Poizon of rose

蜜×毒なイラストとかOJとか

コラボ企画「彩」第二夜

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コラボ企画「彩」の第二夜「白練」アップ。

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「色」で斎藤を見せるというテーマなので、「誰が」「何色で」斎藤を捉えるのか、という部分は
企画初期段階でかなり相談した点だ。
第一夜の芹沢鴨の底知れない「漆黒」に対して、伊庭の「白練」。
練色(絹の製造工程の練糸の色)よりも明るい白、というこの言葉。
伊庭八郎という人物の、染まらず、明るい雰囲気をよくあらわしているように思える。

伊庭八郎は幕末、遊撃隊で活躍した隻腕の美剣士だ。
箱根山崎の戦いで左手首が落とされても平然として左腕ごと切り落とし、隻腕となりながら戦い続け、函館で旧幕軍と合流。
最期はモルヒネを飲み干して自死したという、苛烈きわまる武士のひとりだ。

これだけ書くと実にroseの好みの人物なのだが、実を言うと、自分は伊庭はあまり好きではない(笑)
なぜかと問うまでもなかろう。
まず「白皙の美男子」「眉目秀麗」、当然に女にモテモテという色男。
おまけに育ちがいい。
「幕末江戸四大道場」練武館の心形刀流宗家跡取りで、「小天狗」「麒麟児」と称される腕前で、江戸前の気風のいい男。
仕事の合間にグルメ日記とか書き記す知性派でもある。
要するにアレだ、土方歳三と並んで「歴女」のハートをピンポイントで直撃する男なのだ。
うちの副長の扱いを見ればわかるように、そういう男は自分の視界に入らない(笑)

おまけに今回は「未完成時代の伊庭」だという!
ガキなのかよ!
当然同世代の斎藤もガキだよ!
俺にガキを描けというのかぁ!

俺のランタイムにはおっさんしかいねえ!

間違いなくこれは挑戦だ。窮地に立たされた。
どないせえちゅうねん!
いや、これでも努力はしたんだぜ?

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……。
ダメだ、ちっとも創作意欲あがらん。
NICOさんのニヤニヤ顔が目に浮かび、ムカついた奮起した自分は、いきなりここで「切り札」を抜くことに決めた。

困った時は手書きだ!(笑)

ということで、おもむろにフォトショップ起動。

あまり必要ないかもしれないが、今回使った「鉛筆画風のブラシ」の作り方。

フォトショップのデフォブラシでは、輪郭線なんかが上手く行かない。
自分はブラシを改造して「鉛筆風」「ペン画風」(あくまでも「風」ってとこがミソ)てのを保存してる。
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鉛筆風にするには「ブラシツール」上でハード円ブラシを選び(サイズは3~7pxあたりが使いやすい)
テクスチャを適用する。
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ブラシの硬さ(ブラシ先端のシェイプ)は100%にしておくが吉。
テクスチャではなく「散布」でザラザラ感を出してもいいけど、テクスチャの方がきめ細かいかな。
あとの設定はお好みで。
描いてみるとこんな感じ。

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……うむ、せっかくだから、作品には使わなかった伊庭でも描いてみるか。

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下の赤い線は、「大人の男」を描く際の自分のアバウトライン。
目の位置、顎の大きさ、首の太さなんかが違うのがわかると思う。
なんたって十代だからな!

えー、それで、若年斉藤君を描いて~

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あとは「和風展」の時の若武者と同じ、水墨画風のペンで塗り塗りして仕上げ。
あっさりした絵のわりに、使用したレイヤーは60枚を超える。
微妙な陰影はテクスチャ(質感)を部分的に切り替えて重ねて出すしかないのだ。

って、すまん、Poser的にはなんの足しにもならない記事だった……。

Comment

sannzi says... "白練!"
第二夜「白練」読ませていただきました、勿論漆黒も。
実は私は事あるごとに白練を使っていて、とても気持ちを惹き付けされるものがありました。
最近では中華展用に描いた陰陽太極図の白い部分は白練でしたし、昨年暮れ年賀状コンテストに出展したトラの口の中が白練でした。
白い部分を描く時はただの白では芸がないので白錬り使っています。
と言っても色の名前がカッコいいから使っていたのであって、言葉の意味は今日初めて知りました(^^;

小説は主観を変えながらしかし主役は常に斉藤一という面白い設定ですね。
しかも色、多分和の色を使って表現されているので、これから各色の解説も読めるのかなとそれも楽しみです。

roseさんの手描きの絵も大いに興味深かったし、時代小説にあっていて味わい深かったです。

鉛筆ブラシ、早速保存しておきました。
こんな設定できるのかと初めて知ることが出来て良かったです。
2010.05.13 00:12 | URL | #u2lyCPR2 [edit]
rose says... "ありがとうございます~"
>sannzoさん
わー、ご覧いただけて嬉しいです。
Poser関係者の人にはなんだかちょっと、興味ない分野だったら申し訳ないかな~とか殊勝なことを、ちょっとは思っていたんですよ(笑)

白練は、おっしゃる通り、純然たる白ではなく、これから染まる色という、文学的な表現なんですよね。色彩を重視して絵作りをされる方はsannzoさんと同じように、こういった微妙な色合いを使われると思います。
自分もよほどコントラストを強調した表現の場合以外whiteは使いません。

色しばりテーマで登場人物を替えつつ、ひとりの人物を描き、なおかつその人物が全部別人に見えたら私たちの試みも成功かな?という感じです^^

ブラシは、気に入ったのができたらとりあえず保存しておくといいです。テクスチャを使用した場合はブラシライブラリよりツールプリセットに保存した方が再現性が高いですよ~。
こんな記事でもちょっとはお役に立てたならよかったです!

……手書き絵は……ちと恥ずかしいですがお褒めいただけてひそかにブヒブヒ喜んでおりまする。
ぜひ残り三夜もご覧いただけると嬉しいです。
2010.05.13 00:26 | URL | #4SZw2tfw [edit]

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