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「アリスの棘」#4 復讐部屋へようこそ

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いやいや、どうやら西門という男は、意外とあなどれない男のようだ。

日向弁護士を都知事選候補から引き摺り下ろす記事を書いておきながらものうのうと病院に出入りし、盤台教授に非難されても「日向が記者会見であんな(病院を売る)事を言ったから」「おかげで自分も迷惑しました」などと返す厚顔っぷり。
疑われているのを承知でさりげなく15年前の事件を振ってみる神経。
製薬会社の社員に接待交際費関係のネタを見せて「話す気になってきました?」と強請る手馴れた態度を見ると、記者としては結構やり手なのだろう。
にこやかな笑顔を絶やさず、しかしやる事は結構えぐい。
正直、今回も明日美に対して常識を振りかざすような諭し方、復讐前提の明日美を非難がましく責める態度は気に入らなかった。心配するお兄ちゃんポジションなのはいいがどうにもうざい(笑)

だが! だがラスト間際、西門という男を見直した。

田崎さーん。お宅の治験薬、犠牲者が出たそうですねえ♪

140508-blog2.jpg


そんなwww
明るくさわやかにひとなつっこい笑顔で「犠牲者が出たそうですねー!」ってwww
おい、ワシ今回はじめて西門を好ましく思ったぞ!

明日美につまらん説教しては足蹴にされるより、こういう大人の男として情報収集したり、日向に取りいったり、暗躍してる方がだんぜん男前だと思う。
わりと手段選ばないあたりは襄先生とだぶったりw



さて、肝心の明日美先生の復讐。
雨が降ってきた時点でああこれは  西門ずぶ濡れサービスシーン  思い出虹が使われるんだろうなと簡単に想像はできる。そして当然のように苦悩する明日美を突き飛ばすように虹がかかる。
ベタといえばこれ以上なくベタな展開だが、あの窓の外に広がる虹の風景にはぐっときた。

何がぐっときたかというと、決してあそこで明日美が、
「やっぱり復讐だからって他人の命を利用しちゃだめだ、あいつらと同列に墜ちる。お父さんはそんな事望んでないんだ」
などと(西門が)いうようなキレイ事ではない点にだ。
それどころか明日美は、絶望したと思う。
たったひとり生き続けるために大切に大切に育んできた復讐心のとどめを、よりによって父親と母親の思い出から拒絶されたようなものじゃないか。
虹を見つめる明日美の目に浮かぶ涙は、後悔とか感動とかそんな甘いものではなかったろうと思う。
彼女は自分が15年間ひたすら追い求めてきた人生の目標をこの時、ほかならぬ両親によって奪われたのだ。
「若い人は未来を見て、笑顔でいなきゃ」
という萩原の、父を彷彿させる温かな言葉がさらに彼女を追い詰めたように思える。
彼女に見つめる未来などない(と、思っている)からだ。

「あと一歩だったのに」
と呟く明日美は、この先より視野狭窄に陥った復讐に邁進するだろうし、それによってより一層追い詰められていく彼女の心理描写には興味がある。
ありがちな、自分に好意を持ってくれる周囲(看護婦や盤台の息子)との交流に少しずつ人間らしさを取り戻して‥‥などという展開ではなさそうだ。



まあ、オダファン的にはドス黒い怨念渦巻く秘密基地に連れ込まれた西門が困惑してるシーンがトピックスだろうか。

140508-blog1.jpg

「あ、ど、土足‥‥?」
とキョドりながらあがるあたりから、生活観のない殺風景にたじろぎ、テライもなく干された下着から微妙に目をそらし(笑)あげく導かれた復讐ルームの壮絶な有様にびびる西門は結構可愛かったと。
おっさんが年下の女の子の部屋に侵入するだけでも何となく罪悪感やら変な期待やらがあって困惑してるのに、その年頃の女の子の部屋がアレじゃあなあ。
「邪魔するくらいなら消えろ」
と告げられた西門の「マジかよこれ」みたいな表情は、明日美の復讐がいかに一般人の考える復讐と違って、良くいえばピュアでストイック、悪く言えば非現実的なのかがわかる。
大人はひとつの事をそこまで思い詰められない。
生活がある、生きていかなきゃならない雑事がある、自分を心配してくれる人への配慮があるからだ。
だが、前回の感想で書いたように、彼女の復讐はまだ未成熟な、「少女の復讐」だ。
心が15歳のままであるがゆえに、それらを一切排除した明日美の「復讐」に、はたして西門は最後まで付き合ってやれるのだろうか。

もう一回くらい裏切りエピソード欲しいよなーなどと鬼畜な事を思わないでもない。

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