Poizon of rose

蜜×毒なイラストとかOJとか

「第11回和風展」その1 窮すれば神仏に通ず

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今年は諸般の事情で例年の3月ではなく5月開催となった「和風展」。
もはや希少なPoser(および3DCGソフトウェアを使用した)イラストの展覧会だ。
会員登録しなくても閲覧可能なので、関係者以外の方たちもぜひご覧あれ。

Wafu11L.jpg


さて、恒例の制作裏話。

実をいうと4月に入った時点でワシの頭は完全にオールド・ラテンに支配されていた。
流れる曲はマンボにサンバ。
「Manbo No.5」だの「El Mambo」だの、あの高橋大輔が2011年のショートプログラムで「チャッチャッチャララララッ ウッ」ってやってたあの辺だ。
イエー! ラテン・スタンダード万歳!
おまけにドラマ「Crisis」にハマって描きたいものといったら公安機動捜査隊特捜班一択状態。
ワシの意欲はマンボにスーツにガンアクション。戦国も幕末もまったく眼中になく、

史上稀に見る血中和風濃度欠乏状態

やばい脳細胞のどこをどう探しても「和」がみつからない。

それでも3月時点から温めていた構想があったのだが、初日に投稿された作品見てたらネタもろかぶりしていたという衝撃。
うわああああああ! 無理やりひねり出した和傘エロ構想撤退! 撤退! 逃げたんじゃない、これは戦略的撤退であるー!

そこからもう、半泣きになりながら「和風」ぽいものを探しましたよ。
そんなこと言って実はサボッてたんだろうって?
実はちゃんと証拠がある。
なにしろ今回投稿した3作品の前にすでに6作くらいレンダリングしていたのだ。

日本道路公団が管理してるブツ使えば「和」にならんかとか。
170613-blog1.jpg

新宿のピンサロ前でたたずむヤクザはどうかとか。
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いっそのこと上代まで遡って古事記の男の娘ネタはどうかとか。
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※小碓命は結局もう一度取り上げることになるが、この時点ではHiro4使って「美少年」にしていた。
しかもちゃんと上代の衣裳と背景用意していた。

どうです。ちゃんとシーン作ってたんだエライだろう(棒

しかしどうにもピンと来ない。
しかも(例によって)ダイナミッククロスのシミュレーションに嫌気がさした。
何十回やっても思うようにいかない!
何とかまともにシミュレーションできたと思ったら小道具化保存する方法忘れた!
どういうことだP11だと何か違うのか? 調べてる暇なんかねえよ!ヽ(`Д´)ノ

すでに和風展はスタートし、続々と作品が投稿される中、窮地に陥った自分が思いついたのは

ダイナミッククロスがだめなら服着せなけりゃいいじゃん!

という荒業だった。
裸で許される存在。これはもう仏像しかあるまい!

てなわけで、血中和風濃度ゼロから無理やりひねり出したのが1作目の「水月観音」
元画像はこんな感じ(1/10スケール)

170613-blog6.jpg

投稿コメントで述べたが、水月観音は法華経に出てくる三十三の観音のひとつだ。
日本で有名なイケメンの仏像といえば興福寺の阿修羅像、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像、東寺帝釈天あたりだろう。
しかし、知名度は低いがワシ的にダントツ一位のイケメン仏像といえばネルソン・アトキンズ美術館収蔵のこの水月観音像だ。
半膝立ててしどけなく、さもリラックスしているように見せかけて実は正中線の通ったこの絶妙な仙人ポーズのバランス!
頭のてっぺんからつま先まで優雅にしてみなぎるパワーとこの気品!

これだ! ワシが描きたいのはこういうエロスなのだ!

と、いうわけでとりあえずヒラヒラだのキラキラだの仏様っぽいアイテムをかき集めてポージング。
そして肝心の観音様のモトになったのは

170613-blog5.jpg

うわあ、生々しい(笑)

ところで昨年までのワシと、Poser11Proを手に入れた今年のワシでは大きな違いがある。
それはSuperflyレンダが使えるということだ!
そう、昨年暮れにヒーコラいいながらSuperflyレンダに挑戦し続けた「P11奮戦記」あの激闘はいまここで

「今年はSuperflyレンダだぜ!」

と威張るためにあったのだ!

てなわけで、モデルにした水月観音像は木製だが、衣裳・背景・小道具すべてテッカテカのメタリックマテリアルで未来的な観音様に仕立て上げることに。

コメントでniseisyaさんから「リボルテックタケヤを思い浮かべた」と鋭い指摘があったが、ビンゴです。
イケメン仏像といったら海洋堂リボルテックタケヤの造形作家・竹谷隆之氏が生み出したあの仏像シリーズだ。
あああ阿修羅カッコイイ迦楼羅カッコイイ軍荼利明王かっこいいい(武闘派ばっかかよ!)

というわけでマテリアルルームでだいへんしーん!

170613-blog4.jpg
メタルマテリアルをあれこれ調整し、元の肌テクスチャとミックスしたりとかまあいろいろ。

そんな経緯があったもんだから、当然のように男性ホルモン強めの観音様になった。
「観音様の腹筋割れとる‥‥」
というご感想ありがたくお受けしましょう、はい割りました。

ちなみに観音様に性別はないが、華厳経に「勇猛なる男子(丈夫)、観世音菩薩」とあるように、もともとは男性であった説が有力なのだ。
まあ男中心で世の中がまわっていた時代には優しげな慈母観音的なイメージの方がウケが良かったのだろう。
古い木造や銅像や絵は女性的な造型になる例が多い。
だがワシは女なのでイケメンしか認めん!

そんなこんなでイケメン観音様のできあがりだ。
これは声を大にしていうが今回の作品はKyotaroさんのP11用マテリアル集「KYO’s Superfly materials 01 - Rosy」無しには成立しなかった。
ありがとうKyotaro博士!
おかげさまで1作は何とかクリアしたぜ!

(以下、その2につづく)

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