Poizon of rose

蜜×毒なイラストとかOJとか

スポンサーサイト

Posted by Lazyrose on

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「重版出来!」#3 凸版‥‥ガチ‥‥(  Д ) ゚ ゚

Posted by Lazyrose on   0 comments   0 trackback

この世界にも「ジャンプ」はあるんだ!Σ(゚д゚;) (本日の最ビックリ)
いや、「サンデー」はわかるんだけどね、小学館だし。

今週も安定の面白さ&前向きさだった。
売れっ子作家高畑先生の人気連載「ツノひめさま」を担当することになった心ちゃん。初めて挑戦したアオリが

「ツノひめさま、お国でぬっくぬく♡」

‥‥冒頭から早くも「頭痛が痛い」みたいな表情の、高畑先生担当の黒沢心担当の五百旗頭(いおきべ)副編集長。
なんだかんだ面倒見がいいらしい五百旗頭の厳しくも温かい新人指導ぶりに、

「自分もこんな上司が欲しい!」
「てかオダギリジョーに叱られたい!」

などと日本中の「部下」たちから湧き上がる羨望の声。
ああ‥‥オダギリの評価がうなぎ上りなのが実感される‥‥幸せ‥‥(うっとり)
一方で、教えられる心ちゃんの方も「こんなに素直で飲み込みが良い部下が!」と日本中の「上司」たちの垂涎の的のようで。
しかし、そんな師弟に降って湧いたいきなりの試練。
「契約相手の彼女が拗ねて家出」と、そこだけきけば一般には「だからどうしたボケ」と言われるトラブルだが、相手が作家となるともれなくセットでついてくるのが「原稿ができていない」。

160429-blog1.jpg

‥‥わかってますよ。
ええ、この背景間違ってますよ。
入稿日に原稿があがってない衝撃と緊迫感はベタフラッシュにすべきなのは百も承知です!

だがここは我が心眼に映った情景をこそ表現すべきと判断いたしました!

まったくもってオダギリの横顔はけしからん、しかも憂い顔ときたらいっそ重要文化財指定クラスの造形美ではないかと常日頃からワタクシ力説しておりますがこの際もう仏像扱いでリボルティックタケヤシリーズで展開してくんないかと話は元に戻って(おい)彼女の失踪に発狂寸前の高畑先生、原稿こそあがったものの、次号のネームがドスランプ時代の超低空飛行泥沼モードに。
どうやらこのトラブルは今回が初めてではなさそうな雰囲気だが、新人担当心ちゃんはいかにして彼を救うのか?

ここでよくある、編集部全員で彼女を探し出してすれ違いを解決して連れ戻して大団円‥‥ってなありえねえ展開ではなく、あくまでも編集者としてリアルなサポートを全力で行くところがこのドラマの良ドラマたるゆえん。じゃあリアルなサポートとは何か?
作家にとって編集者とは?

「作家と編集は二人三脚」と、先輩編集者の壬生は心に語った。
しかし、そんな壬生がずっと寄り添ってきた(はずの)メロンヌ先生は、アンケート連続最下位のあげくの打ち切りで作家生命の危機。必死で太鼓持ちしてもまったく浮上しない。それどころか自信をなくしてもう漫画家やめようか状態。
「他人事なんだよ! あんた!」
G3-Xも倒された! どうすればいいんだアギトたすけてー! 


「編集者は誰に給料もらってると思う? 読者だよ」
 ←クウガ

「漫画家に自由に描かせるのはいい。でも楽はさせるな。描く側の苦しみは作品の出来に比例するんだ」

い、いろいろ心に突き刺さるドラマだぜ‥‥orz


主人公のピンチと並行して描かれる壬生のピンチ。心に向けられた五百旗頭の言葉は、壬生が受け取るべき言葉でもあるのだろう。
「二人三脚」だと思い込んでいた壬生は、いつの間にか作家を盾にしていた自分に気づく。思いだしたのは、かつて「一読者」だった頃の自分。
そして「二人三脚」であろうと、高畑の言い分をきいていた心ちゃんも気付く。
五百旗頭は(おそらくこれまでも似たようなトラブルのあった)高畑と闘うことで、彼を立て直した。この人気連載を不動のものにした。気持ちに寄り添うことは大切だが、それは甘やかすことではないのだ、と。

闘えといわれて元柔道家・黒沢心が奮い立たないわけがない。「編集者から作家へのメッセージ」であるアオリに託した、高畑先生への挑戦状が

「ああ弱い‥‥弱い弱い‥‥どこかに強い男はおらぬかえ」


‥‥ホンマもんの煽りだww
なんだ、アオリのセンスすごいじゃないか!
カンプ見た瞬間に顔色を変える、滝藤さんの演技が凄すぎて。うーむ、男の心を燃やす魔法の言葉ってのはあるもんだなあ。


とか、そんな感動的なアオリよりも視聴者の目がクギヅケになったのは

高畑先生全裸でFAXシーン

何でも滝藤さんはこの全裸シーンをやりたいがためだけに今回のオファーを受けたのだとかwww
滝藤さんの生ケツが拝める神ドラマありがたやありがたや。


それにしても心ちゃんは誰の言うことも真剣にまっすぐ聞いて受けて、吸収して自分のものにしていくんだけど、本当に大切な言葉だけはデスクに貼るんだね。
柔道の神様と並ばされた副編集長のこんな ( ゚д゚) 顔がもうたまらんw

