Poizon of rose

蜜×毒なイラストとかOJとか

ロックに免じて許したぜ「家族のうた」#8

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さて、感動の最終回。

事務所をやめたので社宅を出て行かなければならない。
営業も自分でやらなくちゃいけない。
ぶーたれつつも物件探しや営業に勤しむ正義の姿は、もはや初回とは別人だ。

「相談があるんだけど」と陸に言われれば「うん、なんだよ」とまともに反応するし、
うじうじしてる秀じいに自分から発破かけるし。
子供を捨てた秀じいと、親に捨てられたこころちゃん双方に目配りしてるし。

そして、前々回、前回と、自分以外の誰かのために走り、激怒し、頭を下げる事を覚えた正義は
ここにいたってついに!ついに自分からおせっかいをするに至ったのである。

わざわざイチゴ農園まで出かけていき、断じて父親を許さないといきまく息子に
「ムカついてるうちは他人じゃないんじゃないの」
と冷静に突っ込む。
こころちゃんを失うのが嫌で黙っていたミツキちゃんの心情を思い遣り、黙って肩ポンしてやる。
そして頼まれごとに「めんどくせえなあもう!」と喚いたあとで、慌てて
「めんどくせぇってのは、いいよーっ!っていう意味なんだよっ(///)」
とフォローを入れる。

誰? これ、誰?(笑)

これまでの7回で、子供たちと秀じいとミッキーその他に支えられて乗り越えてきた家族の問題の、総決算みたいな
「秀じい&息子」「こころ&お母さん」問題に、真っ向から取り組んじゃう正義。
そこにかつての「わがまま勝手な元ロックスター」の面影はない。

「拒否されたってなあ、ボコボコにされたって何度でも行けよ。しがみつけよ。
それができないのは、息子の恨みを受け止める覚悟ができてないからだろうが。
あんたこの先俺達を息子のかわりにして自分慰めながら生きていくつもりかよ」

う、ううむ。正義の成長が著しい。
著しすぎて別人に思えてしまうところがいささか残念ですらある(笑)

いったい正義は、いつの間にこれほどの人間的成長を遂げてしまったのか(笑)
ハッキリ言うが、マネージャーが過労で倒れたくらいの反省ではここまで急成長はできまい。
おそらく幻の3話の中でその成長過程が語られたのだろうが、もはやそれを知る術はない。

ああ、でも「ミジンコ」発言はちゃんとあったな!
根っこのところは正義は正義だという事なのかもしれない。

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そうして結局、こころちゃんはお母さんと再出発、秀じいは息子にしがみ付く決意をし(笑)
正義たちはワンルームに転居して、このひとときの擬似家族は終わりを告げるのである。


蓋を開ければ、人間は誰だってミジンコだ。
でも、自分からそれに立ち向かえば、誰でもダイナマイトなロックンロールになれる。
そして誰かのそんな姿を見て、別の誰かが自分のロックンロールに手を伸ばす。
このドラマはきっと、そんなささやかな、ひとりひとりの小さな人間の姿を描きたかったのだろう。


……とまあ、言いたかった事はわかるのだ。

わかるのだが、オダギリファン目線をはずして冷静にドラマを分析すると、
非常に残念な部分が多かったことは否めない。
描きたかったであろう、ひとりひとりのキャラがいまいちステロタイプすぎて、そこを深く掘り下げることができないままだった。
そして必要充分な尺が取れなかったためとはいえ、話がはしょられすぎた。

正義の自分自身との対決、ミッキーの苦悩、秀じいの問題、こころちゃんの行く末、洋子のカメラマンとしての進路、マスター夫妻のなれそめ等等……
(なんと町内会長まで出てきた!絶対無理だろうと思ったのに!会長が報われてた!オメデトウ会長w)

