Poizon of rose

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守る会2戦目も圧勝

Posted by Lazyrose on   4 comments   1 trackback

「出たな熊本バンド!」
「故郷追い出されて行くとこないくせに態度でかすぎ」
「ザンギリ頭に下は袴で、キリスト者のくせして恩を仇で返すとか、むしろ鵺はお前らの方」
……等々、放送直後からツイッターでトレンド入りし、掲示板でも言われ放題の熊本バンド。
いや、期待にそぐわぬ生意気っぷりでしたな(笑)

まあまあまあまあ、皆さん落ち着いて。

時代背景を考慮するならば、維新後なんの恩恵を受けられず、むしろ虐げられた立場の士族たちが立身出世するための、唯一の手段が学問だったわけで。
それが彼らの勉学に対する熱心さと焦りに繋がっているのですよ。
ことに熊本バンドの学生たちは、故郷で迫害を受けて来たわけですからね。人格形成期に虐待されたり極端な悪意に晒されると狭量になりがちなものです。頑なな態度も仕方ありません。
なんせ金森通倫は当時19歳、徳富猪一郎(蘇峰)に至っては14歳。
まだまだコドモなんですからねえ。ですから、

「他者を裁くなかれ」と食前の祈りを捧げたその口で他の学生ディスりまくるとか
行くところが無いのを無理言って受け入れてもらっといて校長排斥とか
世話になってる校長夫人の悪口言いまくるとか

社会常識ないの? ひょっとして頭悪いの? アスペなの?

いっぺん地獄を見てきたらどうなの?

などと非難したところで「それは自分にはあてはまらない」と固く信じてるのがガキという生物。
他人は自分よりもっと傷ついているかもとか他人に迷惑かけているかもとか実は自分は周囲からみたらかなりブザマなのかもとか、
そういう事は考えつかない、むしろ非常識な俺様カッコエエと思ってる恥ずかしい生物なんです。
でもって、そのガキになまじ学があると手に負えないという勉強バカの生き見本、それこそが熊本バンド。
バカに向かって「お前はバカだ」と教えてやったって無駄なんですよ無駄。
(え? 私怒ってませんよホントデスヨ)

だいたい、学問への情熱だの周囲の無理解だのほざいてるけど、実は襄先生は彼ら以上に絶望的な立場だったわけで。
なんたって鎖国→黒船来襲→攘夷の嵐の真っ只中。
そんな中で、国禁を侵し、二度と故国に帰れない覚悟で渡米するという、あの吉田松陰ですらできなかった離れ業をやってのけたのが新島襄なのだ。
おそらく渡米先でもさまざまな差別や理不尽にさらされただろう。
迫害だの焦りだの情熱だのと自己正当化したところで、襄先生の足元にも及ばないんじゃない、と私なんかは思うな。
不平不満言える時点でまだしも恵まれた環境じゃねえのかと。
(だから怒ってませんてばホントデスヨ)

さて、この流れで各地で起きている反乱士族による騒乱の描写は、実にうまくリンクしているように思う。
熊本バンドの学生たちの選民意識は、反乱士族たちの掲げる「武士の誇り」と共通の土壌にある。
「自分は優遇されるべき」という被害者意識だ。
そして、襄先生の学生たちに対する涙と、容保公の藩士たちに対する涙もまた、同じ思いから流れているのではないか。
「至らない自分」という心から。

不平士族たちの被害者意識は今さらどう変えようもなく、全部まとめて西郷どんが劫火の中に道連れにするしかなくなってしまっている。
でも、まだ若く未来ある学生たちは、これから心の飢えを満たして(性格の悪さをカバーして)前に歩いていくことができる。
だからこそ襄先生は、彼らの未熟な反抗を責めずに、己のふがいなさを責めたのだろう。
彼が体現するキリスト教精神こそが、どんな高度な知識よりもまず、彼らに必要な「教え」なのだろう。

最終的にはコミュ障バンド連中も「襄先生を守る会」に入会しちゃうわけで、中でも最右翼と化した(笑)徳富蘇峰などはのちに「キリストを経由して神に近づくと云ふよりも、新島先生を経由して、神に近づくと云ふ事であった」などと述べている。
襄先生の目指す「教育」とは、神に近づく心の教育の事なんだな。と、感じさせる回だった。

