Poizon of rose

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「マイウェイ 12000キロの真実」(不真面目編)

Posted by Lazyrose on   4 comments   0 trackback

狂乱怒涛の「和風展」をはさんで、ギャラリーに「マイウェイ」感想絵
シベリア編
ノルマンディ編
を(やっとこさ)アップしました。

映画の上映期間も過ぎさって、和風展も終了して、今さらだとは思うの。
でも「不真面目編も書け!」と言ってくださる方がいるので……っていうか書かずにおれないからさ、
しょーもない内容でしかもクソ長いうえに、オダギリファンにしか解らないだろうネタとかあるんで、
興味ない方は見なかったことにして欲しいのよ。うん。


(本気で長いから!)


さて。
おそらく「ジュンシク万歳」を望んでいた韓国の観客にも、「日韓どうとかではなく人間を見て」と思っているだろう監督にも申し訳ないが、大半の日本の女性客の感想は
「オダギリ可愛すぎ~♪」みたいなのが、本音ではないだろうか。
だってさ、ぶっちゃけて言うがこの映画、実は「長谷川辰雄プロモーションビデオ」だと思う。

まあ学生時代のみょう~にいやらしげな横わけとか、微妙に速そうに見えないマラソン姿なんかはおいといて、
舞台が戦場に移ってからはもう、有象無象をかきわけてオダギリ辰雄の独壇場。
だってさあ、口ひげ生やした、しかもあろうことか陸軍の、だっさだっさの軍服がだよ?
あの広い肩と細腰が織り成す絶妙な逆三角Skinnyモーフ全開のオダギリが着ると

「長谷川大佐ああああ!どこまでもついていきますうう」

という気になるではないかあな不思議。
たとえ頭が限りなく「付いていきたくない上司ナンバーワン」みたいな単純軍国野郎だろうと
あの美しい軍服姿を見たら「脳筋でかまわねえ」という錯覚起すぞ。

いや、最近本気で思うんだけど、ちょっとヤバいんじゃないのかこの男。
試しに自衛隊のポスターにでも使ってみたらどうだろう、たぶん応募者殺到すると思う。

で、そんな脳筋長谷川大佐、「爆弾持って戦車に特攻」という世にも頭悪そうな作戦を決行するわけだが、
ちょっと待て、指揮官自ら特攻してどうすんだよその後?てな突っ込みがよぎったんだけども、ノモンハンでの無敵っぷりに納得しました。
あたかも京の五条の橋の上、戦車相手に生身でひらりとひらり飛び移り、撃つわ斬るわふっ飛ばすわ。
さすがだクウガ!いや斎藤一!(違)強い強すぎる!
もしやコイツと超人ジュンシクさえいれば、本当はソ連戦車隊全滅できたのカモシレナイ。

でもさすがに現実は厳しい。
戦車砲でマンガみたいに吹っ飛ばされて意識不明で回収されて、気づいたら捕虜になってました。
というような展開の後、待っていたのは吹きすさぶシベリアンブリザード。

120331-blog1.jpg

黙って立ってたら凍え死ぬし、動いてたら体力消耗して飢え死ぬし、凍傷にかかったら薪扱いで火にくべられて死ぬ(涙)という、そこはまさしく生き地獄。
でも辰雄のお色気は、そんな過酷な環境でさらにさらに開花していくわけである。
さながら雨に打たれて匂い立つ白百合の如く(殴

だいたい、食事も満足にとれないような悲惨きわまる収容所で、冷酷非情なかつての上官なんか、普通どう考えたってリンチされて死ぬだろう。
ところが、「共産党に忠誠を誓え」と強要されても「天皇陛下万歳!」と叫ぶ脳筋上官が、吹雪の中お仕置きに吊るされてるのを見た部下たちは
「大佐ー!寝てはいけませんっ!」
そうだそうだ寝たら確実に死ぬ。あんな可愛い生き物を無駄に殺してはならん。
大日本帝国陸軍の皆さんありがとう、脳筋辰雄を慕ってくれる部下は私の想像以上にいたらしく、
吹雪にさらされて冷凍庫の鯛みたいになった辰雄がかつぎこまれるや、部下たちがわらわらと群がって、
乏しい自分達の衣服でガバガバとくるんでさすってあたためる。
「ストーブにあたっても無駄じゃね?」とせせら笑うアントンを尻目に、辰雄ちゃっかり復活。
しかも恩人である部下たちの服を当然のような顔でぬくぬく着込んだうえに、この期に及んでまだ
「宮城遥拝せよ」とかエバっている!

