Poizon of rose

蜜×毒なイラストとかOJとか

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「第11回和風展」その2 イケメン台無し計画

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個人的に和風展で複数出品する場合は「裏テーマ」みたいなものを設けている。
昨年なら「ホトトギス」一昨年は「いただいたアイテムを使う」とかそんな感じで。

で、今年の裏シバリは

その1. SuperflyレンダでGO
その2. イケメン台無し計画


の2本立てだ。
1.に関しては言うまでもない。
せっかくP11Pro買って最新レンダリング環境にあるのにそれを使わないテはない。
あれだけ頑張って(当社比)マテリアル調整をしてきたんだから今回は全作品Superflyで行っちゃうゾ!
みたいな感じで。

そしてP11用のメタル塗装でせっかくのイケメンっぷりを台無しにされた「水月観音」を見た時点で、
「よし、今回はハンサムなM4くんを台無しにしてくれるぜ」
という第2のテーマが浮かび上がって決まったのが2作目の「ブラック企業」だ。

170615-blog1.jpg (元画像1/8)

「和風」ということはつまり「日本的」
いかにも日本的なものといえば世界でも屈指で過酷な日本のサラリーマンの労働状況であろう。
なんたって「KAROSHI」という言葉が欧米に輸出されているというから、実に不名誉きわまる「日本らしさ」だ。

そこでブラック企業調べていたら上がって来る労働条件がどれもこれもどっかで聞いたような酷さ。
これはあれだ、昔なつかしマスクドライダーに出てくる悪の組織そのものではないか。
昔思ったんだよなー、「イー」「イー」叫びながらライダーたちにこてんぱんにやられて、時には無謀な突撃かまして死んでいくショッカーの戦闘員かわいそう‥‥って。

そんなわけで典型的ブラック企業某組織戦闘員をクローズアップ。
でもあの戦闘員なんだか貧弱な身体の人が多くてどうにも不服なんだよなー(失礼な)。
まがりなりにも戦闘員なんだから陸上自衛隊の隊員クラスの体力づくりくらいはしてると思うの。一応「イケメン台無し計画」なのでそれなりのイケメンボディでないと。
で、筋肉モーフで肉体派に仕立ててM4スーツを改造。
ショッカーの戦闘服とかマスクとかなんてものはさすがに存在しないので、モデリングなんかできないオノレにできることはテクスチャマップで何とかすることだけだ。

ベルトとか
170615-blog2.jpg

目だしマスクはあまりにもダサいのでアレンジした。
170615-blog3.jpg

過酷な戦闘を終え、何とか基地に戻った戦闘員、上司の目を盗んで倉庫で一服みたいな。
Red viperさんの倉庫はほどよく薄汚れて殺伐とした雰囲気があって実にいい。
実は倉庫の貼紙もちょこちょこネタを仕込んだった。

170615-blog4.jpg

戦闘員役のM4はP11用マテリアル調整しまくってあるのでそのままレンダで充分リアルになる。うむ。
そんなこんなでこれに関してはわりかしSuperfly丸出し‥‥のつもりだったが、やさぐれた雰囲気を盛り上げるためにコントラスト調整とかかけたらいつもとあまり変わらなくなった。残念。

ちなみにこのキャラは刑事さん設定なので、ブログ用にこんなネタを用意していた。

170615-blog5.jpg

そしたらドラマ「Crisis」でまんま警察組織のブラックっぷりが描かれて、まさに社蓄以下の扱いを受けた主人公以下チーム全員が闇堕ちしていた。
恐るべし日本社会。

さて3作めの「TAKERU」
最初に構想練っていた時点で一度は破棄した小碓命(オウスノミコト)ネタだ。
いやもう締め切り3日前だったもんでね!

そもそも熊襲征伐時点で小碓命は16歳。ティーンだ。
だから律儀にまにほにH4で可愛らしい美少年仕立てにしようと頑張っていた。

170615-blog6.jpg

あーそうね、だから全然ピンと来なかったのね。
「二十歳未満は人間未満」というワシのポリシーからいって、ティーンなんか描いたってちっとも嬉しくないやい!

倭建命(ヤマトタケルノミコト)といえば親父に「兄ちゃん連れてこい」といわれたのを勘違いして手足もいで簀巻きにして、びびった親父に遠征命じられれば女装にだまし討ちに女を犠牲に神頼みと、ありとあらゆる卑怯な手段を使いまくって敵を征圧。そのくせ最後は「パパンが許してくれない」と泣きながら死んでいく、天下無双のファザコンDQN男だ。
人物像はなかなかにワシ好みの脳筋男なんだが、なにしろティーンじゃ意味がない。
よし男でやろう、史実年齢無視

あとこれは縛りというわけではないが、和風展に出品する場合、基本的に「男女両方描きたい」というのが昔からある。
ワシは男好きだが女も好きなのだ。
男ばっか描いてたら欲求不満たまって女も描きたくなる道理!