そして人間的にまだまだ未熟で頭でっかちな彼らを「困ったもんだ」といいつつ、彼らが必要とする部分をフォローし、面と向かって罵倒されてもカエルの面に水、な八重さんの対応も大人、というかおっ母さんだ。
まあ、国を家族を守るため、最新式のレバーアクションライフルぶっ放して敵将にヒットさせた女から見たら、
挫折して逃げてきたくせして「俺らの方が賢い!」「俺らをちやほやしろ!」みたいなガキの要求なんざ
鼻で笑って吹き飛ばす程度のもんだろう。

なにがスクールウォーズか、くやしかったら至近距離で敵撃ってみんかい。


ところでそんな生意気な学生たちへの視聴者の反応も、ガキくさい反抗へのお怒りより
むしろ「襄先生を泣かしやがって!ヽ(`Д´)ノ」的なものが多く、
どうやら前回、前々回と襄先生の真っ白ふかふかな白うさぎっぷりにアテられた視聴者までが揃って
「襄先生の笑顔を守る会」の同志になっておられるようだ。
大垣屋さんなんか新居の内容根堀り葉堀りで、なんだかすっかり「会ナンバースリー」みたいな顔してはるし。

いとめでたし。

かわええええ
襄先生を泣かせやがって ありがとう このやろう、みたいな意見もちらほらあった……。




さて、戊辰戦争に比べればライトだけど真剣なスクールウォーズ、西南の役の前フリ的山川様の苦悩、超カッコエエ西郷どんの次回予告。
後半怒涛のイベント展開だったにも関わらず、前半でわたくしの心をぐっとつかんで視聴後も離さなかったのは

ふかふかベッドに並んで女子高生みたいにキャッキャじゃれてる新島夫妻。

ねえ、だってベッドシーンですよベッドシーン!
前夫との清楚にして心に沁みるあの初夜回と引き比べ、なんですかこの癒しムードは!
初めて見るベッドでぽよんぽよん跳ねてる新妻に、「日本人離れしたあなたが理想♪」とか口説いてる夫。
いい年した大人がふたりで何をやっとる! 
けしからん!
つうか、あんなセミダブルくらいのベッドで横向いたらあの顔があるとか寝てらんねえよ普通!
なのに熟睡したあげく天使を床につき落とす八重さんハンパねえわ。

うさぎと同衾……ハアハア



さて、京都における学生運動やら宗教弾圧やらはさておき、おのおの方! 来週は「西南の役」ですぜ!
ひさびさの戦じゃああ! いやっほう!

みんな大好き寝ごかし佐川様が大活躍だよ!
ちっこい藤田も頑張るよ!
ヒロシもカッコイイよ!

まあたぶん西郷どんが全部持っていっちゃうだろうけど、最初からそのつもりの配役だしいいや。

Comment

sannzi says... "次回予習して来ました。"
偶然ですが、先日遠方より来る親戚を連れて、西郷翁の史跡巡りをして来ました。
有名な最後の本陣も見てきたのですが、そこには小さな洞窟があるばかり。
あの大西郷と言われた偉人の、最後の陣が此処かと思うと、歴史好きの親戚と共に思わず涙してしまいました(実際は泣かなかったけど気分的には)。

西郷隆盛終焉の地も見て来ましたが、民家の並ぶ山添の道に、石碑がひっそり建てられ祭られていました。
此方は西郷洞窟と違って、観光地と言った感じではなく、ひっそりと有志の方々が供養に訪れているようでした。

其の他、印象的だったのが、資料館で見た西南戦争で使われたらしいライフル等で、其の大きさにびっくりしてしまいました。
元々西洋人に合わせて造られた物らしく、之を自由に操れる日本人は、当時としてかなり大男ではなかったかと思われました。
八重さんのライフルは、きっと日本人にも扱易い、小さなものだったのでしょうね。