160429-blog2b.jpg

新人の教育担当・五百旗頭の 苦労の程が知れる 魅力がほとばしる回であった。
そうそう、今回の五百旗頭シャツバリエは4枚だった。

スポンサーサイト

「ムジカ・ピッコリーノ」#3 お昼寝してたらしい。

Posted by Lazyrose on   2 comments   0 trackback

すでにメロトロン号のみんながフツーに情報源として活用しているんですけど、ブートラジオ(笑)

今回の怪情報は
「この前お昼寝してたら大きな音がして目が覚めたんだ」

お昼寝してたのかMr.グレープフルーツ!Σ(゚Д゚)
か、かわええな!(; ・`д・´)…ゴクリ…(`・д´・ ;)

大きな音の正体はティンパニがモチーフのモンストロペントラーペントラー。
ティンパニは別名がケトルドラムというらしい。だから専門家がケトールさんなんだねえ。

160424-blog2.jpg
ティンパニすら調達できるところがPoserフリー品群の有能さ。

楽器の正体をさぐるためにあれこれと話し合う中で、トーキング・ドラムは皮を張る弦を手で調節するのだ、ときいて「あ、鼓と同じなんだ~」と思ったらほんとに鼓まで登場した。
トーキングドラム&鼓&ティンパニーのセッションなんて初めて見たよ! すごい! 奏者たちが満面の笑顔で演奏してて、いいなあこういうの。

それにしても今回はリヒャルト船長がはじけてたな。「ユリイカ!」出たし鈴木慶一さんのこんな姿見られるのこの番組だけじゃないのかな。
しかしそれ以上にASA-CHANG氏が、なんというかミュージシャン枠こえてすでにお笑い芸人クラスの演技力を身につけていてすごい。この人どこに行ってしまうんだ。
「大きいことはいいことだ!」
って今どきのちびっ子はおろか若いもんはエールチョコレートとか知らんだろうにw

今のところ冒頭にブートラジオで怪情報、そして締めにMr.グレープフルーツの怪しいひと言というパターンが続いている。
ツイッターの感想追ってるといまだに
「ムジカ・ピッコリーノにオダギリがっ!?」
の大洪水で、しかしのきなみ大歓迎なムードで一安心。まあほんとにこのスチームパンクな世界に最初から生息していたような似合いっぷりですからねえ。
しかし金曜夕方(もしくは土曜朝)にこんなエロス漂う魔人放映していいんですかね‥‥。

今回のラスト、鍋を抱えてくるかと思ったけどそんな事はなくて(笑)、持っていたのは岡部長の忍法帳。
「どうやら私の目に狂いはなさそうだ」ってあらやだ何かたくらんでる。

160424-blog1.jpg
全国の書店‥‥もといモンストロ情報が詰まってると見た。

「重版出来!」#2 重要会議にその頭とか

Posted by Lazyrose on   0 comments   0 trackback

先週の1話から好評を博している「重版出来!」
どうやら主人公の心ちゃんの成長ものであると同時に、彼女を狂言まわしとして、漫画家、編集者、営業、印刷所、書店といったマンガに関わる業界の様々な立場の視点でのドラマを描いているようだ。

いいですか皆さん! 今回の主役は小泉君です。
決して五百旗頭(いおきべ)の臨戦スーツや五百旗頭のお団子頭や五百旗頭のメガネ男子仕草や五百旗頭の「荒らすな(*`ε´*)」は本題ではないんです!

でも描く。
160421-blog1b.jpg
そして岡部長に撃墜されるw

というわけでまずドラマの感想。

丹念に取材をし、マンガに関わる仕事をきちんと描いていながら、同時に出版業界に限らない、あらゆる「仕事をする人」に届けたいメッセージがひしひしと伝わってくる。

誰もが望んだ仕事につけるわけではない。思い通りの成果が出せるわけでもない。
移動願いを出し続ける小泉。
アンケート最下位という課題に苦しむ壬生。
残業する菊地を見下す安井。
きっと誰もが経験した、あるいは今まさに経験しているであろう「仕事」への苦い思いがリアルに描かれている。

そして編集という特殊な世界だけではない、誰もが突き当たる仕事の壁を、破天荒な新入社員・心が豪快にぶち破っていくという、一見単純なストーリーのようでいて、彼女がただ元気で前向きでコミュニケーション能力があるから上手くいくわけではないところが絶妙の匙加減だと思う。
前回なら三蔵山先生の視線問題を喝破したのは心だが、先生との面会を果たせたのは連日通い詰めた五百旗頭の努力と誠実さだ。そして今回は、「鉄道コーナーにも置けないか」という心のアイデアがきっかけであっても、それを全国展開し、そのために膨大な手紙を書き、書店に頭を下げて回り、結果に結びつけたのは小泉&営業部の努力と熱意だ。

無敵主人公が奇抜なアイデアやハッタリで難問を打破するのではなく、「地道にこつこつとこなした努力が実った!」という本当の喜びが、ドラマという枠内で楽しめるギリギリにリアリティを保って描かれている。
誰かを成敗するわけでも、ありえない大成功をするわけでもないのに、視聴後のこの「スカッと」感といったらたまらんな!

