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「大川端探偵社」#8 クウガやってましたから(違

Posted by Lazyrose on   2 comments   0 trackback

うわー、ロンタイのスケバンですって! さすがおっさんホイホイの「リバースエッジ」(笑)
でもこれ20年前の設定ってちょっと無理がないですかね。だって20数年前ってもう「平成」なんですよ(orz)
これは昭和だろう、昭和。それも50年代とかあのあたりだよ。なあ?
ああ、ひょっとしたらこのドラマの作中時間そのものが今から10~20年くらい前なのかもしれんなあ。



さて、原作では、現在の麗子さんは姿を現さず、過去のスケバンそのままの姿で依頼人の夢を壊さずに終わる、らしい。
その終わり方もいいけど、それで終わらせないのが大根監督の(毎度の)手腕で。
がっちりネタばらしした上で、依頼人と探し人の現在を肯定してみせた。

「自分は生まれ変わった」と繰り返すわりに、土下座して万札出す梶原は根本的なところが変われていなかったのかも知れない。
一瞬にしてかつてのスケバンに戻った麗子さんの一喝で、これでようやく彼は、本当に変わったのだろう。
そして、その麗子自身も。

「私はスケバン麗子さんのおかげで生まれ変わったんですよ」
「あの頃の自分は忘れたいと思ってたんだけど、あなたのお役に立てたんだったらそれはそれで良かったのかもね」


このやりとりのために、「その後」をくっつけたんだろうなー、今回は。
「話の結末は見る人次第」だった前回とは対照的に、結末のその後までをも描いたのが今回だ。
これが蛇足にならないところが凄い。ていうか、むしろ再会してからが本題と言っていい。

過去の自分をありのままに受け止めることは、なかなか難しいことだ。それはつまり現在の自分をもありのまま受け止めるということだから。
でも、昔の自分は、情けなかったりバカだったり、そりゃもう恥ずかしい存在だけども、それがあったからこそ今、いっぱしの大人になることができたわけで。
荒んでいた自分の過去を愧じていただろう彼女にとって、梶原の言葉は昔の自分への救いだったろう。
おっさんおばさんになるってのはそう悪いことじゃないんだぜ。
このドラマはそういう風に、登場人物や視聴者を包み込んでくれる。

そういえば3話で、趣味も友人も恋人もいない朴念仁の依頼人のことを所長が「いっそ面白い」と評価していたのを思い出す。
小さかったり醜かったりつまらなかったりする人間の本質を、決して否定することなく温かく迎えてくれるのが「大川端探偵社」で、それは要するに所長その人の温かさなんだろうなあ。
そう、まさに所長みたいに懐が深くて広い、茶目っ気もあれば凄みもある「カッコイイじいさん」になるためには、まず「カッコいいおっさん(おばさん)」にならなくちゃいけない。
若さがすべてとか思い込んでる年代にはわからないかも知れないが、人間と言うのは成熟するために生きているのだ。おまえら(未熟でこっ恥ずかしい)ピッチピチの若者に存在意義があるとするなら、それはいい男、いい女、いいおっさんおばさんになるための修行期間なのだ。
修行せいw

‥‥でも「(ヤクザ相手なら)俺の出番かー」とかいっていきなり組長に電話しちゃったりするようなカッコイイじいさんにはそうそうなれそうもないけども(笑)。あー所長マジかっけえわ。

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(クリックで倍)


それにしても、今回も奮いつきたくなるようなかわいらしい村木がいっぱいでしたなあ。
オダギリファン的には大漁回であった。
枕を蹴飛ばされて「うわああ」と情けなく飛び起きる姿にまずほんわかするし、まるで兄妹喧嘩みたいなメグミちゃんとのやりとりも微笑ましい。
ヤクザの幹部と差し向かいになったシーンでは、目の前で舎弟が殴られてびびる表情がなんともいえず、だがそれよりプリンアラモード喰う幹部がさらに可愛いかったりでもうなあ。

何と言っても今回は空手コスプレだ。微妙に似合わない胴着でやる気ゼロの正拳中段突きには思わずM4胴着買おうかと真剣に悩んだ(笑)
師範代に「ちょっとやってたでしょ」と訊かれて(「ええマイティで3トンでしたからねえなどと応えてはいかんな、特オタだと思われる)ぼへーっと「見よう見真似で」と応えるカーリー頭。見ようによってはほんとにデリヘルのマネージャーが健康に目覚めて運動始めたように見えるから不思議。不思議でもないか、不健康不健全なオーラにじみ出してるもんな、探偵。

でも、本編のどんな素晴らしいシーンよりも威力あるのが、毎度のことながらエンディングだ。
あれは何ですかね、あの「サニーサイドメロディ」聞きながら、くーかくーか寝てる村木を眺めていると、ありとあらゆる苦悩とか煩悩とかドラマの考察とかどうでも良くなって、「ああ、いい一日だったなあ」とか納得しちゃうんだよ。あれ、催眠術かなんかじゃないの?
しかも今回「お昼寝村木くん百態」がいつもより長かったもんだから、ほんの二時間前に熱狂した黒目西門がどっか飛んじゃって困ったわ、かなり本気でw

Comment

sannzi says... "ハザマ"
さすが、ボーダー世界、
平成でも昭和でもない、そのハザマの世界の物語。
だとすると20年前に麗子さんがロンタイJKだったとしても変ではなかった、というかそういう世界の物語なんだと思うと妙に納得できます。

とわ言え、ロンタイ麗子さんが出てきたときは足元が中に浮くぐらい驚きました。
原作を知らない特権というか・・・
しかしボーダー世界はすっかりSFや超常に行ってしまってはいけない、あくまでこの世に根ざしていなければ面白さ半減と思っていたので(ネタばれに成るので此処はカット)
真相が解った時はホッとしました。

その後が原作に描かれていなかったと言う事は、監督が描きたかった主題は、その後の部分だったのでしょうね、と之も納得。

クウガと言えば、あのドラマも主役がくーかくーか寝てるエンディングでしたね(^^
最初見たとき何だ之はと驚いたのを覚えています。
きっと大根監督さんも好きで観ていたのではと推測しました。
2014.06.10 07:38 | URL | #u2lyCPR2 [edit]
rose says... "なるほど"
>sannziさん
ハザマのせいか‥‥そういう事でいいか(笑)
神田明神の夜景、とても美しいシーンでしたねえ。幻想的なオチかと思わせたうえでがっつり現実に根ざした結論を用意してるところがいいですね。
監督、ボーダー系とかほのぼの系とか色々用意してくれてますけど、大本のところは「現実見て大人になんなさい」という意図があるのかも知れませんね。

そうだ、クウガのエンディングもぐうすか寝てた! そうだったそうだった!ヽ(・∀・)ノ
うーむ、監督四十代だったし、確かにアレの影響ある気がしてきました。そうだといいなあ!
2014.06.10 19:54 | URL | #4SZw2tfw [edit]

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