「高尾」のコメント欄をご覧いただければおわかりになるかと、

roseやればできる子!<(`ー´)>エッヘン!

てなわけでそんな鼻高々な(笑)投稿作についての言い訳をいくつか。

お気づきになった方もあるかと思うが、今回は「ホトトギスしばり」の三連作だったりする。
俳句・和歌でよく取り上げられるホトトギスだが、自分が好きな人物と絡めるとなると意外と使える句が少ない。普通に最初に浮かぶのは「鳴かぬなら‥‥」で始まる信長・秀吉・家康のアレだが、これは「甲子夜話」で三武将の性格を喩えるために後世作られたものであって彼らの作ではない。
といって正岡子規は絵にしたい対象ではない。

ところでホトトギスというと初夏、そしてどことなく不吉な句が多い。
これは夜にも鳴くことから冥土に通う鳥だといわれたからだとか、蜀の望帝が死してホトトギスと化したという逸話があるとか、その辺から来ているのだろう。江戸の昔からホトトギスの声を「鳴いて血を吐く」と表現したし、厠で聴いたら不吉が起こるといわれたりしていたらしい。喀血したノボさんが自らを子規(ホトトギス)と号したのもそこを結びつけたのだろう。

どうせなら縁起悪いシリーズで行ってやろうと思い(おい)最初に選んだのは吉原の名高い二代目高尾太夫の作。

「高尾」
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うろ覚えだが「今朝の御別れ なみのうえ御帰路 御首尾いかがあんじ候 わすれねばこそおもひ出さず」という手紙が蜀山人の著にあって、そこに添えられた句だ。
単純に読むなら後朝(きぬぎぬ)の別れの後に、想い人が今どこで何をしているのかという切ない思いを読んだ歌で、恋歌といえばそうなんだが、どうもそれだけと思いにくいのが、この「想い人」といわれているのが仙台藩主・伊達綱宗という点。

高尾太夫に恋焦がれたあげくその体重と同じ重さの金を積んで身請けしたという、巷説ではバカ殿のジャンルに入る殿様だ。実は身請けされた高尾はこの綱宗に、屋形船から大川に吊るされて斬り殺されてしまう。
遊女といってもこの時代の花魁ともなるとその格式は高く、大名家の息女と比肩するほどの学識、茶道・立花・香道から琴や鼓といった芸能に通じた一流の女性だ。気位の高さもハンパではない。
そんな高尾にとって金積んで花魁買うような田舎大名が心中立て(こころなかだて)するような相手とは思えない。

と、いうような憶測から巷ではこの歌は伊達公に宛てたものではなく、彼女には心底惚れた恋人がいたのだ、という説がまことしやかに流れている。綱宗に斬り殺されたという経緯が不明な点がこういうロマンティックなストーリーを生んだのだろう。

話が長くなったが、そんなわけでこの句。
実は最初高尾太夫その人を描こうと思って花魁衣裳まで用意したのだが、江戸時代初期の花魁衣裳は後世のそれとはちょっと違うし、「絶世の美女」は第2作で使用するつもりだったこともあり、「そんな高尾に思われていた色男」の方に変更。

ちなみにここで出てくる「駒形」は大川の渡船場(現在の隅田川の駒形橋あたり)。ここに渡し舟があって、駒形の渡しが両岸をつないでいたらしいので、おそらく「想い人」は猪舟か屋形船で吉原に通っていたのだろう。
‥‥と思われるがそれではつまんないのでいっそ船頭だったということに(無理すぎw)

いや、名の知れた渡しの船頭さんてのは稼ぎもよくてイナセで伊達男の代名詞、そりゃあモテたんですからね!

とりあえず伊達男にはhoneyさんのM3おはしょり着物。これを着せれば間違いなくイカした男前になるんだぜ。
しかし頂き物頼りってのも何なんで、ついでにちょいと歌舞いた感じにしようと、派手めのテクスチャを作成。

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作品はモノトーンぽく彩度を落としているが、実際は金ピカのド派手な柄模様だったりするw
ついでにほとんど映っていないが一応前身頃。

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あちこち破綻してるのはM4に無理やりM3着物を着せているからだ。
そんで手ぬぐいを被せたいのだが、ほどよい手ぬぐいpropなんてものはない。頬かむりだとちょっとどじょうすくいとか野良仕事のイメージがあるので(笑)、ふんわり色っぽく被せたい。
しょうがないからタオルpropをDC化してみた。

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うまく丁髷にひっかけるのに多少シミュレーションを繰り返したものの、さすがに一枚布だと思った通りになってくれて一安心。

そんなこんなで第1作「高尾」はイカした船頭さん主役。
正体はこの人。
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「何がなんでも初日に投稿してやる」
というほとんど執念で3月1日にぶっこんだ。なんと2月の初めから作画にかかっていた(笑)
ほめてくれ!

(どうもこの時代の吉原関係の話になると話がとまらん。相当はしょったのだが長くなったので残り2作の話は分ける)