Poizon of rose

蜜×毒なイラストとかOJとか

スポンサーサイト

Posted by Lazyrose on

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「アリスの棘」 #10 ドS西門大暴れ

Posted by Lazyrose on   0 comments   0 trackback

「アリスの棘」がとうとう最終回を迎えた。
全10回という、イマドキの連続ドラマとしても決して多くはない話数の中で、驚くほど充実したエピソードといい、スピード感のある展開といい、オリジナル脚本という点を差し引いても充分に楽しめる濃いドラマだったと思う。

しかし。
世間の反応はわりとまっぷたつというか、むしろ「どこが痛快な復讐劇なんじゃい!」という意見がやや優勢。
これはまあ、公式がさんざん煽ってきた「誰も予想しない意外な真相」が全然意外じゃなかったことへの失望感だよなー。

鈍い自分ですら、かなり早い段階で養父の挙動不審は怪しいと思っていたし、ただのパパンに梅雀さんを使うとは思えなかったし、テーマが「父と子」「家族」ってのが浮き上がってきたあたりから、
「ということは、これだけ怪しいと思わせる養パパは逆に黒幕ではない」
などと深読みしていたくらいだ。
掲示板やツイッターでは「養パパの店の名前カンパーナがスペイン語で『鈴』なんだけど」みたいなコアな情報まで回っていて、正直この展開はものすごく予想のうちだった。
製作側はネットに生息する視聴者の推理力とそれを共有するSNSの力をあなどりすぎたと思う。

ていうかさ、まあ、正直ぶっちゃけた事をいえば、カタルシスが足りないんだよ。
養父は「黒幕」といわれる器の人間ではない。
どう考えたって奥さんに責められるのが辛いからって他人の娘を奪って、脅して、違法な臓器移植をしてそれを隠蔽するために次々と他人を陥れていた有馬の方がキチガイだし、悪じゃないか。
最後の敵として復讐されるにふさわしいと思うんだよ。
その有馬があっさり小物扱いで殺されてしまった事が、この最終回への不満の根本的なところではないかと思う。

15年間悩んで悔やんで、明日美を引き取って育てることで贖罪をこころみて、日々努力していた養パパが最後の復讐のターゲット、というあたりでなんだか見てる側は胃が痛くなるんだよ。
そりゃあ娘の命を盾にされたとはいえ、殺人に加担したのはいかんよ。しかもその後磐台と有馬を殺したのは、殺人を止めるための殺人という、間違った行為だ。
明日美が「15年間騙された」と怒るのだってしょうがないとは思うよ。
でもなあ、それってほぼ有馬が巻き込んだことだからなあ。

ここはひとつ、有馬がしぶとく西門の凶刃をかいくぐり、法の穴を抜けくぐり、
「お前達ごときに私の鈴への愛を止められるものかはーははははは!」
とか高笑いしてるところで、ニヤリと明日美が「私の養父が証人です!」とか言って、養パパが自分と有馬の罪を暴露するとか(鈴ちゃん倒れるかもしれんが)
いっそこれまで影も形も出なかった黒幕病院長が登場して
「磐台なぞ我ら悪徳病院経営者四天王の中で最弱‥‥じゃなかった、有馬ごときを倒したくらいで私を追い込めると思うかわーはははは!」
とか高笑いしてるところで、ニヤリと西門が「でももう輪転機回ってますし!」とか言って、ええとなんだかわからんがとにかくこれをやっつけてスカッとして終わり! とかそういうのを、視聴者は望んでるんだよ。

いやむしろ有馬だか病院長だかに灯油かけて教会ごと炎上させて終わらせればよかったんだよ!

‥‥でもまあ、そんな望みを口に出したら人としてアカン、とわかっているので皆やっぱこれでいいんだよウンって納得してるの(笑)
だってこれはそもそも厨二病促進ドラマじゃないんです。
最初から出演者達が語っているように、明日美の成長ドラマであり、赦しと再生のお話なんですからね。


で、まあそのへんの事はさておいて、我らが西門君。
にしかど君! そう、西門君だけは視聴者の期待を裏切りませんでした!