なんなのこの姫っぷりは。

余談ながら、監督はこの吹雪の中で吊るされるシーンを「ふんどし一丁」でやろうと計画していたらしい。
「そんな事、大スターであるチャン・ドンゴン氏にさせられない!」という義憤をタテにしたオダギリの
必死の抵抗のせいで、とりあえず回避されたそうだ。

なぜ変更したし!

大スタードンゴン氏のフンドシは確かに誰も見たくないだろう。なんだか気の毒だ。
だがオダギリお前は別だ!
監督うううう!そこは譲るべきではなかったぞおおお!百万の観客がそれを切望していたぞー!
本作中、唯一不満を感じたシーンである。

120331-blog2.jpg

さて、そんなツンデレ辰雄姫の「デレ」は、副官の向井少佐に向かう。
彼が彫ったコケシを見て「上手いな……」と褒めるその目には、彼が前世で一生懸命彫っていたいたあのモアイみたいな物体が蘇っていたに違いあるまい。
そんで、ほんわかしてる上官に「日本に帰ったら」みたいな危険なセリフをいう純朴向井。
「いや待てそれフラグだろっ?」と思ったら案の定、アントンに苛められる部下をかばって向井少佐速攻で死亡。
部下の死に逆上した辰雄の暴走に暴動が起こって、ジュンシクも辰雄も一緒くたで処刑される寸前、実にタイミング良くドイツ侵攻のお知らせ。
「ソ連兵として戦うか死ぬか選べ」と銃口をつきつけられた辰雄。
この時の辰雄にもはや「祖国のために死んでやるー!」的な短絡な強さはない。なぜなら、

一度デレたツンデレは弱い。

独ソ市街戦でかばってくれたジュンシクに、そのデレが一直線に雪崩をうつのに時間はいらなかった。
「ドイツ領に向かう!」と力強く立ち上がるジュンシクにふらふらと付いていく辰雄姫。
「自信がないなら付いてくんな」とかいいつつも、辰雄に装備を渡し、野宿の支度をし、食い物を分け与え、
腹の傷のせいで意識不明になったら背負ってドイツまで駆け込むジュンシクまじいい人。
さらにそんなジュンシクの奉仕を疑う事もなく、例によって当然のように面倒みられる辰雄姫。

そして場面変わってノルマンディ。
ちゃっかりドイツ東方軍に所属して、明るく楽しく捕虜生活を謳歌しちゃってる辰雄。
各国の寄せ集めみたいな捕虜の集団で、いつの間にかタメ口叩けるトモダチも作り、
これまでの軍隊生活からは夢のような食生活と、小奇麗でセンスの良いドイツ軍服に身を包み(笑)

生き別れた運命の人命の恩人ジュンシクと感動の再会シーン。
どこに行っても何があっても変わらず走り続ける、もはや形状記憶合金男ジュンシクを見つけて、
ご主人様に出会えたわんこ走る!走る!
「ふたりの関係性がわかりにくい」とか批判をしてる輩は、あのシーンの辰雄の目を見ろ!
見てないだろうちゃんと見ろ!あのうるうるお目目を見てなおわからなかったらお前はメクラだ。

しかし、辰雄をかばったせいでジュンシクが聴覚を喪っていたと発覚してからは、
甘やかされっぱなしだった辰雄姫、突如騎士道精神に目覚める。
労務作業中も整列する時も耳の聞こえないジュンシクにべったりひっついて、甲斐甲斐しく面倒を見るわ、
「そろそろ連合軍ヤバい」と噂をきくや、「ジュンシクを故郷につれて帰る!」と危険な脱出行を決意するわ。
いやはやデレだ、デレデレだ。
当のジュンシクは「辰雄も成長したなあ」みたいな、頑張る弟を見守るお兄さん状態でつきあって、
気がづいたら「史上最大の作戦」が決行されてしまったでござる……。

それにしても、これまで観てきた数々の戦争映画ではある種爽快な「ノルマンディ上陸作戦」だったけれども、
こうしてドイツ軍捕虜の視線で見ると、まったく不愉快かつ理不尽な連中だ(笑)
せめて一日ズラせよ空気読めないな!とか本気で思うくらいタイミングよく攻撃が始まってしまって、
耳の聞こえないジュンシクに「そこにいろ!俺がそっちに行く」とか
辰雄~~~~、成長したなあああ(もはや母親的な)

