Poizon of rose

蜜×毒なイラストとかOJとか

なぜ大久保アゲになったかは不明

Posted by Lazyrose on   9 comments   0 trackback

うどめさあー!
……などと、会津贔屓の自分が西郷相手に叫ぶ必要はまったくないんだが(笑)、とりあえず叫びたくなるような西郷回でございました。
カッコ良かったっすなー、維新の総仕上げ。
いやでもね、実際西郷って(美男かどうかはともかく)ああいう感じの人だったと思うんだよね。
敵味方関係なく男惚れするタイプ。
でも本人はなんか意味不明にあっちこっちに八方美人なもんだから、女房役の一蔵どんが苦労するんだよねえ(笑)

西郷どんに関しては、実を言うと自分はよくわからない。
西南の役が、維新の膿をまとめてポイ的解釈は以前から言われているが、実際のところ本当にそうだったのかもいまいちわからん節がある(二日前に降伏の嘆願書送ったり)。
そもそも薩摩に引き上げた理由もはっきりしないし、引き上げたあげくの田舎ライフは本気で満喫してたみたいに思えるし。
わかんねえわー、あのおっさんは。
維新までは「凄い人」なイメージだけど、新政府が樹立してからは言動に一貫性がないというか意味不明というか、
あれに一貫した意味があるのだとしたら、自分にはとうてい理解できないくらいデカい人物だという事なのだろう。

むしろ自分は政治家としては西郷より大久保の方を評価している。
版籍奉還や廃藩置県による中央集権化、富国強兵めざした殖産興業の徹底、地方税の設置、私情や藩閥に捉われない人材登用。
別に司馬史観にとらわれた見方をせんでも、近代国家としての基礎はおおむね大久保利通が作ったと言って過言ではあるまい。
しかも、そんな国策と同時並行してばっちり政敵や反政府勢力の駆逐を画策してたりするわけよ。
うっとりするような権謀術数の権化じゃないですか。
まあ、あえて失策があるとすれば、例の、ホレ、岩倉使節団に強引に乗り込んだことくらいで……(笑)

革命家でありながら冷徹な官僚でもあり、切れ者だし大局を見るし、情に流されないし。
ねえ、完璧でしょう?
……なのに人望が無いばっかりに(ある意味政治家として致命傷なんだけど)

藩閥意識にとらわれず、日本を国家として俯瞰し、西欧列強に対抗しうる国作りを推し進めてきた人なのに、私情を捨てて辣腕を揮ったせいで故郷では完全に裏切り者扱いらしい。
鹿児島ではいまだにそういう扱いなんだろうか気の毒に。

つうか何が気の毒って、終始一貫して自他共に認める西郷ラブラブ人間なのに、
・渡米時には「あの船沈んじゃえばいいのに」とか言われるし、
・二度手間の骨折り損で傷心の帰国をしてみれば、愛しの西郷どんは新平ちゃんだの板垣だのの側にくっついちゃってるし、
・てか、そもそも自説が受け入れられないからって勝手に帰郷って薄情すぎると思うし、
・それでも西郷さあならと信じてたのに「打倒新政府」とかやられちゃうし、
・最後まで西郷どんが引かなかったせいで、苦労して政体確立し、財政・兵力を立て直してきた努力があやうく台無しになるところだったし、

……総じて、ひょっとしてあんまり西郷さんに愛されてなかったかもねえ、と思わずにいられないあたりが。

あげくの果てに、西郷の超カッコイイ「おいがすべて抱いてゆく」ラスト、木戸の「これが維新の総仕上げじゃあ」ラスト、にオマケのようにひっつけたナレーションでの「暗殺されちゃった」扱い。

なんだろう、一蔵どんが気の毒すぎて泣けてくる(´Д⊂ヽ



……というわけでまあ、維新三傑が全滅し、会津視点で最後の武士的佐川様もお亡くなりになった。
もはや自分が観たかった幕末・会津要素は今回で終わってしまった。
以って瞑すべし。
朝ドラ化した明治編にはもはや用はなく、本来だったらもう「今年はこれでいいや」と視聴をやめてしまいかねない状態だ。
が、今年はそうはいかん。
さもありなんとばかりにオダギリが配置されておる(くそ、NHKめ)
しょうがないから、来週からはまったりと襄先生鑑賞もとい新島夫妻のサクセスストーリーに専念しようかのう。

そんな襄先生。
今回はひときわ見事なまでのシリアスクラッシャーっぷりだった。
「再び内乱」の知らせに山本兄妹が眉間にシワ寄せて、まるで戊辰に戻ったかのようなあの曲が流れる中、深刻さをぶった切る
「八重さーーーん!」
「良い知らせがあります♪」
戦争なんか気にしない。そして誰もそれを咎めない。すげえ。

……ってか一歩間違えるとただのKY男を、天使にさせるオダギリがすげえわ。

まあ自分が女学生だったら間違いなく「こっちの先生の授業が受けたい!」って言うね。
授業内容なんかホントはどうでもいいけど、勉強する気もしない気もこの男にかかっているんだぜ♪ みたいな?