全ての要素を駆け足で解決させたスタッフのやけくそな腕前にはいっそ感服したものの、
おかげでどれもこれも中途半端な解決になってしまったのは確かなのだ。
無理やり詰め込めばそうなる事は当然で、だからこそ自分は「どれかのエピソードは削られるだろう」と踏んでいたのだが。
「これまでのあらすじ」のごとき展開には、さすがに擁護派の自分でもうーむとうならざるを得ない。

ぶっちゃけ、打ち切りになったてのはいい訳にすぎなくて、
脚本が練れていたとは言いがたい出来だと思うし、毎回登場するゲストの顔ぶれもロックと縁遠い茶の間では
有り難味が薄かったのかもしれないし、不器用でぶっきらぼうなおっさん主人公というのはアレなのかもしれない。

だがしっ!

反面、初回から熱狂的なまでの信念を持って「家族のうた」を、いや早川正義を追い続け、堪能し、骨までしゃぶりつくしたファンも大勢いたのだ。
不器用でぶっきらぼうなおっさんが、ガキなまんまの信念を貫きながらも成長していく姿に自分自身を重ねて、毎日の仕事や家族の事を振り返ってみていた人だって多かったのだ。

このドラマのそういう、共感を呼ぶ部分を、もっと丹念に描く事ができたら、「名作」になったかもしれない。
パクり云々で脚本がギリギリになったんだろうなあ、とは思うが、
むしろスタートを遅らせてでもそこをきちんと作りこんでおけば、(オダギリネタをあれだけ仕込めるスタッフなんだから)この作品はもっと深みのある、滋味豊かなドラマになれたと思う。

結局そのへんは役者の力量におんぶに抱っこになった感があった。

どこぞの社長は「主人公の設定が厳しかった。口調や態度に見づらさ、見にくさがあった」的な無責任発言をされたようだが、視聴者から言わせてもらえば
オダギリがこの調子で演じていなかったら、早川正義というキャラはもはや紙ペラのように
薄っぺらい、底の浅ーい存在となって、「家族のうた」は情熱の3%サポーターの存在すら失っていただろう。

すげえぞ、サッカー日本代表にすら揺るがぬ3%!(笑)

……なあんて事をな、過剰につめこまれた画面を追いながら思っていたわけだ。
がらんとなった家をひとり見回った正義がドアを開き、暗闇から光の中へと踏み出して
(ああ、まあオダギリかっこいいドラマだったよね)
とか思ってたんだよ。そういう結論にしようと思ったんだよ。

そしたらアナタ、

早川正義ライブキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

しかも正義版「月光」キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!


なんというファンサービス!
もはやスタッフの意地としか思えないご褒美生歌!
おおおおオダギリの「月光」アレンジイカス!
なにこの、「主題歌が全てを語っていました」オチは!
ただでも感動する「月光」が!正義の作ったダイナマイトロックにー!

さらにエンディングにかぶせて正義とミジンコモンキーズの名場面(たぶん洋子さん撮影設定)
かぶせてくれて、こういうお約束も嬉しいぜー!とか思ってたら

最後の最後に「DVD-BOX」発売のお知らせ
キタ―(゚∀゚)―( ゚∀)―( ゚)―(  )―(゚ )―(∀゚ )―(゚∀゚)―!!


もうダメだと思ってたのに!3%じゃもう無理だと思っていたのに!
DVDが出るー!
これで数々のオダギリ小ネタを何回でも堪能できる!やっほーう!

よしわかった!
ロックに免じて許した!(結論)


見よ、早川正義のこの清清しい姿をー!