そうそう、営業部の他の面々も負けてはいなかった。
なにげに担当外の人が「たんぽぽ鉄道」読み込んでいて、最近売れてる理由を指摘しているなど、かなり有能だしみんな熱そう。
そしてバイブス担当なのに「たんぽぽ鉄道」売り上げの理由がわからなかったユーレイ小泉、次第に心に感化されて書店まわりをするうちに、だんだん自分から話し掛け、声も強くなり、笑顔になり、階段を駆け上り、ついには自分からアイデアを言い出すまでに成長する。

そして、そんな彼らを叱咤し、激励し、見守る岡部長。
いやあ岡さんいいよなー! クールで有能でその実熱い心を持っている美声上司(←最後大事)
和田編集長と内線通話する時いちいち受話口を耳から離してたり(慣れてんだな)、部数会議では和田編集長@松岡周造モードを一撃でへし折ったかと思えば、良作「たんぽぽ鉄道」に涙し熱く盛り上がったり、なんなのこのおっさんふたりはもう! もう!

「自分の立ってる場所がわからないうちは、どこにも行けないと思うぞ」(低音)
くそう生瀬さんカッコイイなあ。

ピカピカだった靴が磨り減っていく。それが勲章になる「営業職」も熱いよな。
菊地と八丹先生のエピソードに漫画家さんたちが「心臓が痛くなる」と反応されていたようだが、全国の営業マンの人たちもまた、岡部長と小泉のやりとりに熱いものがこみあげたに違いない。

うまくいかない現実にくやし泣きしている視聴者の心を、「明日もがんばろう!」と救ってくれているドラマだと思う。

まあそんで、一部の人間お姉さんたちにとって最高の「明日も頑張るぜー!」素材がコレな。

160421-blog3.jpg

純真な子供ふたり連れたお父さんみたいになってる副編集長。バレバレの隠れ家主張しても女将にさえ相手にされずにふくれっ面がかわゆいなあ。
それにしても、視聴者の感想ツイートが「オダジョーカッコイイ」の賛美の嵐でびっくりする。あの頭もあの服もオダギリ平常モードなのになんでだろうといぶかしくもあるが、そこはそれ、五百旗頭というキャラクターが受け入れられているからこそなんだろう。
平常モードがマンガのキャラクターそのまんまってのもどうかと思うが。

あ、今回の五百旗頭シャツバリエは(スーツ姿も含めて)4枚だった。
鳥獣戯画シャツとかどこで見つけてくるんだよ‥‥って必死にテクスチャ作ったのに上半身しか使わなかったのでくやしいから載せておく。

160421-blog2.jpg

「ムジカ・ピッコリーノ」#2 早くもデレ

Posted by Lazyrose on   2 comments   0 trackback

子供向け番組「ムジカ・ピッコリーノ」の視聴者層が早くも塗り替えられつつある予感(笑)
なにげに今回もメロトロン号の仲間たちをモンストロの場所に案内しているMr.グレープフルーツ。時々ちょろっと出てくるスパイシーな役なのかと思ったら意外や物語の重要なキーマンなのかもしれない。

もともとの視聴者的には本格俳優の投入とか、お母さん層取り込み要因的二枚目投入とかは複雑な気持ちになりかねないのだが、投入された人があまりにも世界観にぴったりハマりすぎてて普通に受け入れられててちょっと笑える。
まだその存在は謎に包まれており、その正体は? とか目的は? とかなんか色々出し惜しみしている気配に、わがタイムラインでは「ひょっとして旅する音楽の真っ最中なんじゃないか」とかメタな憶測が飛び交っておるがたぶん違う‥‥。

今回のモンストロはシタールの音を記憶したカーンピョーン(名前はひょうきんだが容姿は可愛い)
下弦で上弦の音を反響させるシタールで奏でると、「ぞうさん」ですらエロく聴こえるフシギ!Σ(゚Д゚)
オリジナルの楽曲はインド映画の劇中歌。インドではスタンダードナンバーだそうで、よく聴くと歌詞がちょっとアダルト。
こんなエロい男投入して大丈夫なんか? とヒヤヒヤしてたけど、楽器も曲もエロかったのでオケ!

無事にモンストロを救出したメンバーを尻目にしてやったりと微笑むMr.グレープフルーツ。

160418-blog1.jpg

えーなんか可愛いんですけど!
敵か? 味方か? とかいう感じじゃなさそうだ。
意気揚々とでっかいフルーツ(夕顔の実らしい)片手に
「いいなあメロトロン号‥‥ファンになっちゃうなぁ」

‥‥いいなあMr.グレープフルーツ。ファンになっちゃうなあ。

なんかのんびりしたブートラジオでのんきそうに高みの見物してて、それでいてイザとなったら頼りにまったくならなそうなあたり、

160418-blog2.jpg

「重版出来!」#1 良すぎて困惑するファン心理とは

Posted by Lazyrose on   0 comments   0 trackback

うーむ、隙がない。どこをとってもクサすところがない。

オリンピックを目指してケガで挫折した元柔道家の女子が、出版社に就職。
面接では知らずに社長に背負い投げをかまし(笑)女の子なのに汗臭いおっさんだらけの週刊雑誌編集部に配属されるも、持ち前のまっすぐな心と体育会系ポジティブ言動で、周囲を巻き込みつつ編集者として成長していく――。