大久保さんより扱いがいいと噂のマンモス
不二子ちゃん思い出した人はコアなオダギリファンw


さて、山川様や佐川様の活躍を新聞で読んで、山本母やみねさんは単純に喜ぶ。
しかし、覚馬や八重の表情は曇ったままだ。
彼らの反応が内乱や会津に対して第三者的に見えるのは、ドラマ的に重要な部分だと思う。
彼らはすでにかつての会津武士ではなく、日本という国家や未来を語る人間に変わっているという事だろう。

あえて(流行のアレで)言うならば、
「やられたからやり返す」ではただ返した事にしかならないわけで、
「やった相手より上に行く」からこそ「倍返し」なのだ。
朝敵の汚名を着せられた会津武士たちが、汚名払拭を懸けて西南の役に臨んだ気持ちは当然だと思う。
が、山本兄妹は(会津を犠牲にして新時代を作ったにも関わらず)立ちすくんだ状態の東京新政府に対抗できる文化を京都という見捨てられた場所で作るという、倍返しを行っているのではないだろうか。

「西郷のまいた種は君らの学校で芽吹くのかもしれんな」
という木戸さんのセリフは、あざといが今後のストーリーの核心だろう。

Comment

chizu says... ""
西郷どんかっこよかったですねえ。
吉川くんにやってもらって西郷どんも喜んでるでしょう。

不二子ちゃん思い出しました。
このぞうさんどうやってるんですか?
そっくり。
2013.09.26 09:03 | URL | #CjlWd7YA [edit]
rose says... "吉川西郷"
>chizさん
古今東西いろんな役者さんが西郷を演じられていますが、格好良さでいったらピカ一なのは間違いないですね。山川相手に不敵にたたずむシーンとか、主人公誰だっけと思いました(笑)

不二子ちゃん、瞬時に出てきますよね、ね!(あくしゅ!) はあ~、オダギリ先生思い出してちょっと幸せになっちゃいましたよ。
象さんは、実は画像取り込んで加工しました。いまペンタブ仕えなくてトレースできないんですよ、テヘ。
2013.09.26 13:19 | URL | #4SZw2tfw [edit]
sannzi says... "よくわからない仲間、テヘ"
勝手に仲間にすな、と言われそうですが、やっぱり明治以降の西郷どんの心情は良く分からないですね。
roseさんにしてそうなんだと思うと、自分だけではないのだとほっとしました(^^
私は(引き上げたあげくの田舎ライフは本気で満喫してたみたいに思えるし。)←と言うのが正解なのでは、と一応思っています。

大久保さぁの鹿児島での評価はですね、
今では鹿児島中央駅近くの、かなり見栄えのする大橋の中央辺りに銅像が建てられております、かなりかっこいいです。
所がその台座が異常に高い。
それは壊されるの防ぐために、人の手が届かないようにする為だったと聞いています。
私は知りませんが、一昔前は相当嫌われていたそうです。
ついでに西南戦争で薩摩の良い男は皆死んでいなくなったとは、昔の薩摩おごじょの口癖だったそうです(T_T)/~~~
その後大河ドラマの翔ぶが如くの影響で、大久保さぁの評価も高まり、そんな事を聴くことも無くなりました。
これもついでに、翔ぶが如くの西郷どんも、八重の会津の西郷さんも同じ西田さんで面白かったです、きっと狙った配役ですね(^^

八重の桜は、私はむしろ之からが興味あります。
八重さんも襄先生もその後どうなったかあまり知らないし、本題から外れるかもしれませんが、朝ドラ大河で、どう演出が視聴者の興味を繋ぎ止めて行くのか、と言うのも興味あります。
先日の山川健次郎こと前髪クネ男は、朝ドラファンを大河でも朝ドラやりますよ、と惹き込むための人身御供だったのではないでしょうか、おりしもあまちゃんが今週で終わって、悩めるアマレス症候群が多数出そうだし、自分もだけど(T_T)
2013.09.26 21:38 | URL | #u2lyCPR2 [edit]
への8 says... "う~む。"
姐さん。ちょいとお邪魔いたしやす。

私も昔からどうして西郷どんが下野して、どうして西南戦争を起こして、どうして幼馴染の一蔵さぁを敵にまわしたの?その真意がサッパリわからんかったんですよねぇ。
「翔ぶがごとく」も観てたんですけど、やっぱりイマイチわからないままで、今回、かっこええ吉川西郷がその辺クリアにしてくれるだろう!と期待してたんですけど、やっぱりわからないままでした。
西郷さんと近藤勇はなんとなく似ている気がします。ってことは、つまりはまぁ「担がれちゃった」のかなぁ・・・と。そんなところなんでしょうかね?

