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「ムジカ・ピッコリーノ」#20 気ままな旅がこよなく似合う男(結論)

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前回の大団円からの、誰もが見たかった「くやしがるローリー司令官w」をきっちり入れての総集編。
いや、総集編というか、この4期ピッコリーノでは何を描きたかったのか、というテーマを浮き彫りにしたエピローグという形だった。

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あの騒ぎの中でローリーちゃんへのメッセージまで残すとかどんだけ有能なのかとw

これまでの「ムジカ・ピッコリーノ」は全部見ていたわけではないが、大雑把な自分の感想は

1期は右も左もわからないアリーナちゃんがムジカ・ドクターに憧れて新しい世界に飛び込む話だった。
2期ではそんなアリーナちゃんの友情とか葛藤とか挫折とか、成長ドラマ的な要素が加わっていた。
3期は治療対象がピリオド・モンストロに替わったりして、やや世界観や番組の構成が変わった。
4期は3期の構成をふまえた上で、ストーリー性、ドラマ要素を振り戻した、ような感じだ。

そして、ミステリアスなMr.グレープフルーツ(=ドクトル・ジョー)という人物を登場させたことは、4期のアリーナの成長部分をわかりやすく、芯の通ったものにしていたように思える。

今期を振り返る、アリーナの期末レポート。
Mr.グレープフルーツのブートラジオを受信してから出会ったこれらのモンストロと楽器と奏者を紹介。
ジョーがいなかったら出会えなかった‥‥といいつつ、

「思い返せばジョーに振り回され続けた数ヶ月でした」

おおまったくだ! 視聴者もジョーに振り回され続けたわい。

正直1話めを見たときは
「初回は出ないだろうな、ラストでちらっとほのめかす程度かな?」
などと思っていた。
まさか冒頭からブートラジオで聞いた声が流れてくるとか、
いつもこそこそ隠れてメロトロン号追っかけてるのに視聴者にはちゃんと「今日の〆」みたいに顔出ししてくれるとか、
気付いたらアリーナちゃんの専属家庭教師で準レギュラーどころか影の主役とか夢にも思わんかったぞ!


終わってみれば1話めから最終話まで、全編Mr.グレープフルーツまみれ、ドクトル・ジョーがまんべんなく登場する素晴らしい番組だった(オダギリファン的に)。

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タイトルの「ジョーのおくりもの」というのは、アリーナちゃんとリヒャルト船長の会話で語られていた。

「アカデミーで学ぶだけではダメなのかもと思った」
「自分の道は自分で見つけなければならない」

うん、ドクトル・ジョーと出会ったことで、また少し成長したアリーナちゃん。
きっとこれからも成長し続けるのだろう。
最後は全員で「練習練習!」という流れで特別演奏。
「EIGHT MELODIES」という曲はゲーム「MOTHER」の楽曲だそうで、おそらくリヒャルト船長役の鈴木慶一氏絡みで取り上げられたのだろう、というのはタイムライン情報。
でもゲームを知らない自分には、そのへんの感激は特に無く、むしろその歌詞が響いた。

メロディーを奏でよう むずかしく考えなくていいんだ
いくつかの言葉と 優しいハーモニーがあればいい

まるでこの歌詞こそが「ジョーのおくりもの」のように聞こえてくるではないか。

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ええと、それではここで17話の時点で並べてみた「謎」を振り返ってみよう。


・ジョーの正体は何なのか

ローリー司令官の同期。
正式な身分は不明で偽ドクター扱いされているが、捕まえたマラケッチョを治療しようとしていた節も‥‥。

・ジョーの目的は何だったのか

メロトロンのモンストロ・マボロシを治療したかった。
メロトロン号につきまとっていたのは幻のモンストロ治療に多種類の楽器が必要だったから。

・なぜジョーはアカデミーを途中で飛び出したのか

不明。

・ジョーと司令官の過去はどんなだったのか

おおむね優秀なジョーにローリーちゃんが対抗したあげくいじられる関係だったらしい。

・ジョーはなんの楽器を演奏してくれるのか

してくれんかった‥‥(´・ω・`)