まずこの「ひたむきな主人公がさまざまなトラブルを乗り越え周囲も自分も成長していく」という体育会系王道展開なストーリーだ。
その原作を活かしてさらにわかりやすくアレンジした良脚本。
業界ものというだけで充分に楽しめる上に、主演の黒木華ちゃんはもとより、個性的な脇役からゲストまでずずずいーっと実力派演技派個性派ぞろいのキャスティング。
作中で使用されるマンガはコミック界の第一線の漫画家さんたちがマジで描いてるわ、公式アカウントにとどまらず書店さんから出版社、漫画家さんたちまで各界こぞって愛の応援ツイートしてるわ。

いやはやまったく「良いドラマ」の見本のようなドラマで、ひとまず安堵した。

しかしだな、常日頃「これはいかがなものか」「アレはねーわ」と賛否両論になりがちなドラマに
そりゃここはちょっとアレかもだけどこんなに良い部分があるんだし頑張ってるしっていうか黙ってオダギリ見てろ
みたいな論調の感想を書いている自分としては、何を擁護する必要もなく、メディアからも一般視聴者からも絶賛されている好評ドラマなんて‥‥

‥‥なんか感想書きづらい‥‥(笑)

き、気を取り直して。
オダギリ演じる有能な副編集長・五百旗頭(いおきべ)敬様、かなりのいい男枠らしい。
サクサク仕事をこなす傍ら新人教育、心ちゃんの漠然とした「編集者とはなんですか?」質問にも動じず、熱くなるでもなく冷たく突き放すこともなく、個性派変人揃いの作家からも同僚編集者からも無言で信頼され、熱血上司の無茶振りにも淡々と応えるタイプ。しかもなんか社長と仲良ししている重要ポジションぽい。
それがあのルックスで、しかもメガネ男子ときたもんだ。
「オダギリジョーのかっこよさに今更気づいた!」
「オダジョーかっこ良すぎて五代様ロスどっか行った!」←シャレか?
「萌え死んだ!」
などと荒れ狂うwebの反応の中には「こんな上司が欲しい!」というものも多く、

160415-blog2.jpg
いねえよこんな上司! っていうかそれ以前にこんな男前編集者いねえええええ!(血の叫び)


(‥‥ハアハア)(落ち着け自分)そんな五百旗頭に降って湧いた災難が、担当に配属されたばかりの「三蔵山先生原稿引き上げ事件」。
クールで有能な先輩編集者のハイレベルかつ原点回帰な苦悩。表に出さない後悔と責任感。それでいてなじみの小料理屋では当然のように常連席で女将に心情吐露してる、大人の男の色気がうんたらかんたら(あまりにも普通に素敵すぎて説明する気がうせるわ)

とりあえず、
まさか初回からオダギリの土下座が拝めるとは思いませんでした。

でもこんな良いことずくめでは語ることがないではないか!
(‥‥なんだろうこの面倒くさいオダギリファン心理)

まあ「五百旗頭素敵」には完全同意だが、それよりストーリー的に三蔵山先生の苦悩が心に刺さりすぎてそっちの方が視聴後ぐるぐると頭を駆け巡る。

絵のバランスが崩れていることに気付かずに描いていた。
でもそれよりもショックだったのは、マンガを通して伝えてきたつもりだった「人間は尊く美しく優しさこそが強さなんだ」という思いがまったく届いていなかったこと。
読者にも、ずっと近くにいたアシスタントにさえも。

がっくりとうなだれる三蔵山先生@小日向さんの姿にわしゃもう胸が苦しくて苦しくて(´;ω;`)

作り手という人種は孤独だ。
劇中でも言われていたが、どんなジャンルのどんな作品でも、結局は自分の創造力を掻きたて、肉体に鞭打ち、最後は自分の責任において世に発表するしかない。
そうして心身を削って発表した作品を平気で土足で踏みつけるような事をされて、でも三蔵山先生は、作品を踏みつけられた事よりも、作品を踏みつけるような人達の心を嘆いているのだ。

実際に放映後、何人かのクリエイターが、三蔵山先生に自分を重ね、心を傷めていた。
こういう人たちは他を責める前に自分を責めてしまうんだ。
自分は何の努力もせず、ふんぞり返って誰かを批判していい気になっているような輩の心無い言葉にも、「情けない」と自分の不甲斐なさを責めてしまうんだよ。

そんな大御所の折れた心を救ったのは、新米編集者の心ちゃんのまっすぐな気持ちと、そして三蔵山先生の言葉をきちんと受け取っていた元アシスタント達の「尊く美しく優しい」強さだったわけだが。
個人的に、もいっちょ付け加えると、連日通い続け、三蔵山先生の心に添おうとした五百旗頭の誠実な対応もあったと思う。
だって三蔵山先生も言ってたけど、五百旗頭さんは悪くないよね。前の編集の尻拭いだよね。でも、それでも彼が後悔し、謝罪するのは、自分自身を責めていたのだと思う、編集者として。