「よ~し、ふたりで競争だ!」「今度は負けないゼ!」みたいな(違いますが)会話のあと
あの幼い日々のように、マラソン大会でライバルだった当時のように、並んで走り出す辰雄とジュンシク。
ああ、ふたりはやっと対等に、自由に向かって走りだせたのね~~~~!
などと感動する間もなくジュンシクは、あのどんな生き地獄でも見事な身体能力で切り抜けてきたジュンシクが
あっさり撃たれて死亡。
あと一歩のところで大事なジュンシクを失ってしまった辰雄の慟哭たるや、
身も世もあらぬ嘆きっぷりに、周囲を取り囲んだ数十人の敵兵も何故か撃たないくらいだ。
そうだオマエラが悪い、よくも辰雄から大事なジュンシクを奪いおったな連合軍。

そんなこんなで冷徹→ツンデレ→デレデレと成長した辰雄は、これまで散々友人知人敵味方の死も乗り越えて、
最後にとうとうジュンシクの死をも受け取って、独りで生きていくことになるわけだ。
まあ、この魔性の姫ならどんな世界でどんな状況になっても誰かが守ってくれるんだろう。


120331-blog3.jpg
いやマジこのドイツ軍服酷いわ……

てな事を思っていたら、ラストにすごいどんでん返し、いや返してないけど、か、返してるのかな?
トリッキーなひっかけが、映画冒頭から用意されていたんだなーと。
そしてそこにすべてのテーマをからめてきた監督の手腕に感心しつつも、つい

じつは、冒頭の背中見た瞬間にわかってたんだけど


みたいな、ゴメンナサイ監督でもコアなファンだったら背中見りゃわかるよ普通?




さて、真面目(建前)感想、不真面目(本音)感想を、ようやくお届けしたわけだが、
これだけで終わるのもなんだから、もう少しだけ。

日本軍時代には朝鮮人を苛め抜き、ソ連軍服を着た辰雄に嫌味をいう、山本太郎演じる野田軍曹。
徹底して最低な人間に描かれたこの野田が、ドイツ軍の銃弾に倒れる際につぶやく
「かあちゃん……」というセリフ。
実は、自分的にはこれが結構響いた。
アントンの死は誰もが「本当はいいやつだったのに」と思うだろうが、
誰がどう見ても最低野郎なままの野田が、おそらくは故郷の母の元に帰るために、
あらゆる卑劣な手段を厭わなかったのだろうかと考えると、彼もまた戦争の犠牲者に思えるのだ。

辰雄の父親を演じた佐野史郎氏は
「この映画は、ファンタジーだと思った。実際に起こったことを描く戦争映画だけれど、
相手の立場に立って物を見る、国を超えて大事なことを教えてくれるファンタジーのように思いました」
とコメントしている。

まったく同意だ。
この映画は、戦争による狂気の中で、どれだけ人間が変容していくかを色々な意味で描いている。
一方で、国家も民族も超えてフェロモンだだもれ男の、ものすごいタラシ威力を描いたファンタジーだともいえる。
描きすぎててある種のお姉さんたちが壮大な妄想しかねないくらいだ。

だから監督~、どうせなら「ふんどし吊り」決行すべきだったよ!(それが結論か)

Comment

NICO says... "おまちしておりましたよ♪"
ええと、つまりその。
結論は「お色気たっぷりの可愛い子は、どこへ行ってもちゃんと行きぬくことができる!」ということをじっくり描いたファンタジーだったということですな(笑)。
いやあ~、不真面目編の感想読んでて、あのシーンとかこのシーンとか、いろいろ思いだしました!
コケシのあたりなんて、見てたときは「あんたも彫りなされ…」とスクリーンに突っ込んでいたのに、終わった時にはすっかり忘れてたもん(笑)。
うむ。大満足♪
スッキリしましたー!
2012.04.01 23:01 | URL | #- [edit]
rose says... "こんなに長いのに!"
>NICOさま
最後まで読んでくれてありがとう(>< (←どういう挨拶)
だいぶ間があいてしまって、まともに感想文書けるか不安だったんですが、書いてると次から次から(辰雄の)名シーンが蘇ってきまして、これでも必死で削ったんですが全然短くできませんでした……。
つまりそれほど(辰雄が)素晴らしい名作だったという事ですね。