予想通りに養父がメリーゴーランドから出てきて、視聴者が軒並み「あ~あ~‥‥」とダレたその瞬間、いきなり明日美に当身をくらわす西門!
「ええええええ! まさか西門グルだった?」
「やっぱりウラギリジョーかっ」
「オダジョーなんでー!?」
「オダジョー!!」
とパニックを引き起こしただけでも西門偉い! よくやった!
実況板でもタイムラインでも、一番盛り上がったのこの瞬間じゃないか。
(てかみんなちゃんと西門って呼んでやれよ、オダギリは何も悪いことしてねえよw)


皆さん覚えてらっしゃるかしら! ほら、ほら自分がいつだったかほざいていた

「オノレの復讐のために俺は鬼になる」展開

実現しましたよ、ほんの一瞬だったとはいえ(笑)
養パパをガシガシ足蹴にして縛り上げて(ネクタイ外しへの反応多数)罵って怒鳴りつけてあげくに丸焼きにしちゃおうっかな~♪ みたいな鬼畜西門きましたよーーーー!(絶叫)

140617-blog1.jpg



‥‥まあ、わざわざ明日美に連絡を入れ、わざわざ彼女の到着を待ち、ことさら「止める気じゃないよね?」などと念を押してる時点でホントにやる気はないわけで、(ホントに殺るならカッターなんだよ。チンケなその時たまたま手にしていた武器使うんだよ。わざわざ教会に下見に来るとかねーわ)
これまでさんざん「復讐が終わったら君は普通の女の子になるんだ」「食いたいもん食ってやりたい事やれ」と、洗脳のようにいいきかせ続けてきた西門ですから、明日美を普通の女の子に戻すための儀式だったのだろう。
不思議の世界からアリスを現実に戻したのは西門だったのだ。

そうそう、作中ずっと養パパが作り続けては明日美や西門に不評を買っていた羊のパイ。
羊パイがあるからには「白の騎士」はおいちゃんなんだろうなーと思っていた。
でも前回の脚本表紙がカッター持った白の騎士だったのを知って、なんでやー! とのたうっていたのだが、ここにきて腑に落ちた。
養パパはずっと明日美を「復讐の世界」から抜けださせたかったんだ。
そのために彼女を気遣い、愛してやまなかった、養パパこそやはり白の騎士だったんだ。
でも、彼は明日美から父親を奪い、笑顔を奪った犯人でもある。
だから彼女を気遣い、見守り、支える白の騎士の役目を西門に担わせたんだなあ。


「明日はきっといい日になる」とか、「悲しくなったら、あの虹を思いだそう」とか、正直きいててこっ恥ずかしくなるようなエピソードだけれども、まっとうで常識的で幸せな世界に戻った明日美を、これからも西門は見守って支えていくんだろう。
明日美と西門のロマンスを期待する人は多いと思うが、自分はふたりはそういう関係にならない気がする。
西門にとって明日美は死んだ妹の代わりに愛をそそぐ対象だろうし。
明日美にとっても西門は父親の代わりなんじゃないかなあ。

明日美ちゃんにはもっと、善良で素直で頼りないけど絶対に彼女を守る、そう、磐台ムスコのような男の方が恋愛対象にはふさわしいと思うんだ。
そう思ってみると、返す返すも磐台ムスコの死は惜しかったと思う。
(とか言ってるわりにいまだに名前を覚えていないのは好みの問題だから気にしないでくれw)

140617-blog2.jpg


それにしても、女の子を殴って気絶させ、車椅子の病人ともども放置して、あげくに人の頭から灯油をぶちまけて火達磨寸前にしておいて、しれっとした顔で

「君は止めるだろうと思ってたよ」

‥‥ひょっとしてこの男に比べれば、磐台教授や有馬教授なんて可愛いものだったんではないだろうか。
Sですよ。ドSです。
ぶっちゃけどっかの国際テロリストよりよっぽど怖いですこの人。

おまけにあのツンデレ明日美ちゃんを掌で転がすような扱い! 痛い目にあわせたうえで説教していう事聞かせる式の調教方法(調教言うな)!

うーむ。全10回くまなく視聴し、ワクワクドキドキはらはらしながら見守った感想の、行き着く先が「西門ドS」結論でいいのかちょっと悩みながらも(笑)最終的に西門が大変美味しい男だったという事がわかって満足だ。
西門を演じたオダギリは言うまでもなく、主演の上野さん、梅雀さん、國村さんのものすごい演技を堪能できた、とても良いドラマだった、と思う。

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://lazyrose2007.blog115.fc2.com/tb.php/460-5251480e
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。