「こうなる前に何とかできなかったのかな」という彼の言葉は、
「巨匠なのに手のかからない作家」
そう捉えていた自分の失態を責めているのだろう。
だからこそ、心ちゃんが「三蔵山先生、復活できるかも知れません」と呟いた時、「新米ごときが」とぞんざいに扱う壬生を押しのけて彼女の発言に食いついたのだろう。

あの瞬間の五百旗頭は、
160415-blog1b.jpg
こんな感じだったw

そう、編集は作家を守らなくてはいけないんだ。
誰かが寄り添って、気持ちをわかってくれる事が、彼らにとって何よりの救いになるのだ。


‥‥でも、編集者の心は誰も守ってくれないので(T_T)
ぜひともそこのところを、心ちゃんを通して今後描いて欲しいと思う。

ところで五百旗頭さんといえばそのシャツのバリエーションが注目されている。
当方で確認したところ、第1話ですでに8種類のシャツが使用されていて、メガネ、髪型とあわせてこの先さらなるファッション展開が予想され、
さすが日本芸能界におけるおしゃれ番長オダギリジョー!
毎回毎回シャツのテクスチャを作る方の身にもなってくれ‥‥(´;ω;`)

160415-blog3.jpg

「ムジカ・ピッコリーノ」#1 怪しさもキッズ仕様

Posted by Lazyrose on   2 comments   0 trackback

毎週土曜の夕方に放送されるEテレの音楽番組「ムジカ・ピッコリーノ」。
放送時間と局でお察しのように子供を対象にした音楽教育番組だ。
いや、子供向けとあなどるなかれ。これが大人の視聴に耐える秀逸なNHKの名番組なのだ。

ムジカ・ピッコリーノ公式

「忘れられた音楽を取り戻すために、音を封じ込めたモンストロたちを救うピッコリーノ号とメロトロン号の仲間達」
‥‥という簡単な説明では想像できないくらい、緻密に構成された世界観、近未来的スチームパンクなデザイン、視覚的でわかりやすい音の解剖学コーナー、一流の演奏者がゾロゾロ出演‥‥たった10分間の番組なのに、大人も子供も満足させるクオリティの高さといったら、さすがあの「日本語であそぼ」に野村萬斎さんを起用したNHK作だ。

教養のないワシは教養番組が好きで、この番組も時々見てた。
そしたら第4期になんとオダギリジョー出演! という驚愕のニュースが飛び込んで狂喜乱舞。
一般の人には「なぜ子供番組に本格演技派俳優が出演するのか!」「(演技力的に)大丈夫なのかメロトロンの仲間達(酷いw)」みたいな騒ぎになっていたんだが、オダギリファンからすると

似合いすぎる

のひと言だ。
なにしろムジカムンド世界を構築する背景・乗り物・衣裳・モンストロといったすべての造形が超センスいいスチームパンク!
これほどオダギリが受け入れられやすい世界観がこれまであっただろうか! いいやない!(反語)
オダギリ、絶対自分から希望してるよねこの出演。

というわけでワクワクしながら第1話を見た。
オダギリの役どころは「謎の男」(似合いすぎる)だというので、これは1話は登場しないかもなー。するとしても最後にちょろっと影くらいかなー。それよりアリーナちゃんあれからどうなったのかなーってかドットーレはもう出ないのかなー。
などと気を抜いてみていたらいきなりラジオから聴こえる

「あなたのラジオにこんにちは。Mr.グレープフルーツです」

おい、しょっぱなからかい!

謎の男Mr.グレープフルーツ(絶対偽名)はブートラジオ(海賊放送?)を流しているらしい。
いいねえ、オダギリの声質、ラジオ放送に向いてるねえ(声はな! こんなしゃべらないパーソナリティありえないけどな!)

とりあえずMr.グレープフルーツからの情報でトランペットのモンストロを救出したメロトロン号のみんな。
っておいおいおいトランペットの専門家エリック・ミヤシロさんかい! ぎゃー鼻血!
軽く鳴らした「トランペット吹きの休日」は凄すぎてモンストロあやうく破壊されるところだったよ。凄いなあ。

そんなわけで謎の男に導かれるようにして一行の新しい旅は始まる。
謎の男は謎のままラストになぞめいた微笑を見せて

「気になるな‥‥なんか気になるなァ
メロトロン号‥‥いいなァ」

万人が突っ込んだが(高寺Pまで突っ込んでたが)
ワシらが気になるのはあなたの方です。

160409-blog1.jpg

夕方の「ちびっ子たちをクギヅケにしておくからお母さん今のうちに晩御飯の支度しちゃってー!」番組にこんなん出演させたら、お母さんたちご飯作れないじゃないさ‥‥(´・ω・`)

「第10回和風展」その2 やっぱり反省会

Posted by Lazyrose on   2 comments   0 trackback

和風展開催中
Wafu10M.jpg
コメント投稿は2016年4月7日(木)23時59分まで。

さて、ホトトギス縛り2作めは時代を遡って戦国一の美女お市の方。

「北の庄」
160406-blog1.jpg

お市の方のこの辞世に対する夫・勝家の返した辞世が

夏の夜の 夢路はかなき 跡の名を 雲井にあげよ 山ほととぎす

「短い夏の夜も終わり、ホトトギスが鳴くのでもうお別れしなくては」というお市に対し、
「はかない夏の夜のような人生、この名を高めて(世に)伝えよホトトギス」という勝家。
北の庄でのふたりの暮らしは実に短く、悲劇的な最期をとげるものの、彼らの辞世は潔く、涙を誘う。