長谷川辰雄がもうちょっと不細工だったら、歴史は変わっていたと思うんですよ。ソ連将校だってあの程度のお仕置きじゃ済まさなかったでしょうし、部下たちだってアッサリ見捨てて孤独死というパターンもありえたわけで、そうしたらジュンシクも死なずに国に戻れて五輪で走ったのはキム・ジュンシクだったかも……あれっ?歴史変わってないや(笑)

コケシの場面では、ファンのほぼ100%が突っ込んだでしょうねえ。私は「弟子入りしろ斎藤!」と思いました。
何にしても、やはり「愛されるパワー」というのは重要だなあと思った次第です。

とりあえず不真面目感想かけたのNICOさんのおかげです、ありがとう(笑)
2012.04.01 23:30 | URL | #4SZw2tfw [edit]
Cari says... "お疲れ様です♪"
こんばんわ。
日本編、ソ連編、ドイツ編とついにUPされましたね。お疲れ様でした。
結局、映画は見ませんでしたが、ネット動画で、ノモンハン戦とノルマンディ戦の戦闘シーンを見ました。
同じPoserを使用した軍人さんの画もRoseさんが作られるのと自分が作るのでは、やはり雰囲気が変わりますね。作成された日本軍とドイツ軍の画を比べると、やはり日本軍の方が気合が入っているように見えました(笑)。
軍服を着用しても、やはりRoseさんのキャラです。オダギリさんへの愛(?)を感じます。(^_^;)
自分が作るとキャラの個性よりも軍人らしさを無意識に優先してしまうので、理想的な軍人の姿になってしまいがちです。
このため、自分の希望としては、ノルマンディで、ヘブン状態のオダギリさんではなく、日本軍将校のオダギリさんのような、完全装備のいかにもドイツ軍というオダギリさんが観たいです!!
こんなことを書いていると、自分のキャラ達でノモンハンのショートストーリーなどを作りたくなってきました…おいおい。。。
何はともあれ、日本軍、ドイツ軍、ソ連軍のオダギリさん作成お疲れ様でした。まだまだもっと、この映画のシーンをPoserで作って、ミリタリーPoserの普及活動をよろしくお願いいたします。<(_ _)>
ではでは、お疲れ様でした~♪
2012.04.04 00:43 | URL | #Uh60rX9Y [edit]
rose says... "ミリタリーの端くれにいれてもらえますか(涙"
>cariさん
今回のシリーズはcariさんのご協力なしには実現できませんでした。
つうか、もう最初から相談する気満々でおりましたので、いやはや本当に有難うございます。

ドイツ軍服に比べて日本軍の方が気合入ってるっぽいのは、たぶんストーリーに忠実に描いたせいではないかと思います(笑)
なにしろドイツ領に入ってからは「ジュンシクと再会」「ジュンシクと逃げる」だけが主人公の行動原理になっておりまして(笑)、もはや理想的な軍人としての姿はかけらも見受けられませんでした。

ただし、苦労の度合いはドイツ服の方が上です!
なんしろ普通にM3に着せてももったりしたシルエットにローポリ気味でポーズつけりゃ破綻するわモーフ皆無だわ、おまけにテクスチャもアバウトすぎる……(怒
それをM4に着せるとなるともう、マグネット様てんこもり状態で、ポーズとるたびに修正が大変でした。
せっかく美しいドイツ軍服なんですから、せめてアウトラインだけでもきっちり作って欲しいものです。
とか、販売物に対しては厳しいワタクシ(笑)

そんなわけで……ええと「完全装備のいかにもドイツ軍というオダギリさん」は、頑張ってみますが、ひょっとするとBATドイツ将校服にスライドするかも知れません……。

>自分のキャラ達でノモンハンのショートストーリーなどを
おおおおお!
それはもうぜひ、ぜひぜひお願いします。
今回の感想絵を作るにあたって、相当がんばって勉強(当社比)しましたが、あの時代の日本軍の動向にはかなり興味を覚えました。今ならcariさんのストーリーもいつもと違った目で見られます(笑)
cari版64部隊~~!
2012.04.04 01:16 | URL | #4SZw2tfw [edit]

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