Poizon of rose

蜜×毒なイラストとかOJとか

なぜ大蔵アゲになったのかは不明

Posted by Lazyrose on   2 comments   0 trackback

ついに戊辰戦争が終結し、今回は「後始末」的な内容だ。
第30回にしてとうとう「斗南」が出てしまった。はー……(ため息)

実は会津贔屓の自分が心底「見たくねえ」と思っていたのは、大砲飛び交う凄惨な城攻めより降伏シーンより、その後の「斗南移住」なのだ。

今回の内容でもちらっと出たが、とにかく負けた側に対する世間のあたりはきつい。
23万石の会津藩が移住したのは、実質石高7000石、火山灰土の風雪厳しい不毛の大地。
この斗南、現在の青森県六ヶ所村だ。どれだけ産業が成り立たない土地か想像がつく。
慣れない農業と酷寒の前に、飢えと寒さで病死者続出。
飢えをしのぐために海草の根や松の木の白皮を食べ、残飯をあさり、毛虫のようになんでも食べる「会津ゲタカ」(土地の人の方言)と蔑まれる。
生活のために娘はおろか妻女までが士族の誇りを捨てて身を売る状態を地獄と言わずして何と呼ぶ(´Д⊂ヽ

で、そんな斗南に八重が行かなかった理由がわからない(旦那がいるのに)、という人が多いが、
自分は(その旦那の手によって)「戦士」から「一婦女子」にひきずり降ろされた彼女が、今さら男たちと同じ土俵に乗るわけがないではないか、という気がしている。

「今でも薩長が許せない、会津の仇を討ちたい。でも、恨みに囚われていたら後ろばかり見て、前を向けない」

おそらく「八重の桜」後半のテーマとなるのはこの八重の言葉だろう。

恨みと憎しみを抱えて行くより、むしろひとりの女性としてもっと幸せな、新しい世界へと進む事こそが会津を貶めた相手にやり返すという事になるのだろう。
それが、「女がいる!」と叫んだ夫・川崎尚之介の本意でもあったのだろうし。

もっともそれに関しては、八重を斗南にナンパして玉砕した大蔵様もたぶん同様だ。
この期に及んで「かくなる上は薩長に切り込んで一矢報いて討ち死に」と吠える脳筋藩士たちを
「よく読めこれは『南と闘う』という意味だ! 」
とか適当に丸めこんどいて、実際はこの先恭順を貫きまくる。

大蔵様といえば。
この大変な時にわざわざ米沢まで立ち寄って「家名存続しましたよー!ε=ヾ(*・∀・)/」と初恋の人に報告しに来たり、ちゃっかりこづゆのご相伴に預かった挙句、どさくさまぎれに八重さんにボディタッチしちゃったり、してましたけどもそのくらいは許してあげて欲しいんだな。
何しろ彼氏、この先見るのもきつい状況に追い込まれちゃうからさあ~……。

そもそも会津が抜き差しならぬ状況に追い込まれたのは頭の固い上役のせいなのに、「西洋かぶれ」とか陰口叩かれても軍政改革断行し、劣勢の中でも日光口を守り篭城戦でも活躍した大蔵様悪くないのに。
そんでもって切腹直前の萱野様から「この先の会津を頼む」と託されたのは梶原様も一緒なのに、燃え尽きた筆頭家老にイチ抜けされて

気づいたら零落した会津をひとり背負って斗南権大参事。

何をやってもどうにもならない斗南で、脳筋藩士の不平不満を抑えてやりくり三昧。
自分ちも困窮してるのに、妹を里子に出してまで藩士の子弟を養い、おから……いやおからは措いて(汗)。
山川大蔵(いやもうヒロシだろうか)ひょっとして容保様に負けず劣らずの貧乏くじを引く男なんじゃないだろうか。

だがどんな状況だろうととにかく生き抜く!
大参事の固い決意あればこそ、この先弟・健次郎を始め、会津の子弟たちは「賊軍」の汚名を払拭するため血のにじむような努力をし、新時代に政財界や教育界で活躍をしていくのだ。
そして同様に八重も新しい世界を手にいれ、会津の誇りを取り戻すのだろう。
「八重さんは会津そのもの」と尚之介が言っていたように(いや! 確か大蔵様の方が先に言ってた!)

そんな「これからの会津」を描くにあたって、冒頭に新島襄が登場するのは非常に象徴的だ。

遠く離れた異国の地にあって、祖国の状況に心を痛め、祈る襄の横顔は荘厳に美しく。

だってそう見えたんだもん


他人の命を奪った罪を許すことができるのは神様だけだ。だからこそ、神にはなれない人間は「法」で裁くのである。
だが戦争という、法の通用しない状況での人殺しは、ただただ本人の心を苛み、病ませる。
昔、実際に太平洋戦争で闘った知人が言っておられた事だが、戦場で敵を殺してしまった兵士は例外なくうなされるそうだ。戦争が終わり平和な時代になっても、自分の中の罪は消えないのだろう。
命を奪った自分への恐れと敵への憎しみが同居する八重さんの心を救うことができるのは、共に戦った元旦那や旧会津藩士ではなく、神の教えを持つ襄先生なのだろうと思う。

そんなわけで、「歴史捏造してでも川崎夫妻の婚姻関係継続」を望む尚之介ファンには申し訳ないが、ぶっちゃけ7ヶ月間待たされたオダギリファンは、アバンを万歳三唱で出迎えたぞ。
ついに襄のターンだ!
ばんざーい! ばんざーい! ばんざーい!




こ、今回はちゃんと主人公にも触れたぞ!(ほぼ大蔵様だけど)

Comment

chizu says... ""
ほんとですよ~
ばんざ~い!!!
7カ月も待たされおまけにまた当分出ないんですよね。

尚之助さまのハードルなんかた・た・高くないわ。

※もふもふ素敵です。こちらも楽しみですv-274



2013.07.30 09:29 | URL | #CjlWd7YA [edit]
rose says... ""
>chizuさん
じらしてくれますねえ、NHK~。
主人公の旦那役だし有名人だしで、前面に出るかと期待してたのに、会津編ひっぱりすぎて(それはそれで嬉しいけど)なかなか出てこないし、前夫人気が高すぎるし、大蔵様まで参戦しそうで(笑)ハラハラし通しです。
いや、でも後半は天使襄がかなりの破壊力を発揮してくれそうですからね!
早いとこ(まずは)兄ちゃんと知り合って欲しいです。

もふもふ、ファン的にかなり期待値高いビジュアルですよね。可愛いやら苦悩して傷ついてくれそうやらで。
2013.07.30 11:26 | URL | #4SZw2tfw [edit]

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