何回もTVや本で見聞きしているので、歴史的事情は良く分かっているものの、私には西郷翁の、我が身を皆にあずけもんそ、という心情が深いところで理解できません。
あのような大人物の心情は、そうそう理解できないのは無理ならざるものかもしれません。
次回のroseさんの解説を期待しております(>_<)

あ、今回の事を書いてない(>_<)
勿論一番の印象は襄先生の涙でした(>_<)
あの顔が悲しみに歪んでいく表情の変化を、カメラが真正面から捉えていて、演技も演出もみごとだと思いました。
roseさんの絵も同じく、あの表情を捉えられておられます。
(そうか、真のファンは泣かせてくれて有難う、なのか(>_<))
2013.09.19 23:39 | URL | #u2lyCPR2 [edit]
rose says... "薩摩人待望回ですもんね"
>sannziさん
いつもコメントありがとうございます。
西郷さんの史跡めぐりとは良いタイミングで行かれましたね! 実際に史跡を目の当たりにすると、歴史がただの読み物ではなく、現在の自分と地続きなのだと実感しますよね。
来週は薩摩人涙なくしては見られない回ですからね。まあ西南の役をしっかりやってくれるだけでもまあよしとしましょう。佐賀の乱と神風連の乱と秋月の乱と萩の乱がナレーション説明だけだったけどw

幕末は好きなんですが明治に入るとどうも興味が薄くて、私もこの辺の事情に関してはあまりよくわかってません。
ただわからないなりに、自分の中では根っこのところは大久保さあとの痴話喧嘩だったんじゃあという疑惑が捨てられません(笑)だって大久保さん報われない愛の代名詞みたいじゃないですか。恐らく来週この件に関してはものすごく西郷ファンに怒られそうなこと書く気がするんですよ、今のうちに謝っておきますごめんなさい。

ライフルの件ですが、幕末に使用された銃器類のサイトがあり( http://www.water.sannet.ne.jp/kazuya-ai/27/rifle-gun.html )これによるとゲベール銃は全長1500mm、ミニエーが1410mm、これに対し元込め式のスペンサー銃は歩兵用が1187mmで騎兵用は940mmです。八重さんが愛用したとされるのは七連発騎兵銃ですから、それまで先込め式の銃で練習を積んでいた八重さんにとってはむしろ軽い部類だったかもしれません。ってか米俵担ぐ女ですからw

オダギリさんは、溜めに溜めた感情を一気に爆発する、という感情表現が非常に得意な方です。新島襄という人物は穏やかで物静かな人格者ですから、あの感情爆発を見る機会はないかなあと思っていたのですが、ああいう形でちら見せしてもらえてファン的には満足ですね。
でも「ありがとう」コメント系はもっと単純でして、女性ファンの嗜虐心をそそるんですよ、アレ(笑)へっへっへ。
2013.09.20 01:07 | URL | #4SZw2tfw [edit]
CHARADE says... ""
そうか、熊本バンドのあの無頼ぶりも、不平士族の反乱の一形態なのですね。そこまでは思い至りませんでした。ありがとうございます。
2013.09.22 17:49 | URL | #LkZag.iM [edit]
rose says... ""
>CHARADEさん
コメントありがとうございます。
自分も明治時代は良く知らないもので、聞きかじりでお恥ずかしいのですが、熊本バンドは士族の子弟で、逆に京都の学生は商人の子弟が多かったようなんですね。厳しく育てられた彼らにとって、町人ならではのおおらかというかいい加減さは目に余るものがあったようで、そのへん作中でも「校内で煙草を吸うな!」というやりとりに現れていると思います。
誰もが持つ「自分はもっと評価されるべき」という気持ちが、不自然な政権交代によって溢れた時代だったんでしょうね。
2013.09.23 20:23 | URL | #4SZw2tfw [edit]

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[八重の桜] NHK大河第37回「過激な転校生」
公式サイト http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/outline/story37/ 今日の見所 熊本バンド登場。 粗筋 熊本洋学校で強い信仰のゆえに周囲から迫害を受けた人たちが、同志社に入学したいと言ってくる。覚馬はあまりいい顔をしなかったがジョーは「困っている人をほっておけま
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