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オダギリファン以外には意味のない追記

自分が初回からずーっとうわごとのように言いまくっていた「オダギリ小ネタ」
いったいここのスタッフは何を考えているんだ? と詰め寄りたい。
ゲストや小道具にオダギリネタを持ってくるのはいい、気の利いた遊びかもしれない。
しかし、このドラマの骨格のひとつでもある「父と子」に藤竜也!
赤の他人の父親である秀じいと、大人になれなくて行き先が定まらなくて不完全燃焼してる正義。
なんという配役!
お前らオタだろ!完全にオダギリオタクだろー!と叫びたい。

最終回で確信したんだけど、秀じい役に藤さんを起用したのは、今回の正義とのやりとりのためだよね?
あの正義のセリフは雄二から真一郎宛てだと思っても差し支えないよね?
「行け(Going)」のサインは最初から、出されていたんだねーっ!
。・゚・(ノД`)・゚・。



それはそれとして
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ほんに可愛いわんこだったなあ。

それもロック…か?「家族のうた」#7.5

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「家族のうた」が始まる前、自分はもう不安で不安でしょうがなかった。
いや、フジテレビで花王でパクリ疑惑のコンボの事じゃあない(笑)
「突然現れた三人の娘に振り回される元人気スター」という設定だ。

かつてとあるドラマで「正統派の二枚目をやってもらう」という制作の言葉にものっそい期待したあげく、騙され裏切られた痛い過去がある。
どこのとはいわないがとある「優秀な外科医が、おしゃれで静かな日常を突然上京してきた妹にかき回され、振り回され気づいたらただの地味な兄ちゃんに成り下がっていた」ドラマだ。

すでに自分の中では「なかったこと」扱いになっているドラマだが、
「家族のうた」の設定をきいた時にものすごーい黒いデジャブを感じたのもわかっていただけよう(笑)

もうオダギリが小娘に振り回されて残念なイケメンに成り下がるドラマなんか、ファンは見たくないんだよ!ヽ(`Д´)ノ

だいたいオダギリは、女優さんと絡むより、相手が老人であれ壮年であれ子供であれ、男性と絡んだほうが、断然演技に艶が出る役者なのだ。
いや、決して変な意味ではなく(笑)
オダギリという役者の「受け」の演技が、男性同士の熾烈な戦いにおいて極限まで発揮されるんだろうなーと思う。

だから「オダギリと小娘」という組み合わせは自分的に最も忌避すべき要素なのだ。
それが×3かよ!
……みたいな不安でいっぱいで、それでも耐えよう!くらいの覚悟をもって第一回目を迎えた。
そしたら意外や意外、話は主人公中心で、子供たちは確かに小生意気だけどいい感じに演技も達者で見ていてムカつく事もなく、
それどころか早川正義という男の辿ってきた過去や、作中で出会う人物に散りばめられた、かつての出演作を匂わせる隠し設定満載で、各地のオダギリファン'sがツイッターやらブログやらでわきゃわきゃさんざめく内容。

全篇からむんむんとあふれ出るスタッフの「オダギリ愛」に、酔いしれずにはいられなかったのだ我々は!

だから、だからな。
急ごしらえのうえに打ち切り短縮で、変更に変更を余儀なくされたのであろう脚本があちこちいい加減だとか、
ドラマ本筋と関係のない視聴率やら社長の無責任コメントやらで不快な思いをしたりだとか、
内容的にいろいろ不満はあるんだけど、そんなものはオダギリを愛でる3%の視聴者にはもうどうでもいいから
最終回までイカしたオダギリ正義を見せてくれ!
……と願わずにいられないのだ。

みたいな事を、最終回を目前にモヤモヤ考えていたら、突然私の視界に飛び込んできたピンクのカタマリが!
モヤモヤを吹っ飛ばしてしまったでござる!

TANTO CUSTOM 「林家ペー」篇

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これは……こ、これもロックなのか正義?
ワシの目にはファンクとかR&Bとかソウルとか、そんな風に見えたけど、いやでもペーなんだけど(笑)

こんなにダンディなぺー初めて見たよ!
こんなに小首かしげて可愛らしいぺー初めて見たよ!
ほんと、イロモノだとノリノリなんだからなあオダギリ。
さわやかコミカルなアクエリアスZEROもいいけど、やっぱこのくらいインパクトがあるほうがいいよ!

……インパクトありすぎて、何のCMだったかとっさに思い出せないけど(笑)


というわけで、明日は最終回。ダイナマイト必見。