古来「死出の田長」といわれるホトトギスの声は、落城を前にしたふたりの耳にもあきらかに黄泉へといざなうものだったのだろう。

勝家と市の再婚の経緯はあまりはっきりしていない。信長の死後、庇護を求めての縁組かもしれないが、25歳の歳の差婚だとか子連れだとか色々な要素はあっても、意外と円満な夫婦仲だったのかもしれない。正直この時代の婚姻に関しては現代的な視点では語れない。
よく「お市の方は秀吉を嫌っていたので勝家に嫁ぎ、最期は自刃を選んだ」という説をきくが、まがりなりにも武家の女性が好きだの嫌いだのという観点でそういう判断を下すとは思えないし、大事な娘三人を預けている以上秀吉に対するある種の信頼はあっただろうと思う。
やはりこれ以上生きていても仕方がないという思いや、政争の道具としての人生の中で自分を受け入れてくれた勝家への愛情などがあったのではないだろうか。

というのがこのふたりの辞世から伺えるような気がする。
なので、夫婦の歌を連れそうように重ね合わせてみた。

さて戦国一の美女。V4でお市の方。
なにしろベースのV4は白人なので平たい顔族的にしなくてはならんが、本気で平たい顔族にしすぎると「戦国一の美女」にならない(笑)
というか、兄である信長の、数多ある肖像で最も信頼のおけるといわれるイエズス会宣教師の画家による肖像画(三宝寺所蔵)を見ると、鼻筋が通ったかなり彫りの深い美形なので、たぶん妹(これにも異説あるが)である市も洋風の顔立ちだったんじゃないかと思える。
なのでそこそこふんわりした和風美人顔にはしたが、あとは和化粧テクスチャでしのぐことに。

ちなみにこんな感じ。
160406-blog8.jpg

眉についてはちょっと悩んだ。戦国時代前半までは平安時代でおなじみの眉を抜いて墨で描く「引き眉」だったらしいが、後半になると自前の眉を残すようになっていたらしい。時々時代劇でお市の方や淀の方が普通の眉化粧をしているのを見かけるのはそのためだろう。しかし過渡期であるし、ふんわり置き眉の方が上流階級のはかないご婦人のイメージとしてはあっている。

もうひとつ、着物のテクスチャもがんばってみた。
藤の花をモチーフにしたのは、とりあえずお市のイメージに合うということと、ホトトギスの鳴く季節ならちょうど藤の咲く頃合だからだ。実際に旧暦の4月24日の越前に藤が咲いていたかどうかは不明。

160406-blog2-2.jpg

実はこの絵は3月半ばにはほぼ出来上がっていたのだが、最後で躓いて投稿できずにいた。背景の色だ。
実はこの絵、資生堂のポスターでおなじみ鶴田一郎氏のように仕上げたいと思って、パキッと原色でいきたいなーと。

どの色にしよう‥‥(´・ω・`)
160406-blog3b.jpg

落城をイメージした赤も捨て難いが、お市にふさわしいのは白という気もする、しかし白は1作目で使っちゃったし、「夏の夜」だからして夜中の黒か夜明け近くの濃紺も‥‥などと悩んだあげくなぜか紫になった。なんでだろう‥‥(笑)

そんな「北の庄」の背景問題を抱えたまま取り組んだ3作目は幕末。

「1869HAKODATE2」
160406-blog4.jpg

「2」でおわかりのように当然ながら「1」が存在する。
そもそも和風展がはじめて開催されたのは2007年3月。なんと今年で10周年を迎えたのである。
これはすごい事だ。
日本のPoserの展覧会でここまで長く続いたものは他にないのではないだろうか。
正直、絵という表現手段を持つ者にとって自作を投稿し、多くの方に閲覧していただける場というのは、成長と自省を促す何よりの機会だ。いまやPoser関係者がこぞって参加できる大掛かりな展覧会は他になく、主催者であるhisayanさん、T2さんには心からの感謝を贈りたい。

‥‥というような気持ちもあって、第1回めに投稿した作品の自分オマージュな感じで。

「1869HAKODATE」

「和風展」といわれて洋装の土方歳三が出てくるあたり、当時の自分もほんといい加減というか(雪降ってるし)好きなものしか描かないというか(笑)
思えば「和風ってなに?」「Poser絵をどこまで普通の絵にできるか」という自問と戦い続けた10年間であった(遠い目)
今見るとお恥ずかしい出来だが、果たして10年経った今、あの頃から少しは進歩したのかというといいや全然みたいな(遠い目)
め、眩暈がするぜ‥‥。

と、そんな反省はおいといて。
戊辰戦争で自分が最も好きなのは土方と容保公とこの中島三郎助だ。
幕末史に興味がある人でも意外と知られていない中島だが、詳しいことはぐぐってもらえればわかると思うが、そもそも浦賀奉行所の与力でペリー来航時に副奉行として直接交渉にあたったという、実はかなり重要な地位にある幕臣だ。