それにしても姐さんの「やった相手より上に行く」からこそ「倍返し」なのだ」というお言葉。
今、心が折れ掛っているワシの胸に猛烈に響きました。座右の銘にさせていただきます。(一度間違えて「冥途の土産」と打ってしまった…)

いやぁ、本当に良い言葉だわ。うん。
2013.09.27 01:18 | URL | #- [edit]
rose says... "うむ!"
>sannziさん
か、鹿児島の方に薩摩のヒーローを語るような図々しい真似あっしにゃあできやせんぜ!(´Д⊂ヽ
でもわからない仲間と言われてちょっと安心しました(笑)そして大久保アゲを許容していただけてさらにホッといたしました。薩摩のタブーなのかもとガクブルしてたので。

そうか、若い世代には受け入れられているのか一蔵どん。良かったな。
でもその銅像も実は他県から「なんで大久保がないの」と突っ込まれて仕方なく作ったって噂あるんですけどどうなんです?w

「翔ぶが如く」に関しては、ひとこと言わせていただきます。いいですか、あれは西田氏が西郷どんだったとかその西田氏が現西郷様だとか西郷どんと西郷様は親戚関係だったとか、そんな事はどうでもいいのです!
鹿賀丈史が大久保さんを演じた! これが重要!
鹿賀さんの大久保が良かった! 病を押しての熱演だった! イカしてた! 以下略!
いやー、あの大久保は良かった、うん(何の話だったっけ)

自分の身内の大東亜戦争経験者は、「おおむね良い男はあの戦争で死んだ」と言っておりました。いつの時代も生き残った=卑怯者、未熟者、能無し的な扱いなのかもしれません。
あら、でもそう言ってしまうとこの先の「八重の桜」は、戊辰戦争中外国にいた襄先生以外みんなアレだっつう事になっちゃうじゃないの……あらあら()な~んてうがった見方はなるべくしないようにして朝ドラ展開を楽しむ事にしますので、今後もお付き合いくださいませ。

>への8さん
いらっしゃいませいらっしゃいませ。
西郷と大久保の関係は、偉いセンセイ方も本当はよくわからないみたいですね。
もともと政治家向きの性格じゃないみたいだから、政争に疲れちゃったから隠遁したのに、英雄扱いする周囲をスルーし続けられなくなって最終的には見捨てられずに同意した(かも)と考えると、確かにある種、近藤さんと共通する部分がある気がします。
男惚れするタイプというのも。
ただ、近藤さんほど単純でもお人よしでもない、むしろ海千山千の化け物ですから私はあの人にあまり同情はしないですw

「倍返し」気に入っていただけたとは恐縮です。
人間相手と同じレベルで殴り合ってたって不毛なだけですからね。上のレベルに行って相手の存在忘れるくらいになるのが理想ですよ。
ぜひ座右のメイドの土産にしてやってください。お隣のメイドさんによろしく(笑)
2013.09.27 02:44 | URL | #4SZw2tfw [edit]
まるるり says... ""
ゾウがうますぎると思ったら、画像を取り込んでいたとか。さすが。お絵描きだと不二子ちゃんですが、背広で黒板という事で塀の中も思い出しました。しかし、西郷さん良かった。今までで一番感動した西郷さんかもしれません。
2013.09.29 03:10 | URL | #- [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
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2013.09.29 03:16 | | # [edit]
rose says... "わはは"
>まるるりさん
なるほど背広で黒板、石川先生を思い出させますね、っていうか生徒につきあげくらって涙目とか、実にかぶりますね!
と、ついつい妄想リンクが広がるのがファンの病ですねえ(笑)
西郷どんは最初から最後まで格好よく描いてもらえて、たぶんあの世でも喜んでおられるのではないでしょうか。ビジュアル良すぎという声もありますが、若い頃は美青年だったという説もありますし。西南の役のあたりでは貫禄も出しつつのいい男っぷりで、むしろ西郷よりも吉川氏を見直しました私は。
2013.10.01 21:18 | URL | #4SZw2tfw [edit]
says... "管理人のみ閲覧できます"
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2013.10.02 16:25 | | # [edit]

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