だが今回は裏シバリが「イケメン台無し計画」だ。
でも女も描きたい!
悩んだところで、双方丸く収めることができるのがM4女装ネタだと気がついた。

170615-blog7.jpg

そんなわけでこの美女の正体は

170615-blog8.jpg

ついでに古代日本の九州地方の風俗を真面目に描くんじゃなくて花魁装束、つでに座敷も江戸時代。
じ、時間がないからじゃないよ! これは歌舞伎なんだよ歌舞伎!

歌舞伎の世界じゃ性別、身分、年齢、職業は役の性格表現のために誇張や様式化されてるんだよ。
だから菅原道真の息子が寺子屋にいるし曽我五郎(助六)は吉原に通ってるし久我之助清舟は前髪の色子姿なんだよ!
細かいことは気にすんな!

ということで力いっぱい花魁姿www

170615-blog10.jpg (元画像1/8)

しかし、これができたのが締め切り前日という相変わらずの切迫状況につき、まともに加工デザインしている余裕がなかった。
もう一番何も考えなくてもいい「いつものデザイン処理」でお茶を濁すしかないってんで、仕上がったのが締め切り当日の昼。

だいたい3作も出すなら出来上がった順に投稿していきゃいいものを、飽きっぽい性格が災いして、ひとつひとつ仕上げていくということができない。
「これでオッケー」と思っていてもさあ投稿しようと見直してみたらどうにも気に入らない部分に気付いて修正して‥‥みたいなことの繰り返しになって、結局最後の3日間くらいは3作全部並べて同時進行になってしまうのだ。
昨年克服したはずの反省点が全然生かされてなかったorz

そんなわけで気付いたら締め切り当日の23時になっていて、そこからもう死に物狂いで使用アイテムを確認し、コメントを作って投稿しよう段になって

「2048×2048 ドット以内、2MB以下のJPGまたはPNGファイル」

という規約に気がつく。
工工エエエ(´Д`;)エエエ工工

待てコラ去年までは3MB以下だったやんけー!
と叫んでも今さら遅いので、手っ取り早くサイズを半分の1024に(安直)
で、気がついたら23時45分くらいになっていて、ヒーコラいいながら3連続で叩き込んだ。
まーたー大トリの舞いを舞っちゃうのか俺! と思ったら滑り込みでドベ常連仲間のaachanさんが投稿したので

今年は最下位回避したぜ!

何となくお姉さんみたいなものも描けたし色男台無しにしまくったし、まあ満足だ。

170615-blog9.jpg

というわけで今年も低レベルな争いに勝利した(?)ワタクシの苦悩と努力の集大成3作品と、すばらしい3DCG作品の数々をご覧ください。
コメント投稿期間は6月25日まで。はー、この感想ブログ書いてようやく自分の和風展は終わった。
これで他の人の作品をゆっくり観られる~。

Wafu11L.jpg

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「第11回和風展」その1 窮すれば神仏に通ず

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今年は諸般の事情で例年の3月ではなく5月開催となった「和風展」。
もはや希少なPoser(および3DCGソフトウェアを使用した)イラストの展覧会だ。
会員登録しなくても閲覧可能なので、関係者以外の方たちもぜひご覧あれ。

Wafu11L.jpg


さて、恒例の制作裏話。

実をいうと4月に入った時点でワシの頭は完全にオールド・ラテンに支配されていた。
流れる曲はマンボにサンバ。
「Manbo No.5」だの「El Mambo」だの、あの高橋大輔が2011年のショートプログラムで「チャッチャッチャララララッ ウッ」ってやってたあの辺だ。
イエー! ラテン・スタンダード万歳!
おまけにドラマ「Crisis」にハマって描きたいものといったら公安機動捜査隊特捜班一択状態。
ワシの意欲はマンボにスーツにガンアクション。戦国も幕末もまったく眼中になく、

史上稀に見る血中和風濃度欠乏状態

やばい脳細胞のどこをどう探しても「和」がみつからない。

それでも3月時点から温めていた構想があったのだが、初日に投稿された作品見てたらネタもろかぶりしていたという衝撃。
うわああああああ! 無理やりひねり出した和傘エロ構想撤退! 撤退! 逃げたんじゃない、これは戦略的撤退であるー!