・アリーナちゃんの初恋は実るのか

未満だった‥‥(´・ω・`)

‥‥未解決事項が多すぎる!ヽ(`Д´)ノ

というわけで5期希望! 5期大希望!!
どうやら次期があるかどうかは視聴者次第らしいので、皆さんぜひ公式サイトに直訴をしましょう!
(何しろ恥ずかしがりやさんのこの自分が堂々と「ジョー」呼ばわりできる実に希少なキャスティングだ)
個人的にはとりあえずゴンドリーさんがユーフォニウムのモンストロと出会えなかったので5期はある! と踏んでいるが(笑)、メロトロンを治療してしまったので「メロトロン号」の役割はもう終わっちゃったかもしれない。

‥‥いや、ジョーと司令官のスピンオフでもいいんだけど‥‥(´・ω・`)

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そんなこんなで、さまざまな楽器の知識と、一流の演奏者による楽曲演奏と、スチームパンク世界のビジュアルを楽しめておまけに最初から最後までオダギリジョー出ずっぱりという世にも贅沢な子供向け番組「ムジカ・ピッコリーノ」4期はこれでおしまい。とてもお洒落で素敵な番組だった。

最近のEテレは「ピタゴラスイッチ」や「デザインあ」「日本語であそぼ」など、子供向けとは思えない、いや子供向けだからこそのわかりやすさと遊び心が溢れる番組が多い。
この「ムジカ・ピッコリーノ」もそうだ。
要所で使われるモンストロの絵といい、ドクトルジョーの設定といい、「いい大人が本気で作る子供番組はクオリティ高い上に細部のこだわりが半端ない」ものだと真剣に思う。
通常の番組だと流しちゃう部分を、子供相手だからこそ逆に流せないのかも知れないな。

そんで最後の〆はやっぱり

「あなたのラジオにこんにちは。Mr.グレープフルーツです」


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小粋だね。

Comment

sannzi says... "お洒落で小粋"
そうそう、今回のピッコリーノをまとめると、お洒落・小粋、この二言で見事に表現出来ますね。
音楽とか衣装とか背景画ばかりでなく、番組の醸し出す雰囲気がとてもお洒落でした。


今回の気合の入ったroseさんのブログ記事も、最終にふさわしい見事で分かり良いまとめだと思います。
あのシーンこのシーンが蘇って来ました。
改めてオダジョーさんと言う新キャラを、この上なく使い切った番組制作者の手腕やセンスの良さを感じる事ができました。

「MOTHER」は知っていたのですが、まさかリヒャルト船長が作曲されたとは知りませんでした(^_^;)
「ジョーのおくりもの」を良く言い表せていた歌詞でも有ったのですね・・・

まだまだ解けない謎が有るようだし、その後のアリーナとジョーの成り行きも気に成るし、是非とも続編を作っていただきたいものです。
まあ、なによりroseさんの明快な感想ブログ記事も読みたいし(^^
2016.09.08 23:15 | URL | #u2lyCPR2 [edit]
rose says... "有難うございますうう!"
>sannziさん
とうとう最終回にたどり着けました!
毎回お付き合いくださって本当に有難うございます。感想書くの遅れて辛かったんだけどsannziさんに叱られる!(笑)とか思って自分を励ませました!

わずか10分という尺の中で、だからこそ必要充分なエッセンスだけを凝縮して作ったドラマでしたね。
スチームパンクをこういう形で使うということ自体がほんとセンス良いと思います。「ルパン三世」とか「ヤッターマン」とかでアメコミ的なテイストを子供が学んだように、「ムジカ」でスチームパンクが普通に子供たちの共通認識になるのかなあと思うとワクワクします。
そしてちびっ子(特にオナゴ)の中でカッコイイ男性観が育ってくれるのではないかと、むふふ‥‥。

いや、それにしても前回今回sannziさんのおかげで大変重要な録音再生アイテムを絵に使えて有難かったです。一緒に楽しんでくださって有難うございました!

‥‥さ、さあてそろそろP11すーぱーふらいれんだーと向き合わないとなあ‥‥(;´∀`)
2016.09.09 00:12 | URL | #4SZw2tfw [edit]

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