造船学、航海学、蒸気機関学、砲術を学んだ優秀な技官でもあり、外交交渉に長け、日本の近代化にたいそう寄与した人物でもある。宝蔵院高田流、北辰一刀流を学んだ武芸者で(ちな天然理心流もな!)
だからといって旧弊なタイプではなく幕府の攘夷方針に断固反対した開明派で、彼を師と仰ぐ桂小五郎、もとい木戸さんがその死をいたんで号泣したという、そりゃあもう佐幕派、倒幕派の別なく慕われた人物だ。にもかかわらず、戊辰では開陽丸ぶんどって奥羽越列藩同盟に与し、五稜郭にわたり、一本木で副長が死んで弁天台場も陥落し、榎本の慰留を蹴って息子ふたりと共に千代ガ岱陣屋で壮絶な戦死を遂げた男の中の男。
カッコよすぎる!
砲術のスペシャリストなのに最期は斬り死に。
イケメンすぎる!!

そんな彼の辞世がこの絶唱。
郭公(ほととぎす) 我も血を吐く 思ひかな

10年ぶりに戊辰を描くということで、副長と並ぶ最後のサムライ中島三郎助の肖像をぐぐってみた。
‥‥かなりのイケメンだ。
なにこれ美味しい。しかも洋装。DC着物使わなくていいぞステキすぎこれは楽勝だ!

‥‥とか思っていたら、ケープとコートがDCという落とし穴orz
何が大変ってこの、コートのヒラヒラよ!

160406-blog9.jpg

普通に着せるだけならどうってことないのについうっかり格好よくはためかせたい! とか思ったせいで、ウィンドフィールド使ったらこれがまくれあがりすぎる。仕方がないのでコートの布密度大きくしたら今度は袖がのびすぎるとかもうね‥‥もう‥‥DCでうかつにパラメーター調整はしない方がいいというのはよくわかってはいたんですが40回くらいトライしました。やっぱりDC嫌い(´;ω;`)

で、まあとりあえず形になったところで普通にレンダリングしたのとスケッチレンダリングしたのとHDR的な加工とかしたのとかをレイヤーで重ねて、

160406-blog5.jpg

どうとかこうとかしてあんな感じに(面倒くさくなってきたので省略)
そんで、背景を劫火っぽくしようと思ったのだが、ただ火があるだけではなんだか物足りないので幕府滅亡の象徴として葵の御紋を、

160406-blog6-2.jpg

‥‥燃やしてみたw

そんで気がついた時には投稿最終日の3月31日の23時くらいになっていてだな!
やべえと思って「北の庄」をとりあえず完成し、次いでこの3作目を完成させ、さあ投稿するぞと思ってからコメント用意してなかったことに気がついて涙目でものすごい勢いで書き込んで突っ込んだ。

‥‥安定の23時59分であった。

とりあえず初日投稿は果たしたが、最終投稿の呪いは解けておりませんでした。
そして「まあでもとりあえず間に合ったぜ今年は優秀だったな俺様」とかのんびりくつろいでいたらはるさんのコメントで

タイトル間違えていた事に気がついた。

「1986HAKODATE2」って何やねん! どんだけ近いんじゃ戊辰戦争!(笑)
やはりギリギリの投稿というのはいかんですねえ。
まあ、はるさんが「4月1日ですもんね」とナイスなフォローをしてくださったので、え、ええ、ええそういう事でひとつお願い‥‥できませんか! できませんよね!
せっかくの10周年のラストにとんでもないオチつけて大変申し訳ありませんでした!

そんなこんなで「ホトトギス」三部作。
色々探した中で、非常に美しく死を歌った句を、その人物もあわせて特に心に響いたものを選んでみた。

(余談)
実はもうひとつ候補があって、やはり戊辰戦争時なんだが

時鳥 血爾奈声盤有明能 月与他爾知人那起
(ほととぎす 血に鳴く声は有明の 月よりほかに知る人ぞなき)

かの久坂玄瑞の辞世だ。
久坂という人物の苛烈な生涯もまたとても美しいと思う。切れ者で美声でかなり美丈夫だったという玄瑞をやるならやはり一也だろうなと、思いはしたのだが‥‥

160406-blog7.jpg

‥‥そんなわけで(笑)

それにしても「ホトトギス」三部作とかいって、よくよく考えたらなんだか10周年にふさわしくない不吉シリーズになってしまった(笑)
苛烈で華麗で筋の通った人生を送った人々の、死出の旅路を寿ぐホトトギス。
しかし、和風展がこれで旅立ってもらっちゃ困るので(笑)

劫火の中から新生日本が産まれたように、「和風展」も新たな歴史を切り拓いていただきたい

と微妙にわざとらしいが添えておく。
ぜひとも来年3月には11回めの開催を祝う投稿をしたいものだ。

「第10回和風展」その1 ついにリベンジ成功

Posted by Lazyrose on   2 comments   0 trackback

恒例「和風展」3月から開催しております(遅えよ)

Wafu10M.jpg

まあ、なんだ、とりあえず今回最大の事件はこの女帝ペンギン様が初日投稿だった件ではないかと自負している。
毎年毎年なぜか最終投稿ドベ常連のワタクシが初日投稿しかも3番目というのがジャパンPoser界においていかなる大事件なのかは、拙作「高尾」のコメント欄をご覧いただければおわかりになるかと、

roseやればできる子!<(`ー´)>エッヘン!