そこからもう、半泣きになりながら「和風」ぽいものを探しましたよ。
そんなこと言って実はサボッてたんだろうって?
実はちゃんと証拠がある。
なにしろ今回投稿した3作品の前にすでに6作くらいレンダリングしていたのだ。

日本道路公団が管理してるブツ使えば「和」にならんかとか。
170613-blog1.jpg

新宿のピンサロ前でたたずむヤクザはどうかとか。
170613-blog2.jpg

いっそのこと上代まで遡って古事記の男の娘ネタはどうかとか。
170613-blog3.jpg
※小碓命は結局もう一度取り上げることになるが、この時点ではHiro4使って「美少年」にしていた。
しかもちゃんと上代の衣裳と背景用意していた。

どうです。ちゃんとシーン作ってたんだエライだろう(棒

しかしどうにもピンと来ない。
しかも(例によって)ダイナミッククロスのシミュレーションに嫌気がさした。
何十回やっても思うようにいかない!
何とかまともにシミュレーションできたと思ったら小道具化保存する方法忘れた!
どういうことだP11だと何か違うのか? 調べてる暇なんかねえよ!ヽ(`Д´)ノ

すでに和風展はスタートし、続々と作品が投稿される中、窮地に陥った自分が思いついたのは

ダイナミッククロスがだめなら服着せなけりゃいいじゃん!

という荒業だった。
裸で許される存在。これはもう仏像しかあるまい!

てなわけで、血中和風濃度ゼロから無理やりひねり出したのが1作目の「水月観音」
元画像はこんな感じ(1/10スケール)

170613-blog6.jpg

投稿コメントで述べたが、水月観音は法華経に出てくる三十三の観音のひとつだ。
日本で有名なイケメンの仏像といえば興福寺の阿修羅像、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像、東寺帝釈天あたりだろう。
しかし、知名度は低いがワシ的にダントツ一位のイケメン仏像といえばネルソン・アトキンズ美術館収蔵のこの水月観音像だ。
半膝立ててしどけなく、さもリラックスしているように見せかけて実は正中線の通ったこの絶妙な仙人ポーズのバランス!
頭のてっぺんからつま先まで優雅にしてみなぎるパワーとこの気品!

これだ! ワシが描きたいのはこういうエロスなのだ!

と、いうわけでとりあえずヒラヒラだのキラキラだの仏様っぽいアイテムをかき集めてポージング。
そして肝心の観音様のモトになったのは

170613-blog5.jpg

うわあ、生々しい(笑)

ところで昨年までのワシと、Poser11Proを手に入れた今年のワシでは大きな違いがある。
それはSuperflyレンダが使えるということだ!
そう、昨年暮れにヒーコラいいながらSuperflyレンダに挑戦し続けた「P11奮戦記」あの激闘はいまここで

「今年はSuperflyレンダだぜ!」

と威張るためにあったのだ!

てなわけで、モデルにした水月観音像は木製だが、衣裳・背景・小道具すべてテッカテカのメタリックマテリアルで未来的な観音様に仕立て上げることに。

コメントでniseisyaさんから「リボルテックタケヤを思い浮かべた」と鋭い指摘があったが、ビンゴです。
イケメン仏像といったら海洋堂リボルテックタケヤの造形作家・竹谷隆之氏が生み出したあの仏像シリーズだ。
あああ阿修羅カッコイイ迦楼羅カッコイイ軍荼利明王かっこいいい(武闘派ばっかかよ!)

というわけでマテリアルルームでだいへんしーん!

170613-blog4.jpg
メタルマテリアルをあれこれ調整し、元の肌テクスチャとミックスしたりとかまあいろいろ。

そんな経緯があったもんだから、当然のように男性ホルモン強めの観音様になった。
「観音様の腹筋割れとる‥‥」
というご感想ありがたくお受けしましょう、はい割りました。

ちなみに観音様に性別はないが、華厳経に「勇猛なる男子(丈夫)、観世音菩薩」とあるように、もともとは男性であった説が有力なのだ。
まあ男中心で世の中がまわっていた時代には優しげな慈母観音的なイメージの方がウケが良かったのだろう。
古い木造や銅像や絵は女性的な造型になる例が多い。
だがワシは女なのでイケメンしか認めん!

そんなこんなでイケメン観音様のできあがりだ。
これは声を大にしていうが今回の作品はKyotaroさんのP11用マテリアル集「KYO’s Superfly materials 01 - Rosy」無しには成立しなかった。
ありがとうKyotaro博士!
おかげさまで1作は何とかクリアしたぜ!

(以下、その2につづく)

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