てなわけでそんな鼻高々な(笑)投稿作についての言い訳をいくつか。

お気づきになった方もあるかと思うが、今回は「ホトトギスしばり」の三連作だったりする。
俳句・和歌でよく取り上げられるホトトギスだが、自分が好きな人物と絡めるとなると意外と使える句が少ない。普通に最初に浮かぶのは「鳴かぬなら‥‥」で始まる信長・秀吉・家康のアレだが、これは「甲子夜話」で三武将の性格を喩えるために後世作られたものであって彼らの作ではない。
といって正岡子規は絵にしたい対象ではない。

ところでホトトギスというと初夏、そしてどことなく不吉な句が多い。
これは夜にも鳴くことから冥土に通う鳥だといわれたからだとか、蜀の望帝が死してホトトギスと化したという逸話があるとか、その辺から来ているのだろう。江戸の昔からホトトギスの声を「鳴いて血を吐く」と表現したし、厠で聴いたら不吉が起こるといわれたりしていたらしい。喀血したノボさんが自らを子規(ホトトギス)と号したのもそこを結びつけたのだろう。

どうせなら縁起悪いシリーズで行ってやろうと思い(おい)最初に選んだのは吉原の名高い二代目高尾太夫の作。

「高尾」
160405-blog2.jpg

うろ覚えだが「今朝の御別れ なみのうえ御帰路 御首尾いかがあんじ候 わすれねばこそおもひ出さず」という手紙が蜀山人の著にあって、そこに添えられた句だ。
単純に読むなら後朝(きぬぎぬ)の別れの後に、想い人が今どこで何をしているのかという切ない思いを読んだ歌で、恋歌といえばそうなんだが、どうもそれだけと思いにくいのが、この「想い人」といわれているのが仙台藩主・伊達綱宗という点。

高尾太夫に恋焦がれたあげくその体重と同じ重さの金を積んで身請けしたという、巷説ではバカ殿のジャンルに入る殿様だ。実は身請けされた高尾はこの綱宗に、屋形船から大川に吊るされて斬り殺されてしまう。
遊女といってもこの時代の花魁ともなるとその格式は高く、大名家の息女と比肩するほどの学識、茶道・立花・香道から琴や鼓といった芸能に通じた一流の女性だ。気位の高さもハンパではない。
そんな高尾にとって金積んで花魁買うような田舎大名が心中立て(こころなかだて)するような相手とは思えない。

と、いうような憶測から巷ではこの歌は伊達公に宛てたものではなく、彼女には心底惚れた恋人がいたのだ、という説がまことしやかに流れている。綱宗に斬り殺されたという経緯が不明な点がこういうロマンティックなストーリーを生んだのだろう。

話が長くなったが、そんなわけでこの句。
実は最初高尾太夫その人を描こうと思って花魁衣裳まで用意したのだが、江戸時代初期の花魁衣裳は後世のそれとはちょっと違うし、「絶世の美女」は第2作で使用するつもりだったこともあり、「そんな高尾に思われていた色男」の方に変更。

ちなみにここで出てくる「駒形」は大川の渡船場(現在の隅田川の駒形橋あたり)。ここに渡し舟があって、駒形の渡しが両岸をつないでいたらしいので、おそらく「想い人」は猪舟か屋形船で吉原に通っていたのだろう。
‥‥と思われるがそれではつまんないのでいっそ船頭だったということに(無理すぎw)

いや、名の知れた渡しの船頭さんてのは稼ぎもよくてイナセで伊達男の代名詞、そりゃあモテたんですからね!

とりあえず伊達男にはhoneyさんのM3おはしょり着物。これを着せれば間違いなくイカした男前になるんだぜ。
しかし頂き物頼りってのも何なんで、ついでにちょいと歌舞いた感じにしようと、派手めのテクスチャを作成。

160405-blog3.jpg

作品はモノトーンぽく彩度を落としているが、実際は金ピカのド派手な柄模様だったりするw
ついでにほとんど映っていないが一応前身頃。

160405-blog4.jpg

あちこち破綻してるのはM4に無理やりM3着物を着せているからだ。
そんで手ぬぐいを被せたいのだが、ほどよい手ぬぐいpropなんてものはない。頬かむりだとちょっとどじょうすくいとか野良仕事のイメージがあるので(笑)、ふんわり色っぽく被せたい。
しょうがないからタオルpropをDC化してみた。

160405-blog5.jpg

うまく丁髷にひっかけるのに多少シミュレーションを繰り返したものの、さすがに一枚布だと思った通りになってくれて一安心。

そんなこんなで第1作「高尾」はイカした船頭さん主役。
正体はこの人。
160405-blog1.jpg

「何がなんでも初日に投稿してやる」
というほとんど執念で3月1日にぶっこんだ。なんと2月の初めから作画にかかっていた(笑)
ほめてくれ!

(どうもこの時代の吉原関係の話になると話がとまらん。相当はしょったのだが長くなったので残り2作の話は分ける)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。